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人見知りを直す|人見知りの直し方4つ

自分は人見知りだ…と思うことはないだろうか。そして、直したい…と思うことがないだろうか。

初対面の人と上手く会話できない、初対面の人と会うこと自体に、とても苦痛を感じる…ということはないだろうか。もしそうであれば、あなたは「人見知り」なのかもしれない。

自分が人見知りではないか…と思うと、それを直したい、克服したい…と思うのは、自然なことだ(苦しい思いがあるためだ)。今回は、人見知りの直し方について書いてみたい。

目次

人見知りのタイプは

人見知りにも、いくつかのタイプがある。

コミュニケーション下手

まずは、コミュニケーションが下手なタイプだ。

このタイプの人は、「自分はコミュニケーションが下手だ」と自覚している。

そのため、コミュニケーションが必要になる機会を、できるだけ避けようとする

だが、そのような機会を避ければ、経験値を上げることができず、コミュニケーションは下手なまま、という状態が維持される。いつまでたってもコミュニケーション下手は変わらず、人見知りも変わらない…ということになってしまうのだ。

※下手だと思うあまり、余計に下手になってしまうこともある。

自意識過剰

自意識過剰な人も、人見知りのような行動をとる。

他人の目を気にするあまり、ディフェンシブになる、ということだ。
そのため、自分から何かを素直に表現する、ということが極端に少なくなってしまう。自意識過剰な人は、どこか仕草が不自然で、他人に対して壁を作っているような雰囲気がある。
出典:自意識過剰を克服する方法

自分を他者に対して良く見せようとするため、守りに入り(粗を隠そうとし)、自分を素直に表現しようとしないためだ。「自分は特別だ」という思いから、「君たちとは違う」というオーラを出し、他者と壁を作ることもある。

自分はバレていないと思っても、他者からは、「自意識過剰な人だな」と認識されている。※自意識過剰な人は、ある意味ひとり相撲を取っていることが多い。

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勝ち負けを気にする

自分のポジションを気にする人がいる。

このタイプの人は、相手のバックグラウンドがわからない状態では、なかなか相手とコミュニケーションをとることができない。自分が相手より上なのか下なのかよくわからないと、不安になり、そのことばかり気になるのだ。※相手のことを探るようなコミュニケーションになる。

勝ち負け(上下関係)がはっきりすると、精神的に落ち着き、コミュニケーションをとれるようになるが、そこに至るまでには時間を要する。また、上下関係がグレーだと、上のポジションを取ろうとするので、相手からすれば、「面倒な人だな…」ということになる。

そんなこんなで、コミュニケーションに関する成功体験を積むことができず、結果的に「人見知り」という仮面を被ることになるのだ。※不要なプライドを持つタイプだ。

いずれのタイプにしても、コミュニケーション能力は高くない。

 

人見知りを直す方法は

話しかけるなオーラを出さない

まずは、話しかけるなオーラを出すのはやめよう。

人見知りの人は、知らない人とコミュニケーションをとりたくない、という気持ちがあるため、話しかけるなオーラを出すことがある。それが、無視したり、怒っているように見えることもある。

怒っているように見える、と指摘される人は要注意だ

これでは誰も、その人に話しかけようとはしない。

人見知りで、声をかけられてキョドるのが嫌だから、恥ずかしいから…という気持ちはわかるが、それではいつまでたっても人見知りを改善することはできない。後述する対策をしておけば、突然声をかけられも大丈夫なはずだ。準備が終わったら、もう話しかけるなオーラを出すのはやめよう。

※あらかじめ、話しかけられることを想定しておきたい。

店員と会話してみる

客として訪れたお店で、店員と会話してみよう。

店員であれば、客であるあなたにぞんざいな対応はしない。

なので、話しかけたとき、邪険に扱われるのではないか…という不安を抱かずにすむ。店員に質問をしてもいいし、アドバイスを求めてもいいだろう。

ベースに安心感があれば、人見知りでもコミュニケーションがとれる、とわかるはずだ。

※コミュニケーションにおける、成功体験になるはずだ。

聞くスキルを高めておく

あらかじめ、聞くスキルを高めておきたい。

たとえば、コミュニケーションにおいて、「やってはいけないこと」を整理&理解しておく。

逆接の接続詞として、使いがちなのが、「でも」、「だけど」、「しかし」だ。
相手の話を「でも」で切り返して、相手が嫌な顔をした…という経験がないだろうか?少なくとも、あなたが「でも」で相手の話を切り返すと、(相手は)好意的な表情を見せないはずだ。
出典:会話の続かない人が使いがちな言葉

たとえば、会話の中で、逆接の接続詞を使わないようにする。

何でもそうだが、やってはいけないことをやらない、ということから入ると、後に上手く流れることが多い。※やってはいけないことをやらなければ、大きな失点がなくなる。

このことが安心感につながる。

相槌(あいづち)を打つ

聞くための基本スキルといえば、あいづちを打つことだ。

あいづちを打つということは、相手を受け入れ、相手の話を聞くということだ。
相手あるいは相手の話に好意(または興味)を持っていなければ、適切なあいづちを打つことはできない。最初にも少し述べたが、相手のことが嫌いであれば、あいづちは打たない(打つ気になれない)。
出典:相槌(あいづち)を打たない人は損をしている

あいづちの細かいテクニックは割愛するが…

あいづちを打つためには、まず「相手を受け入れること」が必要になる。

そのためには、あなたが自己承認できているかどうかが問題になる。自分を認めていなければ、他人を認めることができず、相手を受け入れることができないからだ。

自己承認できていない人は、そこから始める必要があるだろう。

※自己承認できていない人は、とりあえずの対応として、「かならずあいづちを打つ」と決めておいてもいい(ルール化しておけばいい)。※必ず肯定的なあいづちを打つ、と決める。

相手をほめる

相手をほめる、という姿勢を持つことも大事だ。

「ほめる」ということは、相手の承認要求を満たす、ということだ。
相手の承認要求を満たせば、いいことがある。
ひとつは、相手が喜ぶ、ということだ。
あなたもほめられると、うれしい気持ちになるだろう。相手のことがすごく嫌いであったり、下心のあるお世辞であることが見え見えである場合は、ほめられてもうれしくないかもしれないが(笑)、それ以外の場合は、ほめられるとうれしくなるものだ。
出典:褒め方のコツ|もっと「ほめ」を使ってみる

人はほめられるとうれしくなるものだ。

それがたとえ社交辞令であっても、多少はうれしく感じるものだから、「ほめの力」はかなり強い、と考えていいだろう。なので、この力を利用すればいいのだ。

※ほめ上手はコミュニケーション上手だ。

会話に集中する

自意識過剰な人は、会話に集中することだ。

自意識過剰な人は、リソースをかける必要のない部分にリソースをかけてしまう。自分に対する相手の評価ではなく、(スピーチやプレゼンであれば)内容そのもの、内容の伝え方にリソースを使うべきだ。自分が話す内容に集中すれば、つまらない緊張はしない。
出典:自信感情を克服する方法

会話に集中することで、自分を他者に対して良く見せようとするとする部分へ、リソースをかけなくて済むようになる。相手の話を聞くことに集中したり、共感することに集中したり、あいづちを打つことに集中したり、自分が発する言葉に集中したりと、集中のやり方はいろいろある。

なので、自分に合うやり方を採用すればいいだろう。

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人見知りを直す - サマリー

まとめ

今回は、人見知りの直し方について書いた。

今回の記事で書いたのは、1)話しかけるなオーラを出すのはやめる、2)ショップの店員と会話してみる、3)聞くスキルを高めておく、4)会話に集中する、の4つだ。

まずは、話しかけるなオーラを出すのはやめよう。

※あらかじめ話しかけられることを想定して、対策を講じておく。

人見知りの人は、ショップなどの店員と話すことすら「何か嫌だな…」と思ってしまうが、店員さんであれば、あなたをぞんざいに扱う、ということはなく、丁寧な対応をするはずだ。

したがって、コミュニケーションが失敗する、ということはほとんどない。つまり、コミュニケーションの(ささやかではあるが)成功体験になるので、これを積み重ねればいいのだ。

小さくても成功体験を積み重ねることには、大きな意味がある

今回の記事:「人見知りを直す|人見知りの直し方4つ」