不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

自分のために時間を使う|他人に時間を奪われてはいけない

あなたは、自分のために時間を使う方だろうか、それとも、他人に時間を奪われる方だろうか。

他人に時間を奪われており、自分のために時間を使えない…ということであれば、時間の使い方に問題があるだろう(無意識にそうなることもある)。上手に時間を使っている、とは言えない。

時間をどう使うか…これは、人にとって最も大切なテーマのひとつだ。時間の使い方によって、人生が大きく変わってくると言っていいだろう。だが、時間の使い方について、案外無頓着な人が多いと思う。そういう人たちは、時間の使い方の重要性に見合うだけの関心を持っていないのだ。

今回は、「自分のために時間を使う」というテーマで書いてみたい。 

 

 

 

目次

 

自分のために時間を使う

誰のために時間を使う?

上手な時間の使い方をイメージする女性

時間が貴重なことは、改めて言うまでもない。

こうしている間にも、今生きているすべての人から、刻々と時間が失われている。だが、失われている時間の量が同じでも、「それをどのように使うのか」で、長期的にみれば、圧倒的な差が生じてしまう。時間の使い方、管理の優劣で差が生じるのだ。※人生に差が生じる、としていい。

どうしてそうなってしまうのか…を突き詰めて考えると、時間を自分に使うか他人に使うかの差であることがわかる。時間を上手く生かせない人は、他人から時間を奪われており、自分に十分な時間を使えていないのだ。※他人のために時間を使ってはいけない…という単純な話ではない。

時間は資源だ

時間は資源だ。もちろん、人により手持ちの資源の量には差がある。

※その量は、年齢や性別、健康状態、運などにより個々人で異なる。

自分でコントロールできない変数については、考えても仕方がない。まずは、(時間を有効に使いたいと思うのであれば)自分である程度コントロールできる変数、たとえば体調などについて、しっかり自己管理することだ。

 

 

 

優れた人は、体調管理に人一倍気を使っている。

彼(女)らは、時間という資源の大切さをよく理解し、それを守るための行動をしているということだ。早朝ウォーキングしているのは、社会的なポジションの高い人が多い…という話も聞く。

理解したら行動する

一方で、普通の人は、「理解」まではできるのだが、「行動」できない。

※誰だって時間が大事なことはわかっている。時間が貴重な資源であることも考えればわかる。

理解と行動の間には、大きなギャップがあるのだ。普通の人は、そこを(意識の力などで)乗り越える必要がある。上手な時間の使い方をしたければ、時間を資源だと思い、上手く管理した方がいい。

時間は元手だ

時間は投資の元手でもある。

元手をどのように投資するかは、あなたの自由だ。

たとえば、手元に投資資金として、100万円あるとしよう。普通預金に入れる、定期預金に入れる、外貨預金に入れる、国債社債を買う、株式を買う、REITを買う、レバレッジをかけて株やFXをやる(これは投資ではなく投機かも…)など、いろいろな投資方法がある。

リスクはさまざまだし、リターンも(リスクに応じ)さまざまだ。

長期的なリターンを考える

どんなリターンを手に入れられるのかは、基本的にはあなた次第だ。

ロクに勉強せず、行き当たりばったりの投資をしていると、賢明な投資をしている人と比較した場合、長期的なリターンの点で大きな差が生じるだろう(とんでもない差…になる)。

※短期的にみると、行き当たりばったりの投資家のパフォーマンスが、賢明な投資家のそれを上回ることがあるが、長期的にみれば(運はならされ)そのようなことはほとんどない。

何が言いたいのかというと、(時間は投資の元手でもあるので)金銭的な投資と同じく、その投資の仕方(時間の使い方)については、よく勉強し考える必要がある…ということだ

※時間の使い方や管理には、長期的な戦略が必要になるのだ。

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他人に時間を使いたくない

あなたは時間を奪われている

あなたの時間は、他者によって奪われている。

世界的に有名なスポーツ選手などが、莫大な年収を稼ぎ出すが、その年収の原資がどこから来るのか考えたことがあるだろうか。どうしてあんなに稼ぐことができるのか…と考えたことがないか?

個人スポーツの場合は、賞金、スポンサー料、メディアへの出演料(CMを含む)などが考えられるが、もっと突き詰めて考えると、大本は(ファンを含む)我々<一般人の貴重な時間>なのだ。

自分の時間が他人の原資に…

その選手が活躍し有名になることで、その選手のファンが増える。

選手のコアなファンが、直接投下するお金だけではなく、ライトなファンやその選手に関心を持つ普通の人たちが、その選手に使う時間も(富に変換する仕組みがあり←ここがポイント)まわり回って、当該選手の年収の原資になっているのだ。だから、競技の成績がパッとしないのに、年収は高いまま…というアンバランスが生じる。

※金額ベースでは、後者の方が「薄く広く」で、はるかに多いと思う。

時間がマネタイズされている

誤解しないで欲しいが、このことが悪いと主張しているのではない。

わたしも海外で活躍する日本の選手たちを応援しており、彼らのためにお金や時間を使う。

自分の楽しみとしてそうするのであって、別にそうすることで(お金や時間の点で)損をしているとは思っていない。だが、そういう現実があるということは、頭に入れておく必要がある。

上手な時間の使い方を目指すのであれば、自分の時間が他者のためにマネタイズされている、というシビアな(?)現実は理解しておきたい。ある意味、win-win なのかもしれないが(笑)。

舞台に上がることを考える

ある有名な選手に「がんばれ!」と声をかけたら、「まず、お前ががんばれ!」と返された。

これは創作のエピソードだが、まずがんばらなければいけないのは自分自身である

すでに舞台の上でスポットライトを浴びている人は、がんばったからそのポジションにいる。

成功者を応援するのもいいが、(自分が成功しようと思うのであれば)自分が舞台に上がることを優先して考えるべきだ。成功者は、すでに成功し、たくさんの人に応援されているのだから。

人に時間を使いすぎてはだめ

そのためには、他人に時間を使いすぎてはいけない。まずは、自分のために時間を使うべきだ。

誰かのために使う時間と自分のために使う時間は、トレードオフの関係にある

あなたが、ビジネスから引退して余生を楽しむ身であれば、どんどん「ほかの人」を応援してあげればいいだろう。人のために時間を使えばいい。しかし、現役バリバリで上を目指しているのであれば、時間の配分をよく考えた方がいい。まずは、成功している誰かよりも、自分を応援することだ。

会社があなたの時間を奪う

会社というのは、組織の利益を第一に考えるものだ。

会社という組織が存続しなければ、顧客も従業員も株主(出資者)も関係ないからだ。

なので、(窮すると)それらを犠牲にして利益を上げようというインセンティブが働く。しかし、健全な会社は、関係者を犠牲にして利益を上げようとはしないものだ。そうすることで、短期的に利益を得ることができても、長期的には不利益を被るということを理解しているからだ。

 

 

 

だが、もしあなたが、短期的な利益だけを求める残念な会社で働いているのであれば、「会社に時間を奪われている」と考えていいのかもしれない。投資にたとえれば、好ましくない商品に手を出しているようなものだ。その場合は、さっさと損切りして、手を引いた方がいいだろう。

 

自分のために時間を使う - サマリー

まとめ

今回は、時間の使い方について書いた。

時間が貴重なことは、改めて述べるまでもない。

時間は資源であり、事を成す場合の元手だ。その時間をどう使うかで、人の人生は決まる。あなたが尊敬する上の人たちをよく観察してみるといい。上手な時間の使い方をしているはずだ。

金銭的な投資と同じで、時間の投資の仕方については、よく考える必要がある。ある意味、金銭的な投資よりも、時間の投資の方が大事だ。そうであれば、時間の投資の仕方について、本当によく考えなければいけない。時間を上手に使うためには、「思考と戦略+行動」が必要なのだ

※戦略に基づいて行動することが大事。

世の中のビジネスは、(極論すれば)時間の奪い合いで成立しているが、このことに気が付いていない人が多い。自分が他人の時間を奪う側に立つのは大変かもしれないが、少なくとも、他人から自分の時間を奪われないようにしなければいけない。※奪われているかも…と気づきたい。

誰かのために使う時間と自分のために使う時間は、「トレードオフの関係」にあるからだ

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自分のために時間を使う

すでに舞台上でスポットライトを浴びている成功者を応援したり、誰かのために仕事をするのもいい。

人のために時間を使うことは、悪いことではない。

だが、自ら成功しようと思うのであれば、自分が舞台に上がることを優先して考えたい。まずは、自分の時間の使い方を見直し、これからは(これまでよりも)自分のために時間を使いたい。

今回の記事:「自分のために時間を使う|他人に時間を奪われてはいけない」