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忙しいという人が嫌い…職場で使ってはいけない言葉がある

あなたの職場にも、何かと言えば「忙しい」と言う人がいると思う。

職場に限ることではないが、「使わない方がいい言葉」というものがある。

使えばロクな結果を生まないことがわかっているのだが、つい使いそうになってしまう魔の言葉のことだ。ただし、(以前のわたしのように)使えばロクな結果を生まないことが、わかっていない人もいる。今回は、使わない方がいい言葉のひとつである、「忙しい」について書いてみたい。

※「忙しい」は、使いそうになるけれど、使ってはいけない代表的な言葉になる。

目次

使ってはいけない

仕事でもプライベートでも、「忙しい」という言葉を使わないようにしたい。

「忙しい」は、恋愛でもよく出るフレーズだ。恋愛では、男性が女性に対し、「忙しい」という言葉を使う(逆もある)。その場合は、「あなたに興味はありません」、「あなたに対する優先順位は低いです」という意味だ。決して、「忙しい」にいい意味は込められていないのだ。

※そもそも「忙しい」は、いい言葉ではない。言われてうれしくなる言葉ではない。

気持ちに余裕がなくなる

不思議なことに、「忙しい」と口にすると、気持ちに余裕がなくなる。

本当は大して忙しくなくても、「忙しい…」と口にすると、なぜか慌ただしく感じ、気持ちに余裕を持てなくなってしまう。忙しいは、心を亡くすと書くが、「忙しい」と口にすることで、自らそのような状態(心を亡くす・失う状態)を作ってしまうということだ

気持ちに余裕がなくなると、物事が上手く行かなくなる…ということは、ご存じのとおりだ。※逆に、忙しいときでも、「それほどでもないな」と口にしたり、思うと、気持ちに余裕が出てくる。

どんなときも、ある程度の余裕(遊び・マージンでもいい)は必要だ。

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忙しいで評価が下がる

「忙しい」と口にすると、まわりの評価が下がる。

仕事を依頼する立場から考えると、「忙しい」と口にする人には仕事を振りにくい。

仕事の依頼を拒否しているように感じるのだ(事実、拒否していることが多い)。できる人には仕事が集まり、常に忙しくなるが、できる人は、どんなに忙しくても、「忙しい」とは決して口にしない

できる人は…

では、できる人が本当に忙しいと言いたいときは、どうするのか?

唯一私が実際に見聞したのは、「これ以上は、健康を害する可能性が高くなります…」という言葉だ(その人は、本当にまわりの人たちよりもハードワークをしていた)。健康が…というのは、やむにやまれずの苦肉の表現だったと思う。ただし、その人が「忙しいから…」と口にすることは一切なかった。

相手を拒否することになる

忙しいと口にすることは、間接的な拒否に当たるのだ。拒否する人の評価が高くなることはない。

あなたのまわりにいる評価の高い人を見ればわかると思うが、基本的に「拒否」の姿勢はないと思う。拒否をすれば、評価が下がる、と思っていた方がいいだろう。※ある種のトレードオフだ。

段取りを改善できない

「忙しい」と口にすると、「流入」をストップすることになる。

手持ちの仕事で一杯だから、新しいことはしません・考えません、ということだ。

本当に忙しいのであれば、そこには理由がある。

まず、「自分のキャパに比して仕事量が多すぎる」という理由が考えられるが、「仕事の段取りが悪いため、処理が遅くなっている」、「重要性の低い仕事に時間をかけすぎている」という理由もあるかもしれない。また、何らかの(自分では気が付いていない)ボトルネックがあるのかもしれない。

忙しい思考では、「自分のキャパに比して仕事量が多すぎる」という点ばかりに目が行って、仕事の段取りや「やり方」について、スルーしてしまう可能性がある(事実ではあるが見方が偏る)。

※前者に注目するあまり、上司を逆恨みしたりすることもある(笑)。

改善や工夫を試みたい

なので、流入」をストップせず、改善や工夫をしようとした方がいいのだ

よく忙しい人は、分刻みのスケジュールで動いている、という。

実際は、そこまでスケジュールを詰め込んでも上手く動けるのだ。なので、「まだまだ自分のやり方には、改善する余地があるのではないか?」と考えた方が、自己の成長につながるだろう。

※ただし、この話はホワイト企業などでの業務を前提としている。

人として魅力を欠くことに

あなたは、忙しいアピールをしている同僚を見て、どう感じるだろうか。

少なくとも、魅力的な人だとは思わないだろう。

もしかすると、「忙しいのはみんな同じだ、そんなもんアピってどうするの?」と思うかもしれないし、「悪い意味で自己顕示欲の強い人だな」、「底の浅い人だな、器の小さい人だな…」と思うかもしれない。

よく「忙しい」と言う人は、自分がその言葉を口にすることで、相手がどう思うのか・どう感じるのか、という視点や想像力が欠けているのだ

自分本位の自己中心的な人だと言えるかもしれない(自分本位にならざるを得ないほど、余裕を失っている…ともいえる)。このタイプの人が、「魅力的な人だ」と思われることはない。事実、忙しいという人が嫌い、という人も多い。なので、社内人脈を作ることがむずかしくなるだろう。

 

忙しいと言う理由

思わず口にする理由

「忙しい」と思わず口にしてしまう理由がある。

「拒否したい」という気持ちがあることについては少し触れたが、それ以外にも理由があるのだ。

まず、人から評価を受けたい、というスケベ心がある。

忙しいと言いがちな人は、自分が有能である、と思いたがっている。有能な自分がこれだけ頑張っているのだから、評価してほしい、と思っているのだ。また、忙しそうに振舞うことで、自分を有能に見せたいという気持ちもある。

※他人の目を必要以上に気にする、という傾向がある。

だが実際は、上で述べたように、誰も評価しないし、有能だとも思わない。意図と結果が全く違うという残念なことになるのだ。※このことに自ら気が付かなければ、裸の王様になるだろう。

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都合の悪いことを…

都合の悪いことを隠したいという気持ちもある。

この「都合の悪いこと」というのは、仕事に対する意欲に欠けることであったり、思うような成果を上げることのできないことであったり、不本意な(社内的な)ポジションであったりする。

※比較的暇だ、ということもあるかもしれない(遊んでいることを隠したい)。

そのような都合の悪いことを糊塗するために、「忙しい」と口にし、忙しいアピールをしてしまうのだ。自分に自信のない人(自己肯定できていない人)、フラストレーションをためている人、負けず嫌いで見栄っ張りの人などが、そうしがちである。

そのようなタイプの人は、都合の悪いことを隠そうとして、自滅してしまうのだ。

 

忙しいという人が嫌い - サマリー

まとめ

今回は、職場で使ってはいけない言葉「忙しい」について書いてみた。

この「忙しい」と言うことには、デメリットが多いことがよくわかると思う。この魔の言葉を口にすると、自分自身に悪影響を及ぼすし、まわりの人にも悪い印象を与えることになるのだ。

忙しいという人が嫌い、という人は多いのだ。※あなたも嫌いだろう。

なので、職場だけではなく、プライベートでも使わない方がいい。

もし、「忙しい…」が口癖になっていたり、この言葉を口にすることのデメリットをよく理解していない人がいれば、(そのことについてよく考え)今日から改めた方がいいだろう。この言葉を使うことで、(一時的に自分の気は晴れても)実は損をしている…と考えた方がいいだろう。

今回の記事:「忙しいという人が嫌い…職場で使ってはいけない言葉がある」