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読書の効果を高める|読書の質を今より少し高める方法#2

読書の質を今より少し高める方法の続きです。

前回、効果的な読書のためには、1)まえがきを読む、2)全部読もうとしない、3)同時読みをする、4)繰り返し読む、ことをすればいい…と書いた。

↓ 前回の記事です。

self-esteem.hatenablog.jp

今回は、その続きを書いてみたい。

 全部読もうとしない(補足)

前回、サンクコストの観点から、本を全部読む必要はないとした。

読むのが苦痛でつまらないけれど、もったいないから全部読む、というのはただの自己満足だ。実際は、その時間をほかの有意義な活動に使えれば、その方がプラスになるわけで、(自己満足のために)時間を無駄にしているに等しいのだ。

それとは別に、「つまみ読み」するという方法もある。※小説などは除く。

「つまみ読み」のやり方は簡単だ。目次を見て、興味のある部分だけを読めばいいのだ。目次には、第一章、第二章などの大きい項目と、その項目の下にある、より具体的な項目がある。最初に後者を見て読む部分を選ぼうとすると、細かすぎてかえって面倒だ。なので、前者の大きい項目を見て、読む部分のあたりをつける。

読む章を決めたら、さらに絞り込んでもいいが、その章すべてを読んでもいいのではないかと思う。細かく詰めていくと、結構面倒なのだ(笑)。※章としてのまとまりやストーリーもあるため。

・読みに濃淡をつける

本を読むときは、同じ集中力を保ちながら読む必要はない。

人の講演やプレゼンなどを聞くときと同じだ。講演やプレゼンを同じ集中力を保ちながら聞く人はいないはずだ。ここは大事だと思えば、集中力を上げて聞き耳を立てるし、些末なことだと思えば、集中力を下げてリラックスして聞くだろう。聞かずに、ほかのことを考え出すかもしれないが(笑)。

それと同じことで、本を読むときも、集中力に濃淡をつければいい。

集中力というのは、個人の貴重なリソースなので、かけるべき部分にかけ、そうでない部分にはかけない方がいいのだ(ずっと高い集中力を保っていると疲れる)。たとえば、ビジネス書を何冊も読んでいると、内容や分析、示唆などに重複している部分が出てくる。そこは、最初から読まないかサラッと流し、自分にとって興味深かったり新規性がある部分に、集中力を使えばいいのだ。

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 人の力を借りる

読書では、人の力を借りたい。

これは、読む本を選ぶときに人の力を借りる、という意味だ。あらかじめ「当たり」を引けば、読書の効率はグンと上がる。なので、読む本の選定はとても大事なのだ。

今では、その本に対する他人の評価を簡単に知ることができる。その評価を最大限利用するのだ。アマゾンの評価であれば、5つ星が最高だ。なので、4つ星以上の本を読むようにする。できれば、4.5つ星以上が望ましい。※ただし、一定数以上の評価が必要(最低でも10は必要だろう)。

たとえば、私の推薦図書である、「フェルマーの最終定理」は、約280件の評価で、5つ星だ。これは、読んだ実感と同じだ。「他人の評価などあてにならん」という人がいるかもしれないが、集合知というのは、バカにできるものではない(本に対する評価の集積も、ある意味集合知だ)。

以下の記事でも書いたように、他人の意見に素直に従ってみるのもいいだろう。

self-esteem.hatenablog.jp

・迷ったら翻訳本を読む

「翻訳本を選ぶ」ということも、人の力を借りることになる。

翻訳本というのは、プロによってセレクト(厳選)された本だからだ。翻訳本にはコストがかかる。オリジナルの筆者、出版元に対する対価(コスト)に加え、翻訳に伴うコストが余計にかかるのだ。コストがかかれば利幅は小さくなる。それでも翻訳して出版しようとするのだから、名著である可能性が高いのだ。

日本人著者のビジネス書には、ページ数だけ稼ぐようなスカスカの本が結構ある。だが、翻訳本にはまずない。逆に、何年~何十年もかけた研究成果(ライフワーク)をまとめたような貴重な本が結構ある。つまり、やっつけで書いたような本は、訳書になるまでにすべて淘汰されるのだ。

 アウトプットを意識する

アウトプットを意識して読む、という方法がある。

自己啓発やビジネスに関する本であれば、自分がアウトプットできるかどうか、という点が重要だ。なので、常にこの基準を当てはめながら読む、ということだ。そして、その基準からの距離を測り、読み方を変えるのだ。

アウトプットに関する分類は、1)とてもアウトプットできそうにないもの、2)頑張ればアウトプットできそうなもの、3)アウトプットできるもの、すでにしているもの、とする。

1)とてもアウトプットできそうにないもの、については、サラッと読む。

将来できるようになればいいな…ぐらいの感じで、読み物として読むということだ。3)アウトプットできるもの、すでにしているもの、についても同様に、サラッと読む。すでにできるのだから、集中力を高めて読む必要はない。

他方、2)頑張ればアウトプットできそうなもの、はキッチリ読む必要がある。今、自分にとって一番大事なのはこの部分なのだ。この部分をキッチリ読み込めば、その読書はかなり意味のあるものになる。もちろん、読み込んだ内容をよく咀嚼・理解し、その後に実践することが前提になる。

 まとめ

今回の内容は、1)全部読もうとしない(読みに濃淡をつける)、2)人の力を借りる(評価、翻訳本など)、3)アウトプットを意識して読む、ということだ。2番目の「人の力を借りる」は、とても大事なことだ。そうすることで、魚のいる場所に投網を投げることができるようになるためだ。時間の節約になるとともに、読書に対するモチベーションも保てるので一石二鳥だ。

効果的な読書をしたい…という人は、試してみてほしい。