不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

参加しないと後悔するかも…飲み会を断る前に考えたいこと

会社などで、飲み会に誘われることがあると思う。

行きたくない飲み会であれば、「どうやって断ればいいのか…」、「カドを立てずに、上手く断わる方法はないか…」、「飲み会を断わる言い訳をどうしようか…」と悩むことがある。

飲み会といっても、歓送迎会や忘年会のように、比較的オフィシャルな飲み会もあれば、会社の帰りに何人かで一杯とか、休日に(仕事仲間で)プライベートで食事会、ということもあるだろう。もし、飲み会に誘われたとき、どうすればいいのだろうか?誘いに乗るべきか断るべきか…

断わって正解の場合もあれば、誘いを断って後悔することもある。ケースバイケースと言ってしまえばそれまでだが、少し深く考えてみたいと思う。※後者のケースもよくあることだ。

今回は、飲み会を断る前に考えたいこと、について書いてみたい。

目次

飲み会に参加するメリットがある

飲み会のメリットを得る人たち

飲み会に参加するメリットから考えてみよう。

人間関係の構築に役立つ

飲み会は、人間関係の構築に役立つ、とされる。

いわゆる、飲みニケーション、というやつだ(笑)。飲み会を通じて参加者とのコミュニケーションを深めることにより、お互いの距離が縮まり、人間関係が良くなる、というものだ。これだけでは当たり前すぎておもしろくないので、もう少し深く考えてみる。

情報の収集ができる

飲み会に参加すると、人に関する情報の収集ができる、ということがある。

無論、新入りでまだまわりの人のことがよくわかっていない、という状態のときもそうだが、ある程度わかっている、というときでも、新たな情報の収集をすることができる。

というのは、飲み会では、普段の仕事では見せない顔を見せる人がいるからだ。このタイプの人の場合は、飲み会に参加しない限り、その特別な情報を得ることができない。

スポンサーリンク
 

 

情報を持っていた方が有利になる

また、飲み会では、プライベートの話をすることもあるだろう。

趣味は何で、何に関心があり、家族構成は…などの情報を仕入れることができるかもしれない。※もしかすると、趣味や関心、立場に共通点を見出すことができるかもしれない。

人間関係においては、ある程度情報を持っている人が有利だ

その人のどこを押せば動くのか、ということがわかったり、何をすれば喜んでもらえるか…ということもわかるからだ。※踏んではいけない地雷もわかるだろう。

同世代以外の人の話を聞く機会になる

飲み会は、同世代以外の人の話を聞くチャンスだ。

たとえば、仕事中に上司が自分の経験を話してくれる…というドラマのようなことは期待しない方がいい。自分の経験や経験から得た知見、失敗談などを話してくれるのは、飲み会の席なのだ。

ひと回り以上歳の離れた年長者は、若い人のことを気にかけているものだ

※ライバル視する必要がないため。

なので、相談を持ち掛ければ、親身になって答えてくれる可能性が高い。

もしかすると、耳の痛いアドバイスをしてくれるかもしれない。わたしはこのアドバイスを聞くのが苦手だったが、後から思えば「聞く耳をもっておけばよかったな…」と感じる。説教くさいオジサンの戯言と無視せず、耳の痛い話はむしろ積極的に聞いた方がいい

また、後輩の話を聞くこともできる。後輩の話を聞いて、オレもそう考えていたよな…と思い出したり、こうすればもっと後輩が動きやすくなるのでは…と考えを進めることもできるだろう。

普段接点のない人と話ができる

会社には、顔は知っているけれど、普段話す機会がない、という人がいると思う。

こちらが気にしていると、相手も気にしている…ということはよくあることだ。なので、思い切って話をしてみると、上手くコミュニケーションがとれる、ということがある。

また、ちょっと「感じが悪いな」、「とっつきにくいな」と感じていた人と、飲み会の席で話をしてみると、意外とそうでもなかった、ということがある。思い込みを正すチャンスになるのだ。同僚に悪い印象を抱いてもいいことはないので、このことは大きな収穫だろう。

飲み会を断ると…

飲み会を断るとどうなるか、について考えてみよう。

相手に「プライベートを大事にする人なのかな…」と思ってもらえればいいが、「つき合いの悪い奴だな…」、「こちらのことを軽く考えているのかな…」と思われることは想像に難くない。

つまり、飲み会の参加者に悪い印象を持たれるリスクがある、ということだ。オフィシャルな飲み会を、軽い理由で断れば、罰印がつく。協調性に問題ありとして、出世に響くかもしれない。

不利益を被ることがある

断わることで不利益を被る可能性がある、ということだ。

飲み会を通じ、関係者と良好な人間関係を築いておけば、仮にその人間関係が役に立たないにしても、マイナスに作用することはない。だが、誘いを断り悪い印象を持たれると、マイナスに作用することがある。人は感情で動くので、これはやむを得ないだろう(そういうものなのだ)。

もし、人の誘いを断るのであれば、相手の感情を害さないように、相手に敬意を持ち礼を尽くして断った方がいい。そして、普段は愛想よく振舞い、他者に対する気配りを忘れないことだ。

※だがそうすることよりは、飲み会に参加する方が易しいだろう。

嫌々参加するなら断った方がいい

断った方がいい場合もある。それは、嫌々参加する場合だ。

嫌々参加すると、その雰囲気は相手にも伝わる。そして、場の雰囲気も悪くなる。自分の大切な時間を、まったく意味のないことに消費する、という無駄も生じる。

なので、飲み会に参加するときは、上で述べたように、1)情報の収集をする、2)同世代以外の人の話を聞く機会にする、3)普段接点のない人と話をする、などの目的を持つことだ。

そうすれば、「嫌々」という気持ちはなくなるだろう。※嫌々になるかそうでないかは、結局、あなたの考え方次第だ。どんなことでも、自分の糧にすることはできるのだ。

スポンサーリンク
 

 

少し参加する

妥協の産物だが、少し参加する、という方法もある。

飲み会を断ると、カドが立ちかねない…でも、気が進まない…というケースだ。この場合は、あらかじめ中座する理由を考えておく必要がある。「忙しい中、わざわざ参加してくれた」と相手に思ってもらえれば、大成功だ。飲み会を断ってカドを立てるよりは、はるかにいいだろう。

※嫌な顔や態度を出さなければ…だ。

飲み会に誘われる、ということは、相手があなたに何らかの価値を見出し、誘ってくれている…ということだ。あなたと大事な時間を共有してもいい、と考えているということなのだ。なので、誘ってくれているうちが花だ、とすることもできる(これは、後で気づくことだ)。

この問題は、誘ってくれる相手の立場からも考えてみるといいだろう。

まとめ

今回は、飲み会を断る前に考えたいことについて書いた。

飲み会というのは、明確な目的意識を持っている人にとっては、貴重な場になると思う

なので、その場を活かすも殺すもあなた次第になる。個人的には、飲み会を上手に活用すればいいと思う。取捨選択すればいいと思うが、すべてお断り…というのは、もったいないだろう。

断わって正解もあるが、飲み会を断って後悔する…というケースも結構あるのだ。

今回の記事:「参加しないと後悔するかも…飲み会を断る前に考えたいこと」