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読書術|もっといい読書をする方法

本を読む人であれば、自分なりの読書術を持っていると思う。

私もここ数年で、かなりの本を読んできた。本を読みながら、「もっといい読書の方法はないのか?」ということも同時に考えている。そして、「いい読書の方法」についての考え方は、微妙に変化する。月日とともに、知識や経験値、時間の重みなどの変数が変わるので、「微妙な変化」は当たり前のことだ。なので、「読書術をみがく」という作業は、これからも続きそうだ。

過去にも読書に関する記事を書いているが、このテーマについては、何か思いついた時点で(いつでも)書こうと思っている。今回は、もっといい読書をする方法について書いてみたい。

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 目次

 「まえがき」を読む

「はじめに」などの「まえがき」を読むことは大事だ。

以前、このように書いたが、

「まえがき」は、いわゆる「つかみ」の部分なので、著者はかなり力を入れるはずだ。本を手に取った(潜在)読者が、まえがきを読んで、「おもしろくない」、「求めているものと違う」と感じたら、そこで離れてしまうからだ。著者はまえがきで、この本はどのような本なのか、誰に向けて書いているのか、読めばどんないいことがあるのか、などについて語る。まえがきは、量的には短いものなので、本の内容の大要約と言っていいかもしれない。※エッセンスが詰まっているわけだ。
出典:読書の質を今より少し高める方法

この考え方は、変わっていない。

読書は、著者が力を入れて書いた部分を読めば、効率がよくなる

「まえがき」は、筆者が力を入れて書いた部分にあたるので、しっかり読みたい。※紙面を埋めるために書いたような部分(薄い部分)は、スルーしてもいい。

「まえがき」と「目次」を合わせて読むことで、頭の中で目的地がはっきりし、そこに至るまでのマップができる(話が見える)とも書いたが、これもそのとおりだ。

本を読み始める前に、マップをイメージしておくことは大事だ。

 拾い読みは採用していない

目次を見て、興味がある部分だけ「拾い読み」をする、という方法がある。

私はこの方法を今は(完全には)採用していない。

1)目次だけではわからないことがある、2)流れを確認したい、3)筆者の意図を確認したい、というのが主な理由だ。1)目次だけではわからないことがある、については、ある意味当たり前のことだ。※見出しだけで、すべてわかるわけではない。

目次だけ見て、「これはわかりきっていることだ」と思っても、おもしろい視点から解説している場合があるし、興味深い(オリジナルの)エピソードが書かれていることもある。

たとえば、手前味噌になって大変恐縮だが…

前回の記事で、自尊心の低い人は承認欲求が強い、と書いた。「自尊心の低い人は承認欲求が強い」という目次があれば、「そうだよね」でスルーしたくなるが、

スピーチの講師から興味深い話を聞いたことがある。
自分に自信がなく、ややオドオドした感じでスピーチやプレゼンを行った人に限って、後から「自分の出来はどうでしたか?」、「上手く話せていましたか?」と執拗に(?)聞いてくるそうだ。
出典:自尊心が低い人の特徴#2

こういう具体的なエピソードが入ると、少しおもしろくなるのではないだろうか。読者の中には、あるあると思う人もいるはずだ。ちょっとした気づきというのは、読書の醍醐味でもあるのだ。

2)流れを確認したい、3)筆者の意図を確認したい、というのは、(細部に至る)構成やトランジションのやり方を学びたいということと、それらを通じて筆者の意図や知性を感じたい…ということだ。※内容がわかっているからこそ、それらに目が向くということもある

わかりきったことでも、布石として機能している場合があるし(復習にもなる)、この筆者はこのことをどのように説明しているのだろうか…という部分にも興味がある。

 見切りをつける

本を買ったからといって、全部読む必要はない。

私の場合は、とりあえず100ページを目安にしている

100ページ読んで、おもしろくない、興味がわかない、と感じたときは、そこで読書を終了することにしている。※もっと短くてもいいのかもしれない。実際は70~80ページ読んだ時点で結論が出ている。次回読むときのために、わかりやすい100ページにしているだけだ。

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筆者がやっつけで書いたような本は、最初から読まないようにしている。

なので、「できが良くないから読むのをやめる…」ということはほとんどない。したがって、100ページで読むのをやめる本というのは、今の自分には難解であったりして、読み続ける気持ちがなくなる本ということになる。※無理に読んでも意味がない。

自分が「読みたい」と欲しているときに読めば、一番(吸収率が高く)効率がいい。
喉が渇いたときに水を飲めば、一番おいしく感じる…ということと同じだ。興味はあるが難解で読みにくい、と感じるのであれば、まだ読む時期が到来していないのだろう。それが来るまで寝かせておくのも、ひとつの手段だ。
出典:読書の質を今より少し高める方法

今は、読むタイミングではない、ということかもしれない。

※しばらく、寝かせておけばいいのだ。

余談になるが、たまに、この筆者は読者のことを考えて書いているのだろうか?と思うような本がある。もしかすると、知性をアピールすることが主になっているのかもしれない。

やさしいことを、あえてむずかしく書いてあるような本のことだ(論文調の本)。それは言い過ぎかもしれないが、良い本というのは、むずかしいことを(なるべく)やさしく書いてあるものだ。※やさしいことを、あえてむずかしく書いてある本は読まない。

・個別の項目でも同じ

見切りをつけることは、本全体だけではなく、個別の部分でも同じことだ。ある項目を読み始めたとき、ここではこういうことが書かれているな…とわかることがある。

そのときは、「斜め読みモード」に入ればいい

先に述べたように、「おもしろい視点からの解説があるか?」、「興味深いエピソードが書かれているか?」程度のチェックをしながら、斜め読みすればいいのだ。構成やトランジション、表現のチェックをしてもいいだろう。読む時間が限られているときは、全部カットしてもいい。

 「見切り」は経験を積めば容易になる

「見切り」は経験を積めば、比較的容易になる。

というか、ある程度経験を積んだら、「見切り」を積極的に使うべきだ。

たとえば、将棋の強い人は、その局面で可能な手をすべてピックアップして、比較し優劣を決める、という方法はとらない。まず、「見切り」をし、いくつかの有力な手に絞って、深く読む…ということをするのだ。※全件検索は、リソースの無駄使いだ。

経験に裏打ちされた直感に従って枝葉を捨てる、ということが、「見切る」ということだ。「経験を積む」ということは、それだけそのことに時間を費やしている…ということだ。そうであれば、時間を費やして育んだ「見切る」技術を活用しない手はないのだ。もし、ある程度の経験がありながら、見切れないのであれば、もったいない話だ。

もっと自分の直感を信じていいのだろうと思う

 まとめ

今回は、もっといい読書をする方法について書いた。

見切りをつけて読む、というのは大事なことだ。読了することを目的に本を読んでいるわけではないからだ。難解でもおもしろい本であれば、最後まで読めばいい。1度読んでおくと、2度目に読むとき楽になるためだ。難解でおもしろくない本であれば、読むのをやめればいい。

その時間を別の本を読むことに費やした方が、はるかに有意義になるのだ。