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交際の断り方|メール編

交際をメールで断る、というシチュエーションがある。

婚活などで、相手の人と数回会ってみたけれど、「やっぱり違う」と思って、交際をお断りする、というシチュエーションだ。男性から断る、女性から断る、それぞれあると思うが、 今回は女性から断るケースについて考えてみたい。

今回は、メールでの交際の断り方(女⇒男)について書いてみる。

目次

やってはいけないことがある

まずは、断るときにやってはいけないことだ。

相手に交際を断られて傷つかない人はいない。なので、断るときは、相手のダメージをいかに最小化するか…ということを考えた方がいい

下手に断れば、(相手から)望ましくない反作用を受けることもある。相手のダメージを最小化することは、自分の身を守ることでもあるのだ。

最悪のケースでは事件になることもあるので、ダメな断り方をしてはいけない。

一方的なお断り

一方的な「お断り」をしてはいけない。

具体的には、「勝手ですが、これで終わりにしてください」、「申し訳ありませんが、お付き合いをすることはできません」とだけメールに書いて(理由なし、気配りなし、感謝なし)、一方的に断るというやり方だ。一方的に断る人には、理由がある。

1円単位まで割り勘にされてイラッとしたとか(笑)、相手のデリカシーのなさにイラッとしたとか、ほかの理由もあるだろう。※相手ではなく、当人の人間性やコミュニケーション能力に問題があるケースもある。この場合は、相手の感情を無視するか、わからないのだ。

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無用な怒りを買う

だが、このやり方で断ると、相手は「傷つく」というよりは、カチンときて「イラつく」だろう。

相手の怒りを買う、ということだ。理由もなければ、相手に対する最低限の気配りや感謝もないからだ。

これは、相手のダメージを最小化するのではなく、相手を無用に刺激し、憤慨させることになる、まずいやり方だ。もし、相手があなたに対し、そこそこの時間やお金を使っていたのであれば、このような断り方をすることで、思わぬ反撃を受ける可能性もある。

つまり、自分の身を守ることにならないのだ。

不満を匂わすお断り

相手に対する不満を匂わすお断りもNGだ。

相手の欠点をストレートに指摘して断る人はいないと思うが、

「デートがつまらない」ということを匂わしたり、「住んでいる場所が離れているから」、「あなたのことをよく知らないから」という理由で断る、というケースはある。

「デートがつまらない」というのは、双方に責任がある(一方の責任ではない)。

「あなたのことをよく知らないから」というのは、お互いさまだ。

そもそも、相手を知るためにつき合うのだ。また、「住んでいる場所が離れているから」というのは、最初からわかっている話だ。なので、何度も会った後のお断りの理由としては不適切だ。

相手に非を押しつけたり、的外れの不満を理由にするお断りはNGだ

※方便だということが、バレバレになってしまう。

ほかにふさわしい人がいる

あなたには、「ほかにふさわしい人がいる」として、断る人がいる。

このフレーズは、「上から目線だ」と言われても仕方がない。

男性は、「相手が自分にふさわしいかどうかは、自分が決めることで、あなたが決めることではない」と思うだろう。英語でいえば、「none of your business」ということだ。 「ほかにふさわしい人がいる」というのは、男性のプライドを傷つけ、自律性を侵害するフレーズなのだ。

なので、賢明な人はこのフレーズを使わない。

断るときに外せない要素は?

交際を断るときに、外せない要素は何だろう?

1)よく考えました、2)理由・気配り、3)感謝・誠意、の3つだ。

※これに「ポジティブ」を加えてもいいかもしれない。

1)よく考えました、は、自分なりによく考えて結論を出しました、ということだ。

その方が丁寧で印象がよくなる。2)理由・気配り、は、(ある程度)相手が納得できる理由を述べ、(その際)男性のプライドなどを傷つけないように配慮する、ということだ。

相手に対する気配りが必要

普段の人間関係におけるコミュニケーションでもそうだが、自分の言いたいことを言えばいい、ということではない。コミュニケーションでは、相手に対する気配りが常に必要だ

3)感謝・誠意、は、相手が自分に対して使ってくれた時間やお金に対し、感謝の気持ちを示す、ということだ。自分もコストを使っている、という気持ちはあるだろうが、自分が断るのであれば、自分のコストのことよりも、相手のコストのことを重く考えた方がいい

交際を断るときの具体例

交際をメールで断るときの具体例を考えてみる。

= ここから = 

○○さん、

先日は、ありがとうございました。

交際のお申込み、本当にうれしかったです。

その後、自分なりに一生懸命考えてみました。

実は、これまで○○さんには、言えなかったことがあります。

○○さんには、以前私が付き合っていた男性の面影があります。

そのため、○○さんとお会いするたびにその男性のことを思い出し、つらい思いをしていました。

そのうち、そんなこともなくなるのかな、と思っていましたが、逆にその思いは強くなるばかりで、とうとう払しょくすることができませんでした。

このような気持ちのまま○○さんとお付き合いすることは、○○さんに対し失礼にあたると思います。私の勝手な事情で、お申し込みをお受けできないこと、お許しください。また、私のこのような気持ちを、これまでお伝えできなかったことも、深くお詫びいたします。

こんな私に、短い間でしたがお付き合いいただき、本当にありがとうございました。お仕事の方、大変だと思いますが、頑張ってください。陰ながら応援しています。

 = ここまで =

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1)よく考えました、2)理由・気配り、3)感謝・誠意、は入っていると思う。なので、男性のダメージを小さく抑えることができると思うが、どうだろうか。実際にお断りのメールをするときは、ネットにあるお断り文(これもそうなるが)を安易にコピペすることはやめた方がいい。

誠意がある、とは言えなくなるからだ。

まとめ

今回は、交際の断り方について書いた。

まずは、やってはいけないことを理解してやらないようにしたい。相手の怒りを買って、自分の身に危害が及ぶことは避けなければいけない。そして、断りの文面に、1)よく考えました、2)理由・気配り、3)感謝・誠意、を入れることだ。そうすれば、相手は納得してくれるだろう。

※完全に納得しなくても、強い怒りを覚えることはない。

今回の記事:「交際の断り方|メール編」