不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

自己嫌悪を克服・解消する3つの考え方

あなたも、自己嫌悪に陥ったことがあると思います。

普段、自分の考えていることと違うことをしてしまった…あのような言動をすべきではなかった…

言いたいことが言えずみじめな思いをした…自分の不注意から失敗をやらかしてしまった。仕事でもプライベートでも、生きているといくらでも自己嫌悪を引き寄せる出来事があります。

これまで自己嫌悪を感じたことがない…という人はほとんどいないでしょう。

※自己嫌悪は、自分の言動+思考が生み出すものです。

目次

 

自分の言動から自己嫌悪へ…

自分の言動からはじまる

自己嫌悪を克服できない男性

自分の言動+思考が、自己嫌悪を導きます。

こんなことを言ってしまった、あんな行動を選んでしまった…と落ち込むことがあります。

今から思えば、「あんなことを言うべきではなかった」、「別の選択をすべきだった…」と強く思うため、後悔の気持ちが強くなり、自己嫌悪…という形になります。また、言わなかった、しなかったことを後悔し、自己嫌悪…という形もあります。※自分のことをダメな奴だ…と思います。 

自分が行動してもしなくても、そうなることがあります。

自己嫌悪の克服が問題に

実践的には、自己嫌悪をどう克服するか…ということが問題になります。

自己嫌悪は、何らかの行動をした・しなかった結果、自分の心の中で葛藤や後悔が生まれる…それが自己嫌悪になります。その出来事を、自分が後から評価することによって生まれる感情です。

※自己評価がベースにある。

なので、出来事に対する評価の仕方、さらには自己嫌悪そのものに対する考え方を変えることで、自己嫌悪を克服することができそうです。完全に克服できなくても、やわらげることはできると思います。心がしなやかで折れにくい人は、このあたりの術を身につけています。

※自分を嫌悪しがちな人は、彼らの真似をしてみましょう。

 

自己嫌悪を克服・解消するには

覆水盆に返らず

済んでしまったことは仕方がない…と考えましょう。

覆水盆に返らずです。終わってしまったことは、もはやどうにもなりません。

あの時こうすればよかった、こう言えばよかった…まぁそこまではいいでしょう。反省することは良いことで、問題ありません。しかし、これをいつまでも繰り返し考えたり、そのために自分の評価が落ちてしまう、将来不利益を被るのではないか…などと、自ら新たな不安を生み出す。

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これでは、ダメですね。

やらかした失敗で、まわりからの評価が落ちるかもしれない。将来不利益を被るかもしれない。

その可能性は否定しませんが、それは、あなたがコントロールできることではありません。コントロールできないことに頭を悩ますのではなく、コントロールできることに頭を使いましょう

※今後の自分の言動は、コントロール可能ですね。

これからの行動に集中する

やらかした後の行動に、集中することが大事です。

コップをひっくり返して水をこぼしたのであれば、まず水を拭くことに集中しよう、ということです。

その後に何が悪かったのか反省し、同じことをしないように、改善策を立てて終了です。コップをひっくり返したことが恥ずかしい、自分はなんて間抜けなのだろう…などと考えて萎縮&自分を貶めても、まったく意味がありません。

ネガティブな思いに囚われ引きずることは、将来を毀損することになります

※将来を毀損することは、大変愚かなことになります。

自己嫌悪を感じることは…

自己嫌悪を感じることは「いいことだ」と考えましょう。

自己嫌悪を感じるということは、上でも述べましたが、出来事を評価したということです。

やりっぱなしではなく、自分なりにフィードバックをかけた、ということです。まず、この点はポジティブに評価できます。つぎに、自分の心の中で葛藤や後悔が生まれる…ということは、自分の中で理想形を持っているということです。この点もポジティブに評価できますね。

※理想を持つことはいいことです。

成長意欲の発露である

さらに、自己嫌悪を感じるということは、成長意欲を持っているからだ…といわれます。

※自分の言動を正そうとする力を持っている、とも言えます。

これはそのとおりです。「もっと成長したい・よくなりたい」、「自分の言動をもっといいものにしたい」という気持ちを持つこと自体も、ポジティブに評価できるでしょう。自己嫌悪にも、ポジティブに評価できる点があるのです

自己嫌悪を感じることは、(意外かもしれませんが)ある意味いいことなんです。

成長を後押しする「力」に

自己嫌悪が、前に進むための力になるかもしれません。

あなたが自己嫌悪を感じた時の心中を思い出してください。後悔のほかに、なんらかの葛藤があるはずです。「このままの自分ではダメだ…」という焦りのような感情でしょうか。

この感情をうまく利用すれば、人が動くための「燃料」になります。

同じ失敗を繰り返さないようにするためには、どうすればいいのか?何を修正すればいいのか?今後はどんな行動をとればいいのか?それらを考える「きっかけ」になるはずです。

PDCAを回すきっかけに

もっと言えば、人生のPDCAサイクルを回すきっかけになると思います。

Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
Do(実施・実行):計画に沿って業務を行う
Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
Action(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする
出典:PDCAサイクル - Wikipedia

※Check で自己嫌悪が発生します。

太字の部分が自分の言動にあたります。この自分の言動を不適切であった、とあとから思うため、自己嫌悪の感情が湧いてきます。※PDCAは、どんどん回した方がいいでしょう。

自分は未熟だと認識し改善の努力を重ねる。それが自己成長のプロセスです。そういう機会がやってきたと思えばいいのではないでしょうか。※良いチャンスがきたと思いましょう。

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自己嫌悪を克服・解消する - サマリー

まとめ

今回は、自己嫌悪を克服・解消する考え方について書きました。

今回の記事で述べたのは、1)済んでしまったことは仕方がない、2)自己嫌悪を感じることはいいことだ、3)自己嫌悪は成長を後押しする力になる、という3つの考え方です。

あなたは、「自己嫌悪を感じること=悪いこと」だと思っていませんか?

自己嫌悪を感じれば、何ともいえない嫌な気分になるので、そう思うかもしれませんが、上で述べたように必ずしもそうではありません。自己嫌悪を感じることにもポジティブな面があり、人生を彩る1シーンなのです

「ものごとには意味がある」という人がいます。おそらくその真意は、ものごとから「自ら意味を見出し糧(かて)にしろ」ということだと思います。実際に意味があってもなくてもいいのです。

その出来事から自分なりの意味を見出し、糧(かて)にすることが大切なのです。

この姿勢があるかないかで、成長のスピードが変わってきます。

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行動のコツ:

済んでしまったコトは仕方がない…と考え、引きずらないようにする。

※引きずると、(最も大事な)これからのパフォーマンスに負の影響が出る。

今、自分がコントロールできることに集中する(コントロールできないことは捨ておく)。

自己嫌悪に陥ることは、ある意味「いいことだ」と考える。その状況を利用することを考える。自分の言動から自己嫌悪に陥っても、それを行動のエネルギーにする。めげずにPDCAを回す。

自己嫌悪に陥ることにも意味がある。自ら意味を見い出して、糧にする。

今回の記事:「自己嫌悪を克服・解消する3つの考え方」