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不器用な生き方をやめたい

無駄なプライドは捨てた方がいいんじゃない?

バフェットの投資法|買わない銘柄と売買のタイミング

投資をやる人で、ウォーレン・バフェットの名を知らない人はいないだろう。

彼の凄さというのは、長期間(比較的)安定して利益を叩き出す手腕にある。単年度で彼を上回るパフォーマンスを叩き出す投資家はたくさんいると思うが、(スパンを伸ばして)中期になるとかなり減り、長期になると皆無になるだろう(彼が投資の神様と呼ばれるゆえんだ)。最後に笑うのはバフェットなのだが、彼はどんなタイミングで株を売買し、買う銘柄をどのようにして選んでいるのだろうか。私たちでも、バフェットの投資法から学べることはあるはずだ。

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 目次

 「ITバブル」のエピソード

印象的なのが、ITバブル(2001年にバブル崩壊)のときのエピソードだ。彼はITバブルで大儲けをする投資家を横目に見ながら(?)、自身は全くITバブルに参加しようとしなかった。私は当時、どうしてバフェットは儲かる機会を見逃すのだろう…と不思議に思っていた。

※焼きが回ったのかな…とすら思った(笑)。

おそらくバフェットは、株価が企業価値以上に上がっている、という認識と、よくわからないものには投資しない、という自己の哲学にしたがって、IT関連の株には見向きもしなかったのだろうと思う。このあたりの冷静さとブレのなさは、投資家であれば見習った方がいいだろう。

 バフェットの売買タイミング

バフェットの売買タイミングだが、

当初は株価純資産倍率(PBR)が1未満の株が解散価値の水準に価格修正される傾向があることから、PBRが1よりも小さい株を買い、価格修正されたところで売却し、差額を得るという方法が主流だった。

しかし、失敗した投資やチャーリー・マンガーの意見によって、バフェットは単に割安な企業よりも数字に表れないものを含めて内在価値が高い事を重視するようになり、普通の企業を格安で買うよりも優れた企業を相応の価格で購入すべきだとしている
出典:ウィキペディア

当初は、PBRを参考にしていたようだ。

その後、やり方を修正して、「優れた企業を相応の価格で購入すべき」としているようだ。※実際、単純に低PBRの会社に投資しても、成功しないことが多い。それなりの理由があって、低PBRに落ち込んでいるためだ(原因がなくならない限り、低PBRは維持されることが多い)。

※低PBRの株を買っても、株価が上昇しない。

・売却するケースもある

バフェットと言えば、長期保有というイメージがあるが、

かなり良い会社だが永久保有するまでの自信がないという場合は、早くて2年、長くて10年、だいたい5年程度で売却しています。PERで割安感がなくなる、成長性に影が出てくるなどの時に売却することが多いようです。時折ながら、トントンか少し損失になって売却するケースもあります。
出典:「投資の神様」バフェット視点で選んだ、コカ・コーラに匹敵する日本株とは?

2年程度で売却するケースもあるようだ。※平均すると、5年程度だそうだ

バフェットと言えども、購入時の判断がすべて正しいということはありえない、また、状況の変化に応じて、柔軟に対応する、ということだろう。※時には「損切り」もあるようだ。

また「市場平均のPERが20倍程度になる」「株式市場の時価総額GDPを超える」「中央銀行が利上げをし始める」時には現金比率をかなり高める傾向にあります。株式市場の時価総額GDPの何倍かという倍率は、「バフェット指標」と呼ばれていて1倍を超えると相場が天井に近づいている一つのサインと考えられます
出典:「投資の神様」バフェット視点で選んだ、コカ・コーラに匹敵する日本株とは?

「バフェット指標」というのは、ユニークだ。知っておいて損はないだろう。

 コモディティ型企業への投資は避ける

バフェットは、コモディティ型企業への投資は避ける、という考え方をとる。

コモディティ」と言われても、ピンとこない人が多いと思う。

コモディティとは一般化したため差別化が困難となった製品やサービスのことをいう。
出典:コトバンク

コモディティとは、差別化が困難となった製品やサービスのことをいう

当初、高い付加価値を備えていたモノやサービスでも、普及過程での一般化により、優位性などの付加価値を失い、他者のモノやサービスとの差別化が難しくなることがある。これは、モノやサービスが「コモディティ化」した、ということだ。消費者から見ると、特にそのモノやサービスを選ぶ必要がない、ということだ。日常の買い物でも、そういうことがあるはずだ。

コモディティ型企業とは、コモディティを主に売っている企業のことだ。

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 コモディティ型企業の特徴

コモディティ型企業の特徴をざっと挙げてみる。

1)競争相手がひしめいている
2)モノやサービスのブランド価値がない
3)利益がブレやすい
4)ROEが低い
5)売上高利益率が低い
6)設備稼働率に大きく依存する

これらの特徴に当てはまれば、コモディティ型企業ということになる。

6)設備稼働率に大きく依存する、については、有形固定資産の稼働率に依存している、という意味だ。高価なモノ(有形固定資産)を作り、そのモノを利用して商品を製造したり、サービスを提供する場合、必然的に有形固定資産の「稼働率に大きく依存する」という状態になる。

稼働率に大きく依存する」状態であれば、利益もブレやすくなる。6)設備稼働率に大きく依存する ⇒ 3)利益がブレやすい、ということだ。※景気変動の影響が明確に反映されやすい。

消費者がモノやサービスを買うときの考え方からも、コモディティ型企業かどうかわかる。多くの消費者にとって、「価格」が購入の最大のポイントになっているとすれば、そのモノやサービスはコモディティだ。なので、投資先の会社の商品のことを、消費者の立場から考えてみればいいだろう。

ちなみにバフェットは、コモディティビジネスとして、航空、鉄鋼、エネルギー、自動車、紙・パルプ関連のビジネスを挙げている。※たとえば、エネルギーそのものに、ブランド価値を見出すのは難しい。コピー用紙にブランド価値を見出す人もいないだろう。

コモディティはキツイ

余談になるが、あなたが会社員だとして、あなたが会社に対して提供するサービスが、他者と差別化できないものであれば、あなたはコモディティ型社員ということになる。

そのタイプの社員が年齢を重ねて基本給が上がると、残念ながらリストラの対象になるだろう。会社はもはや、そんな従業員に対して投資をしない、ということだ(若い人に置き換えた方が有利になるため)。会社でも個人でも、コモディティ型になってしまうとキツイのだ。

 まとめ

今回は、1)バフェットの売買タイミング、2)コモディティ型企業への投資は避ける、ということについて書いた。何となく、バフェットの投資法の一端が見えたと思う。

バフェットは、普通の投資家よりも、長期的な利益を最大化することを考えていると思う(目先の利益よりも、長期利益を重視している)。バフェットの投資法を、1回の記事でまとめるのはさすがに無理だ。このバフェットシリーズは、書く時間を見つけて、続けていきたいと思う。

今回の記事:「バフェットの投資法|買わない銘柄と売買のタイミング」