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心を許した相手が見せるサイン5つ

相手が自分に心を許したかどうか知りたい…と思うことがないだろうか。

恋愛シーンでは、男性が女性に対し、女性が男性に対しそう思うことがあるだろう。

恋愛シーンでなくても、人間関係においてそういうことはある。相手が心を許したかどうかわかれば、(相手と親しくなるために)自分がどのような言動を選べばいいか、ということが自ずとわかってくるためだ。今回は、心を許した相手が見せるサインについて書いてみたい。

目次

心を許すの意味は…

自分に心を許した後輩

心を許すとは、「打ち解ける」という意味だ。

打ち解けるとは、警戒心がなくなり(小さくなり)気を許す、という意味だ。

なのでその状態は、当初の警戒レベルを下げ気を許した状態、とできる。たとえば、Aさんがあなたに気を許したときは、Aさんはあなたに対し、心身ともにリラックスした状態になるだろう。

※心を許したから恋愛に発展するか…は、別の話になる(友達関係でもその状態だ)。

相手に変化が生じる

相手が自分に心を許すと、相手の言動に変化が生じる。

以前、会社に来る保険のお姉さんがわたしに対し、「そちらから(はじめて)話しかけてきたね~」と、からかい半分で言ってきたことがある。

たしかにそれまでは、向こうから話しかけてくることはあったが、こちらから話しかけることはなかった。

何度も顔を合わすうちに、だんだんとこちらの警戒心が薄れ、親しみを感じるようになった。そして、その感情が「こちらから話しかける」という行動(変化)につながった、ということだ。

※この場合は、単純接触効果のためだろう。

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距離を縮めようとする

相手の言動の変化だが、これまでより「距離を縮めようとする」ということだ。

距離というのは、心理的・物理的な距離のことだ。

心理的な距離を縮める、というのは、たとえば、今述べような自分から「話しかける」という行動になる。話しかけることで会話を交わすようになる⇒相手に気を許し親しくなる、というプロセスになる。

※物理的な距離については後述する。

 

心を許した相手が見せるサイン

表情の硬さがとれる

打ち解けると、表情の硬さがとれる。

具体的には、笑顔を見ることができるようになる、ということだ。

中には、誰に対しても笑顔で接する、誰に対しても笑顔を見せない、という人がいるので、紛らわしいことがあるが、それ以外の人であれば、笑顔が出る=打ち解けた、としていいだろう。

※表情が明るくなる、ということもそうだ。

言葉遣いがくずれる

相手に心を許すと、言葉遣いがカジュアルになる。

丁寧な言葉というのは、両者の関係を深める上で「壁」になったりするので、相手に好意を持ち仲良くなりたい…と思えば、その壁を自ら崩そうとする。逆に、相手と一定の距離を保ちたい、この人とはあまり仲良くなりたくない…と思えば、壁を崩さず保ったままにしようとするだろう。

※こちらが崩しても、相手は頑なに崩さない…ということもある(笑)。

反応がよくなる

打ち解けると、相手の反応がよくなる。

警戒レベルが高い場合や相手のことが嫌いな場合は、反応が悪い。

相手のことが嫌いな場合は、あえて無視する、ということもある(笑)。嫌いでなくても警戒レベルが高いと、相手の様子を下からうかがうような(暗い・緊張感のある)雰囲気になってしまう。

打ち解けると、そういうことはなくなり、お互いの反応がよくなるのだ。

相手とシェアする

相手に心を許すと、自分のものを相手とシェアしてもいいかな…と思う。

自分の持ち物を相手に貸す・あげる、ということもあるし、食事のシーンでは、食べ物や飲み物をシェアする、ということがある。

自分のものというのは、かなりパーソナルなものだ。嫌いな人とは決して共有しない。なので、それを喜んでシェアしてもいい、と思う相手というのは、かなり打ち解けた相手になるのだ。

※相手が自分から言い出すと、当該サインになる。

相手に近づこうとする

相手に心を許すと、物理的な距離を縮めようとする。

人には「パーソナルスペース」というテリトリーがある。そのスペースの大きさは、性別や性格、相手との関係性などにより変化する。

たとえば、女性よりも男性の方が大きい。外向的な人よりも内向的な人の方が大きい。また、同じ人でも、相手を警戒していれば大きくなり、相手に心を許せば小さくなる。なので、打ち解けていない初期の段階では、お互いの距離が遠めになり、打ち解けるに連れて距離がだんだんと縮まる。

相手が距離を詰めようとしているのであれば、「打ち解けてきた」ということだろう。

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調子に乗ってはいけない

相手が自分に心を許した…と感じても、調子に乗ってはいけない。

相手の気持ちはまだ不安定なのだ。ゆえに、また警戒レベルを上げるかもしれない。サインを誤認した、サインは出たけれど安定しない(たまたまかもしれない)…ということもある。

なので、(慎重に運ぶなら)相手に合わせてこちらの対応を決める、ということがいい。

たとえば、相手の言葉遣いがカジュアルになったら、こちらも相手に合わせてそうする。相手が近づこうとするのであれば、そのことを快く容認しこちらも少し近づいてみる、という感じだ。

※そうすれば、抑制のきいた(相手に敬意を払う)対応になるだろう。

 

心を許した相手が見せるサイン - サマリー

まとめ

今回は、心を許した相手が見せるサインについて書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)表情の硬さがとれる ⇒ 笑顔を見せる、2)言葉遣いがくずれる、3)反応がよくなる、4)相手とシェアする、5)相手に近づこうとする、の5つだ。

端的にいえば、その相手は心理的・物理的に距離を縮めようとする、ということだ。それを具体的な言動のレベルに落とし分解すれば、以上の5つになる。

相手が自分に心を許した…と感じても、調子に乗ってはいけない、と書いたが、自分からそうしてもいい。ただし、自分から言葉遣いを崩すとか相手に(物理的に)より近づこうとする、ということではなく、笑顔を見せたり、シェアしたり、自分から話しかけたりする…ということだ。

※抑制的に、相手との心理的な距離を縮めようとすればいいだろう。

今回の記事:「心を許した相手が見せるサイン5つ」