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ダメ押し、変化、カチ上げ…横綱白鵬の問題をまとめる

白鵬の変化の問題については、以前記事にしたことがある。

白鵬は記録の上では歴史に残る大横綱で、(その記録(実績)については)多くの相撲ファンが評価するところでもある。だが、ここのところ、言動に相撲ファンを敵に回すような傾向がみられるのだ。※元々ヒールキャラではないので、実にもったいない気がする。

今回は、白鵬の問題についてまとめてみたい。

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※「問題」なので、批判調になるかもしれないが、私は白鵬をリスペクトしている。

 目次

 「ダメ押し」の問題

以前から問題になっている、「ダメ押し」の問題だ。

この問題では、ついにケガ人まで出してしまった。

横綱白鵬が打ち出し後に審判部に呼び出された。まわし姿で取組後に直接、伊勢ケ浜審判長(元横綱旭富士)の元へ出向かされた白鵬は、8日目の嘉風戦でのダメ押しについて口頭で注意を受けた。
白鵬は「軽いケガということではなくて大きなケガをしたんですから。部長にいろんなことを言われましたけど、申し訳ない。何でもしたいという気持ちです」と謝罪。
出典:白鵬、審判部に呼び出され口頭注意 ダメ押しで井筒審判が左太もも骨折

白鵬のダメ押しにより、井筒審判長が左大腿骨頸部の骨折で、全治3か月の重傷を負ってしまった。※ダメ押しを続ければ、今後、観客が大ケガをすることも十分に考えられる

そのため、審判部幹部が力士会に出向き、ダメ押し厳禁を通告したそうだ。

審判部幹部は、この場所前の力士会にも乗り込んで改めてダメ押し厳禁を通告したが、肝心の効果はさっぱり。今場所も白鵬は平然とこのルール違反を繰り返し、5日目の魁聖戦で寄り切った後、背中を押すダメ押しに及んだ。
 「あれではお客さんにケガをさせる可能性がある横綱になって10年。そのくらい(トップの)横綱という地位で周囲が奉ってしまうと、自分がやっていることは間違いない、と思ってしまうのが人間の常だ」

 目撃した横審の守屋秀繁委員長は、こう苦々しい口調で慢心を指摘した。
出典:白鵬の懲りない“ダメ押し”連発に怯える対戦力士たち

私がみた限りでは、今場所白鵬は、対戦相手に(これまでになかったような)気遣いをしているように見える。自らのダメ押しにより、井筒審判長(元関脇逆鉾)に大ケガをさせたこと、審判部幹部にダメ押し厳禁を通告されたこと、から態度を改善したのではないかと思う。

それでも、ついダメ押しが出ることがあるようだ。一度身についた習慣というものは、改善に努力と時間を要するものだ。白鵬の改善の努力は、評価してもいいのだろうと思う

 横綱が変化して勝つこと

白鵬が千秋楽の大一番で変化して勝った、ということがあった。

横綱が変化して勝つことについての私の意見は、以下のとおりだ。

私は平日の優勝のかからない一番で、横綱が変化して勝つことに対しては、まぁ好ましくはないけれど、仕方がないかな…という立場だ。このようなケースは、かつての日本人横綱でもあったと思う。
だが、千秋楽の大一番でこれをやってはいけない
「顧客を満足させる行為」とは、真逆の行為だからだ。※千秋楽の大一番というのは、最も注目度の高い取り組みだ。ここで、そのような行為を行ってはいけない。
出典:白鵬の問題を「ダメ押し」してみる

興行価値の高い一番では、意図的に「顧客を失望させるような行為をしてはいけない」というものだ。白鵬は、「ファンのみなさんが…」という発言をよくすると思うが、言行不一致があってはいけない。※ファンというのは、大相撲ファンという意味のはずだ。

本当にファンのことを考えているのであれば、「自分が勝てさえすればいい」という発想にはならないと思う。興行にプレーヤーとして参加する者は、自己のエゴを抑えつつ、勝負に勝つことと、観戦者の期待に応えることのバランスを考える必要があると思う

※プレーヤーを代表する立場の横綱であれば、尚更のことだ。

ボクシングの井上尚弥が、前回の試合で、大差の判定で勝っており、拳を痛めている状態にもかかわらず、最終ラウンドに相手を倒しに行ったことがあったが、その主要な理由は、「観戦者の期待に応えること」だったはずだ。井上選手は、その重要性をよく理解している。

※興行では、ドッチラケで勝っても、意味が薄いのだ。

 「カチ上げ」の問題

この問題は、今のところ「ダメ押し」ほど問題にはなっていない。

しかし、軽い問題ではない。

カチ上げとは、

主に前腕を胸に構えた体勢から相手の胸にめがけてぶちかましを行うなどの形を取る。 かち上げは相手の体を起こすことや相手をぐらつかせること、相手を後退させることや相手の肩に当たることで差し手を取る隙を作るなどの目的で使用され、本質的に突き押しの技術である。 朝青龍の場合は相手を失神させる目的で使うことがままあったため、本質から外れた用途であるという意味で、批判を浴びる機会が多かった。
出典:ウィキペディア

こういうものだ。腕を相手の胸にぶつけてせりあげ、相手の体を起こす分には構わない。だが、(肘打ちで)相手の脳を揺らせてKOする、という目的で使うものではない。

これは技の目的外使用で、危険な行為でもある

もし、肘(ひじ)で、相手のアゴなどを意図的に狙っているのであれば、(詳細なルールがどうなっているのかわからないが)かなり危険な行為だ…と言わざるを得ない。以前、朝青龍栃東をカチ上げでKOした、という取り組みがあったが、あのようなカチ上げは危険だ。

栃東は現役時代に、脳梗塞を発症していたことがわかっている。

普通に考えれば、相撲において(肘打ちを使い)相手の脳を揺らせてKOする、という発想にはならないはずだ(やっている方も、自分がやられたら嫌なはずだ)。自分はやってもいいが、自分にやるのは許さない…ということであれば、自分本位な考え方だな…と言わざるを得ない。

※相撲はボクシングではないし、肘打ちありの競技でもないと思う。

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 サポーターは「肘打ち」用なのか?

サポーターは「肘打ち」用ではないか、という指摘がある。

白鵬は最近、右肘にサポーターを巻いている。普通に考えれば右肘が悪いはずなのですが、その右肘を振りかぶるようにして思いきり顔にぶつけていきます。とても肘が悪いとは思えない。このサポーターは、はなから肘という「武器」の保護材なのではないだろうか。ケガが理由ではない可能性が高いので外すべきだと思います
出典:最近の白鵬の相撲を丁寧に批判する。能町みね子が「最強」に望むこと。

もし、この想像が正しければ、とても残念なことだ。

ここから悪い方に進めば、不正も可能になってしまうからだ。

マルガリートのバンテージに不正パッドが挿入されている事が発覚。後の分析でパッドには硫黄とカルシウムが含まれており酸素と結合することで石膏に変化して硬化することが判明し、マルガリートは1年間の試合出場資格剥奪処分を受けることとなった。
出典:ウィキペディア

これは、ボクサーが手に巻くバンデージに不正を行い、パンチの強度を上げようとした例だ。※力士がこのような不正を行うとは思わないが、不正の可能性を無くしておくことも大事だ。

ケガでなければ、無用な疑いを避けるためにも、サポーターの使用は控えた方がいいと思う。ケガをあらかじめ防止するために…という理由も考えられるが、基本は、ケガがなければサポーター類はつけない、ということであるはずだ。「李下に冠を正さず」だ。

 まとめ

今回は、白鵬の問題について書いた。

最初にも述べたが、私は白鵬をリスペクトしている。歴史に残る大横綱と言ってもいいだろう。だがそれだけに、品行にも気を配る必要があると思うのだ。横綱と言うのは、強さと品格が抜群の存在であるはずだ。どちらか一方だけ…ということでは、ダメなのだ。

今回の記事:「ダメ押し、変化、カチ上げ…横綱白鵬の問題をまとめる」