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ボディランゲージの効果|会話で効果的に使いたい

あなたは会話中に、ボディランゲージを上手く使う方だろうか?

もしそうであれば、コミュニケーションが得意な方ではないだろうか。コミュニケーション下手、という人は、会話の中で上手にボディランゲージを効果的に使えていないことが多い。なので、伝えたいことが伝わらなかったり、伝えなくていいメッセージを相手に伝えてしまう(笑)。

今回は、会話の中で使うボディランゲージについて書いてみたい。

目次

 

ボディランゲージの効果は

会話で効果的に使いたい

コミュニケーションでは、ボディーランゲージを効果的に使いたい。

外国人は会話する時に上半身を頻繁に活用しています。誰が見てもひと目でわかる表現方法です。喜怒哀楽を身体で表すので、その時々の感情がわかりやすいのです。ボディーランゲージは言葉だけでは伝わりづらいものを、わかりやすく明確に伝えてくれる手段と言えます。
出典:会話が続くコツ

1)わかりやすい人、と、2)何を考えているのかわかりにくい人、がいるとしよう。

※あなたのまわりにも、両方のタイプの人がいると思う。

どちらが(一般的に)人に好まれるか?といえば、1)の「わかりやすい人」の方だ。

そもそも、わかりやすい人の方がとっつきやすいし、会話をしても、わかりやすい反応が返ってくるのでやりやすいのだ。こちらの話に対し、あまり表情を変えず、リアクションもほとんどないという人とは会話をしにくい。※このことは、あなたの経験からもわかるだろう。

わかりやすいものを好む

ボディーランゲージを使えば、相手から見た自分がわかりやすくなる。

なので、会話の中では、ある程度積極的にボディーランゲージを使う方が、相手に好印象を与えることができるのだ。どうも相手に好かれない…という人は、自分のボディーランゲージがどうなのか、考えてみるといいだろう。※動画で会話中の自分の姿をとって確認すればいい。

人には、自分がわかりやすいものに惹かれるという特徴があるのだ

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してはいけない仕草

ただし、マイナスになるボディランゲージもある。

マイナスになるボディランゲージとは、相手にネガティブなメッセージを送るボディランゲージのことだ。相手の仕草を見て、「この人は自分と話したくないのかな(嫌われたかな)…」、「居心地が悪そうだな…もう会話を切り上げたいのだろう」と思ったことがないだろうか。

腕組みはネガティブな印象

この種の仕草でよく挙げられるのは、「腕組み」だ。

腕組みには、「防御」という意味がある。相手に対する警戒心がある、ということだ。

また、「話がよくわからない」、「何か気に入らない」という意味が含まれることもある。

悪い意味ではなく、「自分でよく考えたい」という場合にも(思考が自分の内面に向かうため)腕組みをすることもあるが、カジュアルな会話の中で、そのようなケースはあまりないだろう。

なので、腕組みはたいていの場合、相手に悪い印象を与える。※中にはクセで腕組みをする人もいるが(腕組みをすると落ち着くのでクセになっている)、そのクセは改めた方がいいだろう。

相手と距離をとる意味は…

人には、好きな人には近づきたい、嫌いな人からは離れたい、という欲求がある。

自分が好意を持つ相手には少しでも近づきたい、逆に、自分が嫌いな相手からはできるだけ遠ざかりたい。これは極めて自然な人の感情だ。
出典:相手がとる距離で、相手の気持ちがわかります

あなたが相手との距離をとるような仕草をすると、相手は「嫌われているのかな」と感じる。

たとえば、あなたがテーブルをはさんで異性と話をするとしよう。

もし相手が、身を乗り出すような姿勢でこちらの話を聞いてくれると、「脈があるのかな…」と感じるはずだ。逆に、椅子にもたれかかるようにして(後傾で)話を聞いているのであれば、「こちらの話にあまり興味がないんだな」、「嫌われているのかな…」と感じるはずだ。

おもわず顔や首をさわる

落ち着きのない感じで、顔や首をさわるのもNGだ。

緊張しているときに出やすい仕草だが、

これをやると相手に「緊張しているのかな?」、「落ち着かないのかな?」と思われてしまう。自意識過剰な人であれば、相手にそう思われてしまうかもしれないと感じるだけで、テンパってしまうだろう(笑)。

また、「落ち着きのない人だな」、「かなり繊細な人なのかな」、「自信のない人なのかな…」と思われる可能性もある。いずれにしても、この仕草が相手に与える印象は、あまり良くない。※もちろん、何とも思わない人もいるが、安全をみてそう考えておく方がいいだろう。

どんな仕草が効果的なのか

では、どんな仕草が効果的なのか…だが、何か特別な仕草があるわけではない。

比較的わかりやすく、こちらの感情を率直に反映する(NG以外の)ボディランゲージがいい。

たとえば、相手の話に共感または肯定したいのであれば、「なるほど、そうなんですか」、「そのとおりだと思います」と深くうなづく、おもしろい話だと、表情を崩し、文字通り手を打って笑えばいい。

もちろん、わざとらしくなってはいけないが、普段の2~3割増しぐらいの感覚で行うと、これまでよりはコミュニケーションが上手くいくようになるだろう。適切かつポジティブなボディランゲージは、会話に彩(いろどり)を添えるので、結果的に会話が豊かになるのだ。

困ったときの仕草がある

困ったときに効果のあるボディランゲージ、というものがある。

そのひとつは、意識的に作る「笑顔」だ。

そんなときには、無理やりにでも笑顔をつくりましょう。本当に効果があります。
笑顔のもうひとつのメリットは、笑顔をつくれば、周囲の人のストレスも下がるということです。多くの人は、周囲の人の行動を鏡のように反映します。あなたが笑顔をつくれば、周囲も笑顔になるのです。あなたが頷けば、周囲も頷きます。
出典:コミュニケーションで得をするボディーランゲージ8つの技

ウイスキーと発音すれば、最後の「い」の音で笑顔を作ることができる。

以前、嫌いな人と相対するときは、意識的に笑顔を作るようにする、という女性がいたが、その対応は正しい。ネガティブな表情をすると、逆にストレスを生じさせることになるのだ。

ストレスを緩和するためには、(無理にでも)笑顔を作ることが肝要だ。

緊張したら後ろ手を組む

緊張して困ったときに、後ろ手を組む、という方法がある。

後ろ手を組むことが不自然ではないシチュエーションに限るが、後ろ手を組めば、胸を少し張ることになる。また、顔や首をさわる、ということもなくなる。すなわち、緊張しても、その緊張を表現するボディランゲージをしなくてすむ、ということだ。胸を張って、自分を相手にさらせば、肝も据わるだろう。

緊張しがちなスピーチやプレゼンなどで有効ではないか、と思う。

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ボディランゲージの効果 - サマリー

まとめ

今回は、会話の中で使うボディランゲージの効果などについて書いてみた。

まずは、好ましくないボディーランゲージはやめよう

具体的には、腕を組んだり、相手を遠ざけよう、相手から離れようとする仕草のことだ。また顔や首をさわるなどの、落ち着きのない仕草も好ましくない。自分が相手にされて嫌なことを考えればいい。

※ダメな仕草をやめることの方が、簡単なはずだ(しかも効果的)。

そして、相手にわかりやすく、こちらの感情を反映するボディーランゲージをしよう

具体的には、うなづいたり笑ったり…ということだ。そうすることで、会話がスムーズに進んだり、盛り上がったり…ということになるだろう。上手なコミュニケーションになるのだ。

今回の記事:「ボディランゲージの効果|会話で効果的に使いたい」