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好きな相手の気を惹く方法6つ

好きな相手の気を惹きたい、と思うことがないだろうか。

恋愛を求めている人にとって、そう思うことは普通のことだ。だが、ただそう思ってやみくもに行動しても、結果は出ないだろう。そんなときは、安易な自己顕示をしてしまいがちになるためだ。具体的には、(努力なしでできる)目立つ行動をしてみたり、自慢をしてみたり…ということになる。

今回は、本当に役に立つ「好きな相手の気を惹く方法」について書いてみたい。

目次

好きな理由はわからない

好きな理由はわからない

好きな理由というのは、よくわからないものだ。

たとえば、あなたが誰かを好きになったとしよう。なぜその相手が好きなのかについて、言語化できるだろうか。理屈よりも感情が先に立つので、言語化はむずかしいはずだ。また、付き合っている相手に、「自分のどこが好き?」と聞くことがあるかもしれない。そのとき相手は、明快に「○○が好き」と答えられるだろうか。逆に、そう聞かれたら、あなたはどのように答えるだろうか。

スッと答えが出るというよりも、ひねり出す形になるのではないだろうか(笑)。そして、「やさしいから」などという、(あまり意味のない)とってつけたような答えになるものだ。好きという感情は、相手の情報を取り込んで、自分の中で化学反応を起こした結果、生じるものだ。反応はブラックボックスの中で起こるので、何がどうなりそうなったのかについては自分でもわからない。

※本当の好きな理由は、自分でもよくわからないのだ。

外見や内面を整える

相手に好きになってもらうためには、化学反応を起こしてもらう必要がある。

そのためには、自分を取り入れてもらわなければ始まらない。自分を取り入れてもらうためには、外見や内面をある程度整えることが必要だ。どちらにしても、「相手に不快感を与えない」ということがポイントになるだろう。まずは、加点を狙うより守備を固めよだ。

外見でいえば、自分を知り自分に合ったメークやファッションをする。スーツであれば、高級かどうかよりも、自分の体躯にフィットしているか、清潔感があるかどうかの方がはるかに重要だ。動作の美しさというのもポイントになる。

内面でいえば、コミュニケーションの的確さや誠実さ、相手に対する気配り・やさしさなどが大事になる。外見と内面は、どちらが欠けてもダメだろう。持って生まれたものは変わらないが、そこを変えようとするのではなく、努力で改善が可能な範囲で外見や内面を整えればいいのだ

※外見と内面のどちらかが欠けると、なかなか好きになってもらえない。

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単純接触効果を利用する

単純接触効果は、利用すればいいだろう。

これは、何度も顔を合わせていれば、好感度が自然に上がる…というものだ。学生のころの話だが、バス停でよく一緒になる知らない学生がいた。当初は特に話をする、ということはなかったが、何度も顔を合わせるうちに、自然に話をするようになった。お互いが単純接触効果により、相手に対する好感度を上げたせいだろう。

男女の付き合いにしても、同じクラスや社内で普段顔を合わす同士が付き合う…というケースが多い。ほかに異性との出会いの場がないから…という理由もあると思うが、単純接触効果も働いている。

※ただし、外見や内面を整えていることが前提になる。

ミラーリングを使う

ミラーリングとは、相手の動作を真似することだ。

たとえば、自分がやや前のめりになって話しているときに、相手が背もたれにもたれかかって後傾のポジションをとっていると、どう感じるだろうか。はた目からは、男性が熱心に口説いているのに、女性が乗り気ではない…という風に見える(笑)。

それはともかく、前のめりで話している方としては、気分がよくない。相手も同様に、やや前のめりになって聞いてくれれば、気分がよくなるだろう。このように、相手の動作を真似れば(相手の動作に同調すれば)相手の自分に対する好感度が上がる、ということがある。

※ただし、ネガティブな動作を真似する必要はない。

ボディタッチを使う

これは、女性のみが使える手段だろう。

男性は、女性に手をさわられるとドキッとする。相手が自分の守備範囲の女性(取り入れまで進んだ女性)であれば、尚更ドキッとする。女性からさわられる機会がないということもあるし、(思わぬ形で)人とのつながりを感じることができた…ということもあるのだろう。

もしかすると、気があるのかな…と思うこともある。そう思えば、相手を意識することになる。また、おもしろいことに、ボディタッチをすれば、相手がそのボディタッチに気が付かなくても、相手の好感度が上がる…ということがある。この心理メカニズムはよくわからないが、頭で気付いていなくても、身体で気付いている、ということだろうか。

※女性から男性へのボディタッチは有効だ。

何かをしてもらう

自分のために何かをしてもらう、という方法もある。

相手のために何かをするではなく、「自分のために何かをしてもらう」ということだ。何かを貸してもらう、仕事を手伝ってもらう、学生であれば、ノートや宿題を見せてもらう…などだ。

これが上手くいくと相手は、「どうして○○さんのために、自分が動いているのだろう」と思う。友達だから、同僚だから、頼まれたら嫌と言えないから…など答えは色々あるが、「その人のことが好きだから…」と考えれば、行動と認知の不協和を解消できる。なので、量や質的に適切な依頼でかつ、相手が自由意志に基づき引き受けたのであれば、相手の気を惹く可能性があるのだ。

※強いるような依頼では、あまり効果がないと思う。

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自己肯定感を上げる

自己肯定感が低い人は、自己肯定感を上げておきたい。

自己肯定感が低く、ネガティブで自信がない…という人に魅力を感じる人はあまりいない。いわゆる「パッとしない人」に惹かれる人はあまりいないのだ(相手に自分を取り入れてもらえない)。

自己肯定感を持てば、相手の言動に敏感に反応し傷ついたり…ということがなくなる。それは、適切なコミュニケーション、笑顔のあるポジティブなコミュニケーションにもつながる。先に、「内面でいえば、コミュニケーションの的確さや誠実さ、相手に対する気配り・やさしさなどが大事になる」と書いたが、自己肯定感を上げることは、内面を整えることにもつながるだろう

※自己肯定感は、すべての土台になるものだ。

まとめ

今回は、好きな相手の気を惹く方法について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)外見や内面を整える、2)単純接触効果を利用する、3)ミラーリングを使う、4)ボディタッチを使う、5)何かをしてもらう、6)自己肯定感を上げる、の6つだ。

先に書いたように、好きという感情は、相手の情報を取り込んで、自分の中で化学反応を起こした結果、生じるものだ。なので、自分を好きになってもらうためには、まず、自分の情報を取り込んでもらい、相手の中で化学反応が起きなければいけない。その助けになるのが、今回述べた6つだ。

今回の記事:「好きな相手の気を惹く方法6つ」