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感謝できる人になりたい|もっと感謝した方がいい理由3つ

あなたは、まわりの人に「感謝できる人」だろうか。

助けてくれた他人や家族に対し、なかなか感謝できない、感謝することを忘れている…という人も多いのではないだろうか。だが、感謝できなければ大きなマイナスになる可能性がある。

よく自己啓発の本に「感謝をしよう」ということが書かれている。感謝をすれば成功する…という単純なものではないが、人に感謝をしなければ失敗しやすくなる…ということは事実だ

結論をいえば、人に対し「感謝できる人」になった方がいいのだ。

目次

感謝を忘れがちになる

感謝を意識できない…という時期がある。

まだ若く、未熟なときには、なかなか素直に感謝できない。

成功した後、不遇の時代を過ごし、再び表舞台に立つ有名人がいます。彼らが成功していた当時のことを振り返って、「天狗になっていた」、「勘違いしていた」という主旨の発言をすることがあります。
出典:謙虚さは武器になります

勘違いしていた、天狗になっていた…と述懐する人は多い。

その時期に何か良い結果が出ると、「自分に実力でそうなったのだ」、「当然の結果だ」と天狗になってしまうのだ。そして、自分には実力があるのだから、成功は続く…と思ってしまう。

※結果が出たことは、他力ではなく「自分の実力だと思いたい…」ということもある。

いつ気付けるのかがポイントになる

しかし、年齢を重ねるにつれて、そうでないことがわかってくる。

自分の勘違い、思い違いがわかったころには、(後の祭りで)不遇の時代に入っている…ということがよくある。このことは、有名人に限ることではなく、ごく普通の人にもよくあることだ。

人には成果を自分の手柄にしたい、自分の実力で成し遂げたことにしたい…という気持ちがある。なので、どうしても、他人の力(好意などを含む)や運というものを、正当に評価できない。

※なので、このことに、いつ気が付くのか…ということがポイントになる。

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感謝しなければ…

感謝しなければどうなる?

では、感謝の気持ちを持てなければ、どうなるのだろうか。

感謝の気持ちを持たない人は、思い上がっているように見える。

感謝の気持ちを持つことは、相手の力や貢献、存在を認め、相手を尊重する、ということだ。なので、他者に感謝の気持ちを持たない、ということは、相手を認めず、尊重しない…ということにつながってしまう。なので、(相手からは)思い上がっているように見えてしまうのだ。

したがって、まわりからの印象が悪くなる。※天狗になっている…と評価される。

いつも仕事でミスをして、そのミスの尻拭いをさせられる…でも本人は、悪びれる様子もなく感謝もない、ということであれば、大抵の人はイラッとするだろう。
出典:なぜあなたはその人が嫌いなのか?

そうなれば、良好な人間関係を築くことがむずかしくなってしまう。

仮にその人が頭脳明晰でも、まわりに対し、「影響力を持たない人」になってしまう。「影響力を持たない人」が、人の上に立っても上手くいかない。求心力が弱いので、人を束ねることができないのだ。したがって、会社などの組織の中では、いちプレーヤーで終わる…ということになる。

※狭い世界で生きるしか、道がなくなってしまう。選択肢が限られてしまうのだ。

笑顔のない不機嫌な人に…

その結果、 笑顔のない不機嫌な人になるのだろうと思う。

特に実力のある人は、「こんなはずはない」という思いを抱えて生きることになるので、フラストレーションが常にあり、(感謝することのない)笑顔のない不機嫌な人になってしまうのだ。

笑顔の効果は凄まじい:笑顔が人に与える影響は…笑顔には大きな効果がある

あなたのまわりの人を観察してみるといいだろう。素敵な人は、やはりまわりに感謝できる人だ。不満を抱えくすぶっている人というのは、誰に対しても感謝できない人ではないだろうか…。

 

感謝すればいいことがある

不平不満を抑えることができる

感謝をすれば、自分の不平不満を抑えることができる。

人であれば、不満を感じることがあると思うが、何かに「不満を募らす…」という状態を長く続けるのは得策ではない。精神的に不安定になるし、不機嫌、不健康につながってしまうからだ。

そんなときは、感謝で不満を相殺することができる

誰にも、感謝すべきことはいくらでもあるだろう。家族や友人の存在、他人の自分に対する気配り、普段当たり前だと思っていることを見直してみれば、感謝のネタはいくらでもあるのだ。

会社員の人は仕事が大変で嫌だ…と思うことがあると思う。

だが、「仕事がある」ということだけでも、ありがたいことなのだ。仕事がなければ生活できないので、仕事がないことがワーストなのだ。※好きなモノを食べられる…ということもそうだ。

感謝は武器になる

感謝は、人間関係における武器になる。

相手の行動をほめたい。
シンプルに「ありがとう」でもいいし、「助かったよ」でもいい。
シンプルな言葉だが、あるとないとでは、相手の受ける印象が全く違ってくる。
出典:褒め方のコツ|もっと「ほめ」を使ってみる

あなたが誰かに好意で、何かをしてあげたとしよう。

その時、相手から感謝の言葉があるかどうかで、あなたが受ける印象は全く違ってくるはずだ。もし、何もなければ、「感謝の表現もできないのか…」と軽くイラッとするかもしれない(笑)。

感謝を武器にしていたK君

以前、同僚から頼みごとをされて、好意で引き受けミスをしたことがある。

そのとき、彼はわたしのミスを指摘したのだが、ミスを指摘する前に、「引き受けてくれてありがとう」という感謝の言葉を述べた。これは、非常に上手いコミュニケーションのやり方になる。

その言葉があったために、「ミスをして悪かった…」と素直に謝罪できたのかもしれない。もしその感謝の言葉がなければ、「じゃあ、人に頼まず自分でやれよ」と思ったかもしれない(笑)。

つまり、感謝を上手く使えば、人間関係において武器になるのだ

感謝する人には人が集まる

感謝できる人には、人が集まり、好ましい人間関係の輪ができる。

相手を批判すれば、相手からも批判されるが、相手に感謝をすれば、相手からも感謝されるのだ

先に、感謝の気持ちを持つことは、相手の力や貢献、存在を認め、相手を尊重する、ということだ、と書いたが、相手を尊重すれば、相手からも尊重されるのだ(作用・反作用がある)。

好ましい人間関係を作る肝は、「相互尊重」だろう。

感謝することでこれができるため、まず「バイ」(二人)の良い関係ができる。良いバイの関係をいくつか作れば、「マルチ」(複数)の良い関係に発展しやすくなる(人脈につながる)。

たとえは悪いが、菌が増殖していくようなイメージで、良い関係が広がっていくのだ。

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影響力を持つ人になる

あなたを中心とした良い人間関係が広がれば、あなたは「影響力を持つ人」ということになる。

そうなれば、おのずと人を束ねるポジションを得ることになるだろう。職務能力は並なのに出世する人というのは、「影響力を持つ人」であるケースが多いように思う。逆に、職務能力が優れているのに出世できない人というのは、社内人脈がなくまわりに対し「影響力を持たない人」だ。

感謝できる人には人が集まる、このことを覚えておきたい。

 

感謝できる人になりたい - サマリー

まとめ

今回は、感謝できる人になった方がいい、ということを書いた。

今回の記事で述べた「もっと感謝した方がいい理由」は、1)(自分の)不平不満を抑えることができる、2)感謝は人間関係における武器になる、3)感謝する人には人が集まる、の3つだ。

あまり感謝していないな…と思う人は、普段の生活の中に「ありがとう」を積極的に入れてみればいいと思う。何かを取ってもらったら、「ありがとう」と言えばいいし、お店や銀行などでサービスの提供を受けたら、「ありがとう」と言えばいい。※すみませんより「ありがとう」がいい。

お金を払っているから当たり前で、感謝などする必要はない…とは思わないことだ。

今回の記事:「感謝できる人になりたい」