不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

失敗から学ぶ方法とその大切さをさっさと知った方がいい

失敗から学ぶ方法やその大切さについて、理解しているだろうか。

あなたも失敗をすることがあると思う。失敗をして、「恥ずかしい」と思ったり、落ち込んで引きずることもあるだろう。

仕事やプライベートにおいて、誰しも失敗はするが、失敗の受け止め方や対処の仕方は、それぞれ微妙に違う。そして、その違いの優劣が、人に差をつけることになる。失敗から学ぶ人はどんどん伸びるし、失敗を恥じて引きずる人は伸びずに低迷する。だから、失敗から学ぶ方法をさっさと身に付けた方がいいのだ。

今回は、失敗から学ぶ方法などについて書いてみたい。

目次

 

失敗から学ぶ方法は

失敗は成功の基とする

失敗から学ぶ…というイメージ

失敗は成功のもと、という諺(ことわざ)がある。

失敗は成功のもととは、失敗してもその原因を追究したり、欠点を反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるということ
出典:失敗は成功の基

失敗をすることにより、「現状には問題がある」、「この方法ではうまくいかない」ということを学び、何かを改善することにより、成功に近づく…という意味だ。

また言外に、失敗にこりて萎縮し、「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」という状態になってはいけないし、失敗から学ぼうとする姿勢がなければ、また同じような失敗をしてしまうので、好ましくない…という意味もある。

失敗したときは、冷静に「失敗は成功のもとである」と考えればいいのだ。

失敗は必然と理解する

人工知能機械学習のプロセスをみていると、

失敗は成功のもと、ということがよくわかると思う。

当初は失敗ばかりしている人工知能が、それらの失敗から学び成功に近づいていく過程がよくわかるのだ。

わたしの解釈だが、「失敗は成功のもと」には、試行を重ねることにより、成功の小さな手がかりを発見できる。そして、そこにリソースを集中することにより、成功に発展する…という意味があるのではないかと思う。

人工知能はこのプロセスを高速で繰り返し、急速に成長する。

その過程において、失敗を重ねることは必然になる。また、成功の小さな手がかりを発見すること自体は、偶然の要素が強いと思う(試行回数を増やせば、発見するチャンスが増えるのだ)。

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失敗をしてもいいと考える

だから、失敗することを恐れてはいけない。

以前の記事で、「成功者は偉大なしくじり先生」というフレーズを紹介した。

つまり、成功に至るためにはどうしても試行回数の多さが必要になり、試行回数を多くすれば、失敗の数も必然的に多くなってしまうのだ。※なので、失敗を恐れて行動できない人は成功に至らない。

失敗してもいい理由を詳しく!:失敗してもいい!むしろ仕事や人生で失敗した方がいい理由

失敗を恐れると成功しない

不器用な人が成功しない理由は、失敗を恐れるからだ。

このタイプの人が少しでも失敗したと感じると、その感覚が蟻(あり)の一穴のようになり、一気にあがってしまう、という現象を導いてしまう。
出典:自意識過剰を克服する方法

たとえば、自意識過剰な人は、人前で恥をかくことを恐れる。

他人の自分に対する評価が落ちることが、何より怖いのだ。しかし皮肉なもので、他人の自分に対する評価が落ちるので、失敗したくない…と強く思うほど、失敗しやすくなる。

それはおそらく、本来かけるべき部分にリソースをかけられなくなっているためだろうと思う。

※集中すべき部分に集中できない、ということ。

試行回数が足りなくなる

その失敗を糧にして次に生かせればいいのだが、

不器用な人はそうせず、(失敗を恐れて)自分が失敗するようなシチュエーションを避けるようになってしまう。その結果、試行回数が減ることになる。だから、当然の結果として成功から遠くなってしまうのだ(成功に届かない・至らないということになる)。

※若い時の失敗(苦労)はどんどんすればいいのだが、成功しない人はリスク回避的になる。

失敗(苦労)は投資になる:若い時の苦労は買ってでもせよ…が正しい理由4つ

萎縮しないようにする

当然のことだが、失敗したときは、その失敗の生かし方が大事になる。

ひとつは、失敗したことにより、萎縮してしまわないことだ

自分の失敗で相手に何か迷惑をかけてしまった…という場合は、反省の意を示すことは大事だろう。全く失敗がなかったかのようなふるまいをすることには、問題があるかもしれない。ただ、萎縮してはいけない。萎縮して試行回数を減らすようなことがあってはいけないのだ。

萎縮して、試行回数を減らさないようにすることが大事

あえて失敗を書き出す

わたしが失敗したときは、アウトプットするようにしている。

失敗をブログに書くこともあるが、普段は私的なファイルに書いて保存している。

失敗の詳細をわざわざ思い出して、書くことには抵抗がある…という人がいるかもしれない(わたしも当初そうだった)。そんなものを残しておきたくない…という気持ちもよくわかる。

だが、失敗をアウトプットすることで、(不思議と)逆にスッキリするのだ。気持ちに整理がつく、ということだろうか…ウジウジ思い悩むよりは、よほどいいことだと思う。

仕事の失敗は学びに変える:仕事で失敗したときの対処法5つ - その時の対応が大事

失敗を書き出すことで、客観的な目で評価できる、ということもある。

失敗した内容を書いて、失敗の原因を考え書く、さらに同じ失敗をしないためにどうすればいいのか…についても考えて書く。そうすることで、失敗を客観視できるし、失敗したことにケリがつくのだ。※気持ちに区切りをつけることができるのだ。

失敗を糧や学びにするためには、失敗に向き合い記録する必要があるのだ。

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失敗を自信とリンクしない

失敗して、自信を失わないことも大事だ。

失敗をすると、「自分はダメだ…」と感じやすくなる。

しかし、そんな思考をしても全く意味がない。意味がないどころかマイナスだ。「ダメだ」と思ったら、本当にダメになってしまう。「すばらしい」と思っても、すばらしくはなれないかもしれないが(笑)、ダメだと思えばダメになるのだ。 
出典:人生に失敗する人の言動

ネガティブの力は強いので、ダメだと思えばダメになる。

自分のまわりにいる「できる人」を思い浮かべて欲しい。彼(女)たちは、失敗しても立ち直りが比較的早いはずだ。※他人からその姿を見ると、「打たれ強い」ということになる。

失敗から立ち直る術はある:取り返しのつかない失敗をした…失敗から立ち直る方法がある

もともと性格的に「打たれ強い」人もいると思うが、「打たれ弱い」人でも、打たれ強くなることは可能だ。

先に述べたように、試行回数を多くすることが本当に大事なことだと思っていれば、失敗は必然的に生じるものだと割り切ることができるだろう。今回述べた失敗をしたときの対処法を持っていれば、後々まで大きく引きずることはない。

失敗は、淡々と乗り越えればいいのだ。

 

失敗から学ぶ方法など - サマリー

まとめ

今回は、失敗から学ぶ方法などについて書いた。

結局、シンプルに言い切れば、失敗の受け止め方や対処の仕方で、成功するかどうかが決まるのだ。だから、さっさとそのやり方を身に付けておいた方がいい。

今回の記事で書いた方法だが、1)失敗は成功のもとであると考える、2)失敗は必然だと理解する、3)失敗をしてもいいと考える、4)失敗を恐れて萎縮しない・失敗して萎縮しない、5)失敗を書き出す、6)失敗を自信とリンクしない、の6つになる。

失敗を積み重ねてそこから学んで生かさなければ成功しない、ということは明らかだ(ただし、人生を毀損するような致命的な失敗は除く)。失敗を恐れてチャレンジすることをやめたり、行動の回数を減らす、ということであれば、成功の可能性は小さくなるだろう。

今回の記事:「失敗から学ぶ方法」