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不器用な生き方をやめたい

無駄なプライドは捨てた方がいいんじゃない?

内山高志が負けた日

時事書評・スポーツ

内山高志が負けた。

スポーツにおける敗戦で、これだけショックを受けたのは、2006年のドイツワールドカップで、日本がオーストラリアに逆転負けを喫したとき以来だろうか。あの時も大概だった。ボクシングの試合では、2010年に長谷川穂積がモンティエルに敗れて以来の衝撃だ(ただしそのときよりも、衝撃が大きいと思う)。昨夜はショックで、十分眠れなかったぐらいだ。

内山高志は、私が実際に見たボクシング選手の中では、No.1の選手だ。

井上尚弥が、将来超える可能性はあるが。

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 目次

 内山高志のすごさ

誰が見てもわかりやすいのが、並はずれたパンチ力だ。

「内山さんの並外れたパワーは恐怖」(ノニト・ドネア)
出典:●特別対談●ノニト・ドネア&内山高志

あのドネアが、「内山さんの並はずれたパワーは恐怖だ」と語っている。

内山には、5階級制覇したドネアに恐怖を感じさせるほどのパンチ力がある、ということだ。パンチングマシンで700kgを記録し、マシンを壊した…という逸話もあるぐらいだ。

一度 内山のミットを持った事があって 今でもあの手に残る衝撃を覚えてるんだよね。65キロのパンチ力じゃなかった。もう手の平が「ビリビリっ!」って痺れるんだよね。あんなパンチを顔面やボディーにモロにウケたら はい合掌… みたいな。
出典:内山高志の凄さ…

※体重が65kgの選手のパンチ力ではないそうだ。

高瀬大樹選手によると、 内山のパンチは、「ビリビリ痺れがくるほどのパンチ」だそうだ。まともにくらうと合掌…対戦相手が気の毒になるぐらいのレベルのパンチだそうだ。

内山のひとさし指と中指の2つの拳を矢のように突き出す独特のストレートは、接点が小さいため力が1点に集中して、とてつもない衝撃力を生みだす。
出典:内山が失神TKOでのV10に成功した「影」パンチ

内山の硬い棒で強く突くような1点集中のパンチは、とてつもない破壊力を秘める。

内山のパンチをモロにくらった相手が、悶絶したり、骨折したり、全く起き上がれなくなる…というのは、そのためだ。ただしそれゆえに、拳を痛める、というトレードオフがあった。

・テクニックもある

内山には、パンチの強さだけではなく、テクニックがある。

選手のパンチはストレート、ジャブ、フック、アッパーに大別されている。どの選手もいつも同じジャブを打つわけではないし、ストレートが同じ強さと伸びで出てくるわけでもない。だが、同じパンチの中での使い分け、細かいアレンジをつける点で、内山ほど巧みな選手はちょっと記憶にない。
出典:NumberWeb

内山は、パンチの使い分けやアレンジに優れる。

レベルが高くなると、どの選手もパンチにアレンジをつけるが、問題はそのバリエーションと完成度だ。内山の場合は、どちらも高いレベルにある、と言っていいのだと思う。

・頭の良さもある

内山は、頭の良いボクサーだ。

内山さんは頭がよくてアグレッシブ(積極的)だけど無駄打ちしないからね。
出典:●特別対談●ノニト・ドネア&内山高志

ドネアも認めているように、スマートなのだ。

※スポーツ選手に頭の良さは必要だ。

内山さんはそれだけじゃなくて、非常に頭がいいんですよね。練習内容とかどうやってやるべきかとかあんまり書いてはいないんですけど、試合をどうやって組み立てるか、ゲームコントロールなどの考えを見ると、非常に頭がいいなぁという感じがします。
出典:心は折れない/内山 高志―の感想

内山はとても頭がいい。普段の受け答えなどでもそれを感じる。

試合を見ていると、内山は試合のマネージメントが上手だと感じる。相手との関係を考えつつ柔軟に、序盤、中盤、終盤、(それぞれの局面で)何をすればいいのか、ということを考えて、そのとおり実行することのできるボクサーなのだ。※試合の組み立てが上手だ。

 なぜコラレスに負けたのか?

その内山が、今回なぜ負けたのか、について考えてみる。

・モチベーションの問題

まず考えられるのが、モチベーションの問題だ。

陣営は、当初、ビッグネームのノニト・ドネアを倒して、階級をスーパーフェザーに上げてきた元WBA世界フェザー級スーパー王者のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)にターゲットを絞っていた。だがWBAから、正規王者であるハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ)との統一戦を指令されたこともあり、交渉は暗礁に乗り上げた。結局、フォルトゥナとの試合も海外進出も流れ、暫定王者になったばかりのコラレスとの統一戦に落ち着いた。

出典:内山が2回KO負けでV12失敗 敗因は戦う理由の欠如

今回は、ウォータース、フォルトゥナという名前のある強豪選手と海外でやる、というプランがあり、内山本人も彼らとのビッグマッチを希望していたが、(具体的な話がありながら)流れてしまった、という経緯があった。※内山が落胆したことは、想像に難くない。

この日、内山は、「モチベーションに問題はなかった」と断言したが、チャンピオンのプライドを賭けて、そう言わざるを得なかっただけである
出典:内山が2回KO負けでV12失敗 敗因は戦う理由の欠如

こういう見方が自然だろう。

自分が望んでいた決まりそうな話が流れてしまうと、意識せずともモチベーションは低下する。内山はジョムトーン戦のときは、それなりに相手を警戒し研究していたが、今回はそれほど研究していなかったようだ。※フォルトゥナと比較して、甘く見てしまったのかもしれない。

追記:内山がモチベーションを下げた、というソースがあった。

「フォルトゥナとやるイメージが強かったので、だいぶイメージトレーニングはしていました。その前はウォータースでほぼ決まりという話も聞いていた。こうなるとは思っていなかったので、モチベーションが下がった部分はありますね

出典:NumberWeb

やはり内山は、モチベーションを下げていたようだ。

一時的なことなのか、最後まで尾を引いたのかはわからないが、少なからず影響があったことは確かだと思う。普段ネガティブなことを口にしない内山が、「モチベーションが下がった部分がある」と口にするのだから、かなりのモチベーションダウンがあったのだろう。

負けフラグ

負けフラグも立っていた。

ひとつは、「勝って当たり前」という弛緩したムードが(ファンの間に)なんとなくあったことだ。「何だ、ウォータースじゃないのか」、「じゃあフォルトゥナでもいいけれど、フォルトゥナでもないのか…」という落胆の流れから、そんなムードになってしまったような気がする。

コラレスが簡単な相手でないことは明らかだったし、それを指摘するような声もあったが、「勝って当たり前」という生ぬるいムードに、流されてしまっていたような気がするのだ。

もうひとつは、次戦に目が向いていたことだ。

コラレス戦の次は今のところフォルトゥナとの指名戦が優先される。
出典:内山高志の米国進出が遅れた理由

来年のことを言えば鬼が笑う、ではないが、目の前のことよりも先のことを見てしまうと、集中力がそがれる、ということがある。もしかすると、ジムサイドにもそういうことがあったのではないか…と推測してしまう。※今回の試合に、集中しきれなかったのかもしれない。

さらに、MVPをとったことだ。

内山は、2015年にはじめてMVPをとった。

ボクシングの2015年プロ優秀選手表彰式が12日、東京都内で行われ、男子最優秀選手に初選出された世界ボクシング協会WBAスーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)は「(王座奪取から)6年でやっと取れた」と喜びを口にした。
出典:内山高志MVP受賞に「やっと」

MVP以上の賞はない。

なので、これをとってしまうと、あとは降るだけなのだ。最高の賞をとってしまうと、弛緩する…ということはあるのではないか。このニュースを聞いたとき、「おめでとう」という気持ちと、今後(モチベーションの点で)大丈夫かな…という気持ちが錯綜したことを覚えている。

渡辺会長が東日本協会会長に就任したことも、フラグになるかもしれない。会長が役職についたため、多忙になり慢心が生じた…とも伝えられている。※練習チェックが疎かになった。

コラレスの周到な準備

コラレスは、周到な準備をしていたと思う。

報道によると、アマチュア時代を含む25試合分の内山の試合映像をみたそうだ。「内山の弱点を知っている」と豪語したことも、あながちウソではなかったのだろう。

[ コラレスの戦略 ]

コラレスの戦略は、内山の良さを消して、自分が試合をコントロールする、ということだったと思う。内山の強烈なパンチをまともにくらっては、とてももたないので、内山に正確なパンチを打たせないようにしながら、自分のパンチを当てるにはどうしたらいいのか、ということをよく考えたはずだ。

このことは、以下のコメントからもわかる。

「KOを狙ったわけではない。だが、内山はハードパンチャー。こちらから先に左から攻撃していかねばいけないと、早い回からいった。打たれず打つ練習も準備してきた。その作戦が当たった」
出典:内山が2回KO負けでV12失敗 敗因は戦う理由の欠如

必ずしもKOを狙ったわけではないと思うが(あわよくば…という気持ちはあっただろう)、自分から左で積極的に攻撃する、打たれずに打つ…という作戦があったことがわかる。 

[ ファレナス戦からヒントを得た? ]

内山攻略のヒントになったのが、ファレナス戦だろう。

内山選手の欠点の一つに、『左ジャブの引きが遅い』ことがありますが...

ファレナスはそこを見事に突いてきましたね。陣営は徹底的にVTRを観て研究して、ジャブにカウンターを合わせる作戦を考えてきたんだと思います。

その作戦は物の見事に1Rの序盤からハマりまくり、内山選手のジャブに合わせたファレナスのワン・ツーが何度も炸裂しています。そして、内山選手のサイドに回り込み、左ストレートの強打を顔面にヒットさせていますね。

出典:Yahoo!知恵袋

内山は、スピードがあり、出入りが激しいラフなタイプを苦手としている。なので、コラレスは、自分のスピードを武器にして出入りを激しくし、左ジャブの引きに合わせてパンチを合わせよう、と考えていたはずだ。そうすれば、左が当たる、と確信していたはずだ。※右の引きに合わせることも、考えていたはずだ。また、左右に対するカウンターも狙っていた

内山が徐々に削って相手を疲弊させ、KOに結びつける、ということも熟知していたはずだ。なので、(ペースを握れば)短期で勝負する、というプランも立てていたはずだ。

そのために、内山との距離を潰すことを考えていたようだ。

「内山はリーチがあるハードパンチャーだ。長い距離で戦ってはいけないと考えた。だから最初から、こちらから攻めていかないといけない。その作戦が当たったんだ。作戦通りの結果になり、トレーナーとしてうれしく思うよ」

出典:NumberWeb

※距離を潰せば(距離を一定にせず動かせば)、内山のパンチは正確さを欠くことになる。

このようにコラレスは、ファレナス戦を参考に必勝プランを立て、勝利をある程度確信していたのだろうと思う。内山には当時より動体視力の衰えがある、とも思っていたのではないか。だから、内山の強打を恐れることなく、あれほどアグレッシブに攻めることができたのだ。

※普通であれば、様子を見るものだ。

もろもろのことを考えると、試合が始まる前の段階で、コラレス陣営の周到な準備により、勝負は決まっていたのだと思う。彼らが見事だった、ということでいいと思う。内山を倒す作戦も的を射ていたし、それを実行できたコラレスの力量もたいしたものだと評価した方がいい。 

・作戦負けだった

ただ、私の見方では、選手間の「実力差」というよりは、完全な「作戦負け」だ。事前にコラレスの意図を想定していれば、いなして内山本来のボクシングをすることは可能だったと思う。

内山陣営では、準備不足がはっきりしていたようだ。

「スタッフとの作戦会議にもっと、倍ぐらいの時間をかけて準備するべきだったコラレスはやったことのないタイプの選手。もっと(連係を)密にしていれば…」と嘆いた。

出典:【世界戦V12失敗】内山 衝撃のKO陥落の舞台裏

将棋でもときどきあるが、「作戦負け」をしてしまうと、仮に実力で上回っていても、そのまま成すすべなく負けてしまう(見た目は完敗)ということが普通にある。今回の試合は、このケースに当たると思う。なので、チーム力で負けた、ということになるかもしれない。

内山選手は、「1日たって悔しさはよりこみ上げている」とのコメントを発表したそうだが、「作戦負け」を裏付けるコメントだと思う。完全に実力で負けた、と感じているのであれば、悔しさはあってもある部分では納得し、もっとサバサバするはずだからだ。

 コラレスと実力の差はあるのか?

内山とコラレスの間に実力の差があるのか?については、現段階では「わからない」が妥当だ

一方的な負け方をしたので、実力的に「コラレス>>内山」と見る向きもあるようだが、そう単純な話ではない。たとえば、日本の例で言うと、浜田 vs. アルレドンド、徳山 vs. 川嶋戦などは、一方的な内容でチャンピオンが敗れているが、そのとき勝った方が実力が上だとは言えない。

※いずれも一方的に負けた方が、次戦で勝っている。

もっと言うと、内山が圧勝したジョムトーンにしても、あのときの結果から受ける印象ほど両者に実力の差はない。もし次戦えば、接戦になることも十分考えられる。なので、内山 vs. コラレス#2で、内山が(明確な差で)負けるようなことがあれば、実力差がある、としてもいいだろうと思う。現時点では「わからない」が妥当だ。

内山選手の今後がどうなるか定かではないが(しばらく休養に入るそうだ)、今回負けたにしても、日本の歴代で三指に入る一流のボクサーであることは、間違いない。これまで内山選手の試合が見られたことに感謝しつつ、今後を静かに見守りたい。

※テレビ局へのお願いですが、ディレイではなくライブにしてください。ディレイだと、試合の展開が読めて冷めてしまいます。スポーツ中継は、ライブの方がはるかに価値が高いと思います。

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 追記:試合を見返した感想

ようやく試合の録画を冷静に見られるようになったので、チェックしてみた。

いくつか気づいたことがあるので、書いてみたい。

コラレスは、厄介な相手だと改めて思った。左にしろ右にしろ、打てばカウンター&打ち終わりを狙ってくる。内山の左ジャブをかわして、カウンターで左のアッパーを合わせる…という高度なテクニックも見せている。手を出さなければ、右のボディー打ちでポイントを稼ぎつつ、大きな左を狙ってくる。※いきなり、ワイルドに振ってくるパターンもある。

内山は2Rを通じて1発も有効打を入れることができなかったが、コラレスがカウンター&打ち終わりを狙ってくるので、警戒のあまり踏み込んで打てない、ということもあったし、コラレスの懐の深さとスピード(+変則性)に翻弄されたという面もある。慣れる前に負けた…という感じだ。

※踏み込んで打ったら、カウンターをもらう…という最悪のパターンだった。

また、コラレスは内山のことをよく研究していた

内山のパンチのカウンター&打ち終わりを狙えばいい、ということは完全にわかっていた。なので、内山のパンチを外して打ち込む練習を、相当積んだと思う。また、内山が左に対してスウェーしながら右に傾ぐということもわかっていたのだろう。そこを狙っているフシもある。

さらに、ガードを固めて棒立ちになる内山のクセを知っていたし、踏み込んでもカウンターをもらわないと確信していたと思う。自分のパンチに対して、(内山は)カウンターを合わせられない…と見切っていたのだろう。だからあれほど踏み込んで、強打できたのだ。

 追記:内山がコラレスに勝つためには…

香川さんではないが、むずかしい方程式を解く必要がある。

まず、相手の打ち手を封じ、前回のように自由にやらせないことだ。コラレスが内山の打ち手を封じたように、コラレスの打ち手を封じる必要がある。※同じことをやり返す必要がある。

たとえば、コラレスのボディー打ちやワイルドなパンチには、被せたりカウンターをみせて、簡単には打たせないように、牽制する必要があるだろう。防御の意識を高くして、空をきらせたり、パンチを無効化する…という方法もあるだろう。

今回は、コラレスが自分から動いて自分の都合のいい距離を作った。なので勝つためには、コラレスの距離ではなく内山の距離をどう作るのか…という点もポイントになる。

※相撲で言えば、ケンカ四つだ。自分良しの態勢になった方が勝つ。

また、カウンターやパンチの引きをわざと狙わせて、逆にそこを狙うという手段もある。さらに、ガードを固めて正面で棒立ちになる、という癖も改める必要があるだろう。とにかく、再戦するのであれば、相手を上回る(相手の良さを消す)戦術が必要になる。

コラレスにも、どこかに弱点があるはずだ。

相手の打ち手を封じることができれば、相手にも焦りが生じる

それが綻びになって、チャンスが生じる…ということがある。内山が勝つためには、自ら崩れず、忍耐強くワンチャンス待つ、という姿勢が必要だコラレスには、雑なところやバランスの悪いところがあるので、チャンスは必ずあると思う。そのチャンスを逃さないことだ。※普通の状態で上にパンチを当てるのは困難だが、カウンターでボディに入れることができれば、チャンスが生じると思う。ただ、コラレスが相性的に難敵であることは間違いない。

 追記:内山選手の今後

その後の報道を見ていると、内山選手は再起の方向に気持ちが傾いているようだ。

もし再起するとすれば、1)コラレスとの再戦、2)WBA以外のベルトを狙う、という二つの選択肢がありそうだ。※内山選手は、1)コラレスとの再戦、を望んでいるようだ。

2)WBA以外のベルトを狙う、であれば、三浦と激戦を演じたバルガスとの戦いを見てみたい。※ただし、禁止薬物に陽性反応を示した…という問題がクリアになる必要あり。

三浦戦をはさんで、バルガスと戦う、という選択肢もありそうだ。

この試合が実現すれば、バルガスへの挑戦権を争う、という意味付けもできそうだ。※有力な日本人選手同士の潰し合いは見たくないのだが、興行としては盛り上がるだろう。

だが本命は、1)コラレスとの再戦、だろう。

私はダイレクトリマッチには、あまり興味がない。あれだけ一方的な内容で負けた以上、コラレスと再戦したら勝てる、という証明をある程度する必要がある、と思うからだ。 

※ダイレクトリマッチを望んでも、コラレス vs. フォルトゥナ戦が先になる可能性が高いし、WBAも(一般的に)ダイレクトリマッチを望まないようなので、実現することは困難だろう。

・ファレナスと再戦してみては?

なので、ファレナスとの再戦をみたい。

内山はコラレス戦まで無敗だったが、のどにひっかかる小骨のような1戦があった。それがファレナス戦だ。ファレナスとの勝負には、未だ片がついていないのだ。

ファレナスであれば、(マッチメイク的にも容易で)今年の大晦日にも戦うことができるだろう。また、(内山が苦手とするタイプの)ファレナスをキッチリ降すことができれば、コラレスと再戦する資格がある(勝つ可能性がある)、と証明することができるのではないだろうか。

※ただし、コラレスがフォルトゥナに負ければ、内山のジムが持つオプションが消滅し、コラレスとの再戦は困難になる。また、ファレナスに負けても、そこで終了だ。

余談になるが、敗戦後すぐにテレビのインタビューを受けたり、帰りの車内で密着の取材を受けたりしているが、これらは極めて異例のことだ。内山選手はつくづくすごい人だな…と感じる

・9/1/16追記

一部で内山が現役続行の意思を示した、と報じられている。

そして内山の次戦は、大晦日にコラレスとの再戦、ということになりそうだ。

世紀王者のソーサとコラレスの統一戦が流れたため、コラレス側が内山側に再戦を打診し、内山サイドがそれを受ける…という形になりそうだ。コラレスとの再戦を希望していた内山にとっては、最高の舞台が用意されることになる。この対戦が実現すれば、大一番になりそうだ。

この対戦の見どころは、内山がコラレスの打ち手を封じ、自分のペースでボクシングができるかどうかだ。キレキレのコラレスに自由にやらせてしまうと、返り討ちにあうことも考えられる。クレバーな内山選手のことだから、前回の轍は踏まないと信じてそのときを待ちたいと思う。

・10/26/16追記

すでに、大晦日にコラレスと再戦することが、正式に発表されている。

今回はコラレスを想定し、コラレスに似たタイプのスパーリングパートナーを海外(フィリピン)から呼ぶそうだ。スパーリングパートナーを海外から呼ぶのは、世界初挑戦のとき以来のこと。前回の反省を踏まえ、今回は周到な準備をして世界戦に臨むことになる。

※ファレナスを呼べばいいと思うのだが…

日本選手のダイレクトリマッチの勝率は高くないが、内山はアマ時代に、負けた相手とのリマッチでは2戦2勝という記録を残しているそうだ。内山には「同じ相手に2回負けるわけにはいかない」という強い思いがある。「勝てる自信はある」とも聞く。今は、その言葉を信じたい。

今年の大晦日の戦いは、内山にとって進退をかける大一番になる。

 まとめ

今回の記事:「内山高志が負けた日」

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