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人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

会話が続かない人の特徴5つ

会話が続かない人がいる。

あなたは、自分は人と会話が続かない…と思ったことがないだろうか。

誰かと会話が始まっても、進展せずにすぐに終わってしまう…そんなことがないだろうか。そんなときは、自分のことを話を広げない・広げられない人だ…と思うことがあるだろう。

会話が続かない人には、いくつかの目立つ特徴がある。これらの特徴に複数当てはまるような場合は、会話が続かない人としていいだろう(相手からもそう認識されることになる)。

今回は、会話が続かない人の特徴について書いてみたい。

目次

 

相手の話を聞けない

聞くことはむずかしい

当たり前のことだが、相手の話を聞けないと、会話は続かない。

「相手の話を聞く」ということは、単純なスキルであり、簡単に実践できると考えがちだ。

だが、思うほどやさしくはない。むしろ、むずかしいと言ってもいいだろう。だから、話をキチンと聞ける人が重宝されるのだ。※相手の話をキチンと聞くためには、自制心も必要になる。

相手の話に興味を持たない

相手の話を聞けない人は、相手の話に興味を持たないことが多い。

つまり、相手が提供する話題に乗ろうとしないのだ。※自分勝手だとも言える。

相手の話に興味を持たなければ、勢いリアクションは薄くなる。

この場合は、ロクなあいづちも打たず、曖昧にうなづいたり…という反応になる(特に言葉を返すこともしない)。なので、話し手はその反応を見て、この人はこの話題には興味がないのだな…と感じ、そこで話を切り上げてしまう。※その結果、会話が途切れることになる。

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とっかかりを探す必要が…

このタイプの人は、相手の話にとっかかりを探す必要がある。

相手の話を「つまらない」と感じたり、「もっと別の話をしたい…」と思うときも同様だ。

これでは会話が続かない。なので、仮に「興味がない」、「つまらない」と思っても、どこかにとっかかりがないか…と探すことが大事だ。会話が続く人は、自分の興味がない話題についても、とっかかりを得ようとする。

たとえば、登れそうにないちょっとした崖でも、よく見ると凹凸があって、そこを足掛かりにすれば、登れることがある。そして、上に登れば素晴らしい景色が広がっていることもあるのだ。

会話では、最初から簡単にあきらめて(見切って)しまってはダメなのだ。

 

話を広げる努力をしない

話を広げない

会話が続かない人は、話を広げる努力をしない。

話の広げ方は、いろいろある。縦に広げる(掘り下げる)こともできるし、横に広げることもできる。また、時間軸を使って広げることもできるだろう。横に広げて、そこから掘り下げることも可能だ。

会話が続かない人は、この作業ができないのだ。

では「なぜ話を広げないのか?」だが、ひとつには、先に述べたように、「相手の話に興味を持たない」ということがある。相手の話に興味がないので、仮に話を広げる能力があっても、話を広げようとしないのだ。※能力の問題ではなく、意思/意識の問題になる。

萎縮すると…

もうひとつは、自分に自信のない場合だ。

自分のトークに自信がないので、「自分が話を広げてもつまらないだろう…」とか、「この話を広げても、すぐに行き詰まるな…」と先回りして考え、ある意味萎縮してしまうのだ。妙な広げ方をしたくない…と思うこともある。このように、自ら萎縮してしまう状態では、会話は続かない

 

質問に対する答えが短い

YES/NOだけで…

会話の中では、質問をし合うということがある。

会話が続かない人は、相手の質問に対する答えが短い。

下手すれば、「YES/NO」だけで、終わってしまうことがある(笑)

コミュニケーション能力が高い人は、何か質問をされると、「YES/NO」だけで答えられるような質問(クローズド・クエスチョン)でも、「YES/NO」だけではなく、その理由であったり、背景であったり、派生的なことをいろいろと話す。

海外のスポーツ選手のインタビューにありがちだが、簡単な質問でも長々と話す、ということがある。「シンプルな質問で、よく話せるな~」と関心する人もいるのではないだろうか。※そうすることで、相手が取りつけるような「とっかかり」を与えている、とも言える。

とっかかりを与えない

だが、会話が続かない人は、相手の質問に対する答えが短く、相手に「とっかかり」を与えない。

初対面などで、相手のことを警戒している場合はそうなることもある。また、その話をしたくないから短く回答し、相手に情報を与えない、ということもある。だが、これでは会話が続かない。会話を続けたい場合は、ひとつ聞かれたら三つ返す、ぐらいの気構えが必要だろう

相手に質問をしない

相手に質問をしない、ということもある。

相手に対する質問は、「自分が相手にしてほしい質問」でもある。

したがって、「この人に質問されたくない…」と思えば、質問をしない。「この人に自分の情報を与えたくない」という気持ちがあれば、自分から相手に何かを尋ねる、ということはしない。

※自分を守ろうとするときに、こういう形になりやすい。

 

自分を良く見せようとする

良く見せることが…

自意識過剰で、自分を良く見せようとする人も、会話が続かない人だ。

このタイプの人は、こう発言することで、自分の(相手からの)評価がどうなるのか…ということを気にするので、会話が不自然になったり、見栄を感じさせるものになったり…で、スムーズに流れなくなってしまうのだ。自分の評価を上げようとして下げてしまう。皮肉なものだ(笑)。

わかったふりをする

自分を良く見せようとして、話がわからないのにわかったフリをすることがある。

わかったフリをして、うなづいたりするが、本当は話の内容がわかっていないので、適当な二の句がつげない。そんなときは、相手から目をそらして相手の次の言葉を待つしかない(笑)。

だが相手は、「この人は今の話を理解していないな…」と感じる。やさしい人であれば、もう一度簡単な表現で繰り返してくれるかもしれないが、実際はそこで話が終了してしまうことの方が多いだろう。

わかったフリをされると、相手は話す気を失くしてしまうことがある。そのフリは、相手にバレるものだ(笑)。なので、話がわからないのにわかったフリをすることは、やめた方がいい。

 

逆接の接続詞を多用する

相手が疲れてしまう…

逆接の接続詞を多用する人は、会話を続けることがむずかしくなる。

会話が続かない人は、逆接の接続詞を使っている。
・「でも」、「だけど」、「しかし」
逆接の接続詞として、使いがちなのが、「でも」、「だけど」、「しかし」だ。
相手の話を「でも」で切り返して、相手が嫌な顔をした…という経験がないだろうか?少なくとも、あなたが「でも」で相手の話を切り返すと、(相手は)好意的な表情を見せないはずだ。※相手の表情をよく観察してみよう。
出典:会話の続かない人が使いがちな言葉

逆接の接続詞を使う、ということは、「混ぜ返す」ということだ。

逆接の接続詞(から続く言葉)は、会話のスパイスになり得るし、別の視点/観点から事象をとらえる助けにもなるが、あくまでも「スパイス」だ。スパイスをかけすぎると、料理がおいしくなくなってしまうことは自明だ。※使うとしても、相手の反応を見つつ適量に抑えるべきだ。

単純に、「混ぜ返す」ことの多い相手と会話を続けるのは疲れるのだ。

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会話が続かない人の特徴 - サマリー

まとめ

今回は、会話が続かない人の特徴を書いてみた。

1)相手の話を聞けない、2)話を広げる努力をしない、3)質問に対する答えが短い(自分から質問をしない)、4)自分を良く見せようとする、5)逆接の接続詞を多用する、の5つだ。

自分本位だが人の評価を気にする、警戒心が強い、というタイプになる。

人一倍人の評価を気にするのに、人に評価されることがほとんどない、という何とも残念な形になるので、このタイプの人は、改善の努力をした方がいいだろう(性格だから改善できない、ということはない)。

一番、簡単に直しやすいのは、「逆接の接続詞を多用する」だろう

たとえば、「でも」などの逆接の接続詞を使うと、相手が嫌な顔をして会話が続きにくくなる…と思えば、素直にやめようと思うはずだ(会話においてそういう経験をしたことがあるはず)。

クセになっている場合でも、自分比で徐々に直すことは可能だろう。

今回の記事:「会話が続かない人の特徴5つ」