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不器用な生き方をやめたい

無駄なプライドは捨てた方がいいんじゃない?

琴勇輝一巖(相撲の力士)に注目した方がいい

琴勇輝という力士がいる。

ここのところ、台頭がめざましい力士だ。※関脇まできている。

私は相撲ファンとして、(いろいろな意味で)琴勇輝に注目している。今回は、その理由について書いてみたい。私は、次の大関を狙える力士ではないか…とひそかに思っている。

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 目次

 ひと味違う琴勇輝

私が琴勇輝に注目する理由は、この力士は(いい意味で)ちょっと違うな…と思ったからだ。

琴勇輝のインタビューの受け答えなどを聞くと、「これは…」と思うことがある。

たとえば今場所、白鵬にかわされて敗れたが、おそらく記者に、「(横綱の立ち合いの変化は)横綱が琴勇輝の圧力を警戒している証拠ではないか?」という主旨のことを聞かれたのだろう。その問いに対し、「そういう解釈でいい。自分のいいようにとらえられればいいと思う」と答えたそうだ。

並の力士では、このようなコメントを出すことはできないだろう。私であれば、「それは横綱に聞いてみないとわからない」という逃げのコメントをするだろう(笑)。

一見、不敵で強気なコメントのようにも聞こえるが、琴勇輝の場合は、どこか余裕があって自然なのだ(インタビューには、自らの相撲とは違って、突っ張った感じがない)。

普段の琴勇輝の受け答えに聡明な印象も受けていたのだが、

この時の賞金は医大に進学した弟の学費とするため、貰ってすぐに館内で観戦に来ていた弟に手渡した
出典:ウィキペディア

弟さんは、医大に進学した秀才のようだ。

おそらく琴勇輝も、頭脳明晰な人ではないかと思う。

中学時代は学業の優秀さでも知られ、3年生のとき生徒会長になったこともある。
出典:ウィキペディア

やはりそうだった(笑)。

生徒会長になったこともある、とのことだから、彼は成績が優秀なだけではなく、人望もあったのだろう。気がやさしくて力持ち、おまけに頭脳も明晰、ということだろう。

※スポーツ選手が大成しようと思えば、頭脳の明晰さは必要だと思う。

 芯の強さと柔軟さがある

琴勇輝には、芯の強さと柔軟さの両方がある。

琴勇輝は、「ホゥ」という気合いの発声で有名だったが、

一度、白鵬にクレームをつけられたことがある。

約5分間の会議の終了間際、白鵬が突然口火を切り「千代鳳!」と指名。名前を忘れてしまったのか「あともう1人」と隣の琴勇輝も指そうとしたところ、反対側の隣にいた千代丸が反応し「千代丸です」。すると白鵬は「違う、お前じゃない」と言い、琴勇輝が名乗ると「せき払い、やめろ! 犬じゃないんだから、ほえるな」と“物言い”をつけた。
出典:琴勇輝「ホゥッ」白鵬の「ほえるな」も信念貫く

力士会で、白鵬から直接注意を受けたそうだ。

しかし、琴勇輝はこの横綱の命令をこう言ってきっぱりと拒否、先場所までほえまくっていた。「これは自分のリズムで、決めるのは自分。今まで通りにやる」 

出典:琴勇輝が恐れるのは白鵬よりも審判部 横綱の「雄たけび禁止令」は断固拒否も…

千代鳳は、九重親方から注意されていたこともあり、この白鵬のクレームを機に気合いの発声をやめたのだが、 琴勇輝はやめなかった。※自分の信念を貫いた形だ。

恐らくこれから琴勇輝は、どこかで白鵬から苛烈なかわいがりを受けることだろう。それはこれから暫く続くかもしれない。そういうことを受け入れたうえで、琴勇輝は「ホウッ」を貫いた。
出典:琴勇輝が貫いた「ホウッ」の道。勇気ある決断の陰で、論点をずらせたのが白鵬である理由とは?

このことは、リスクを承知で引き受ける、という決断でもあった。

※大横綱から注意されて、その注意に従わない…というのは大したものだ。自分の信念を貫きたいから…ということで横綱に了解を取ったと想像するが、大した人だな…と思う。

・一転、柔軟さを見せる

だが、 審判部幹部から同様の指摘をされると、

ところが先月末の力士会で、審判部幹部から「土俵上で雄たけびをあげるなんて。目にあまる」と指摘されると、今場所から実にあっさりとやめてしまった。

 「言われたことを受け止める姿勢も大事。進化していく自分をみてもらいたい」
出典:琴勇輝が恐れるのは白鵬よりも審判部 横綱の「雄たけび禁止令」は断固拒否も…

 一転して、「ホゥ」という気合いの発声を封印した。

どのスポーツでもそうだと思うが、選手が審判に(多少の抗議は認められるにしても)逆らうことはご法度だ。そこを踏まえて、「ホゥ」を封印する、という賢明な判断をしたのだろうと思う。

これは、柔軟な姿勢だ。琴勇輝には、柔軟性もあるのだ。

 明るさと素直さがある

また、琴勇輝には、明るさと素直さがある。

インタビューなどで見せる表情も、穏やかで(表情が明るく)余裕を感じる。

素直さが大事だ…ということは、これまでにも書いている。

素直かどうか…これは最も重要な変数のひとつだ。
昔からよく、「素直な人が伸びる」ということは耳にしていたが、私が20代の頃は、そのことを真に受けようとはしなかった。逆に、「30代、40代の管理職のおっさんが、若手に話を聞かせたいがための、ポジショントークだろ(笑)」とすら思っていた。
だが、当時の私の考えは間違いで、「素直な人が伸びる」ということは事実だ。もし、以前の私のように考えている人がいれば、今日から考えを改めてほしい。
出典:会社で伸びる人の特徴!共通点があります

たとえば上にある、「言われたことを受け止める姿勢も大事」という本人のコメントから、琴勇輝の素直さを感じることができる。

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また、表現も素直だ。

勝ち名乗りを受け、土俵の上で懸賞金の束を受け取りながら涙がこみ上げてきた。「ケガをして辛かったときもある。すごいうれしい」。苦難の過去が頭をよぎった。

出典:涙こみ上げる琴勇輝、大けが越えてたどり着いた「初金星」

 「初金星」で涙したが、このようなシーンもめずらしいことだ。

素直な人には、人が集まりやすい。琴勇輝のまわりには、あたたかい支援の輪が広がっているのではないかと思う。また、相撲ファンからの応援も受けやすくなるだろう。現在、琴勇輝のファンがじわじわと増えているのではないだろうか。※私もそのひとりだ。

 ポジショニングの上手さがある

琴勇輝は「突き押し」一本だ。

琴勇輝がまわしを取ったシーンを見たことがない。取り口に外連味(けれんみ)がないというか、清々しい思いさえする。立ち合いの変化もしない。このタイプの力士というのは、今ではめずらしい。

「めずらしい」ということは、それだけで他者と差別化できる、ということだ。もちろん、マーケティングの結果からスタイルを決めたわけではなく、自分の特長を出せるスタイルを求めた結果、今の「突き押し」一本がベスト…という結論に至ったのだろう。琴勇輝の場合、結果論ではあるが、ポジショニングが上手いのだ。

今では相撲を見る際、琴勇輝の一番が楽しみになっている。

 まとめ

今回は、相撲の琴勇輝について書いてみた。

相撲の強さというのは、総合力だ。なので、いろいろな角度からお相撲さんをながめて、「どの要素が相撲の強さに結びついているのかな…」と考えることはおもしろいことだ。

あなたも、琴勇輝に注目してみてはどうだろうか。