自分に自信を持つ方法6つ
前回、自分に自信がない人の特徴について書いた。
そこでは、自信がない人の特徴として、人の話を聞かない、自慢をしたがる、デリケートである、他人と比較する、ネガティブ思考を持つ、行動しない、の6つを取り上げた。
今回はそれを踏まえ、「自分に自信を持つ方法」について書いてみたい。
目次
- 目次
- 他人と比較しない
- 他人と比べると主体性を失う
- 高みに到達できない
- 現状でOKとする
- もっと良くなれる…と考える
- 感謝の力を使う
- ネガティブを感謝に置き換える
- 言葉に注意する
- 形から変える
- もっと行動する
- 行動して小さな失敗をする
- まとめ
他人と比較しない
自分に自信のない人は、他人と自分を比較しがちだ。
自分に自信がない人は、よく他人と自分を比較する。
他人と比較する理由だが、ひとつには、他人と自分を比較して、自分が勝っていることを確認し、安心したいという気持ちがある。これも自信のなさを埋めようとする「補償」行動だろう。
出典:自分に自信がない人の特徴6つ
その理由はいくつかあると思う。
自信のなさを埋めようとする「補償」行動という側面もあるが、「自分軸がないから」ということもある。自分軸がないので、他人との比較による相対評価で価値を決めよう…とするのだ。
※他人と比べて優劣をつける方が簡単なのだ。
他人と比べると主体性を失う
この相対評価の欠点は、「他人に振り回される」ということだ。
相手の動向により、安心したり、不安になったり…ということになる。つまり、主体的に生きることができなくなってしまう。
相手が自分より下だと感じれば安心するし、上だと思えば、嫉妬したり、「自分はダメだ…」と思うようになるのだ。下だと思っていた人が伸びてくると、不安になる…ということもある。
※「伸び」で負けていると感じ、焦りを覚えることもあるだろう。
高みに到達できない
また、相対評価だと、高みに到達することができない。
相手を上回れば、それで満足してしまうからだ。相手を上回れば、比較する相手を変える、という方法もあるが、そうそう適当な人物が身近にいるわけではない。なので、むずかしいのだ。
ある人の後悔の言葉に、「まわりの人より優れていれば、それでいいと思っていた」というものがある。そのために、伸びる余地があったのに、自分でフタをしてしまった…ということだ。
他人と自分を全く比較するな、とは言わないが、他人との比較は、参考程度にとどめておいた方がいいだろう。「主」と「副」であれば、他人との比較は「副」の方だ。
「主」は、あくまでも自分との比較なのだ。
現状でOKとする
現状でOKとする、と言うと、矛盾しているように感じるかもしれない。
現状の「自信のない状態」でOKなのか?現状でOKなら、何もしなくていいのか?ということだ。
自分のことを無条件でOKとしたい。
もちろん、修正すべき点や、向上すべき点はあるが、自分の人格は今のままでOKとするのだ。※自尊心が、「自分の人格を大切にする気持ち」であることを思い出してほしい。自分のパーソナリティ(根幹部)を否定する必要は、まったくないのだ。
出典:自尊心を高める簡単な方法3つ
だが、自分のことを無条件でOKとすべきだ。
「自信のない自分」でもOKなのだ。自信満々の人よりも、やや自信に欠ける人の方に好感を持つ…ということがないだろうか。ナイーブで不器用な感じが、魅力になることもあるのだ(笑)。
起点として「自信のない自分」でもOKとすると、気持ちがスッと楽になる。
もっと良くなれる…と考える
そこから始めて、「自信のない状態を改善すれば、もっと良くなるよね」という形で、物事を進めれば、上手く行く確率が上がるのだ。
※現状はプラマイ0(OK状態)なので、プラスにしようと思えばいい。
自分を否定することから始めても、なかなか上手くいかない。
厳しく叱られて伸びる人であれば、上手くいくかもしれないが、大抵の人は上手くいかない。わたしもそうだが、あなたもほめられて伸びる方だろう(笑)。そういうものなのだ。
※厳しく叱られると自己肯定できなくなるため、上手く行かないのだ。
感謝の力を使う
自分に自信のない人は、ネガティブになりがちだ。
物事のマイナス面ばかりに注目してしまうのだ。
自分のことについても同様だ。自分の長所を積極的に評価することはせず、短所に目を向け、それを過大評価する傾向がある。これでは、自分に対しマイナスの暗示をかけているようなものだ。出典:自分に自信がない人の特徴6つ
自分の長所よりも短所を積極的に評価する、という厄介な性質がある。
その結果、常に自分に対しマイナスの暗示をかけ続ける、という「自分にとってマイナスになることを、自らわざわざ行っている…」という状態になる。なので、この行為をやめることだ。
ネガティブを感謝に置き換える
具体的には、ネガティブな感情が湧いてきたときは、感謝に変換することだ。
感謝をすれば、自分の不平不満を抑えることができる。
人であれば、不満を感じることがあると思うが、「不満を募らす…」という状態を長く続けるのは得策ではない。精神的に不安定になるし、不機嫌、不健康につながってしまうからだ。そんなときは、感謝で不満を相殺することができる。
出典:もっと感謝した方がいい理由
感謝の力はたいしたもので、それにはネガティブを消してしまう力がある。
ためしに、ネガティブな感情が湧いてきたときに、感謝すべきことを思い出し、感謝してみよう。そうすると、ネガティブな感情が消え去り、逆に温かい気持ちになるはずだ。
ネガティブになったら、その気持ちを感謝の力でクリーニングすることだ。
言葉に注意する
前回の記事で、自信がない人には口癖がある、とした。
ちょっとしたストレスで、いちいち ネガティブな言葉を口にすることはマイナスになる。ストレスを吐き出す効果よりも、その言葉を(自分で)耳にすることによる悪影響の方が強くなるからだ(私の仮説)。※知らず知らずのうちに影響を受けている。
出典:自己嫌悪を克服する方法
それは、「忙しい」、「めんどくさい」、「でも・だって・どうせ…」という言葉のことだ。
これらのネガティブワードは封印したい。それらの言葉を口にしてストレスを吐き出す効果よりも、 その言葉を(自分で)耳にすることによる悪影響の方が強くなるからだ。
会話の相手やまわりの人が耳にして、不快になる…という弊害もある。
形から変える
自分に自信のない人は、ボディランゲージに問題がある。
内面の自信のなさが、ボディランゲージとして表にあらわれる…ということだ。
アウトプットとして、どうしても表にあらわれてしまうのだ。たとえば、アイコンタクトをしない、笑顔がない、表情に乏しい、背中が丸くなる(内向きになる)…ということがある。
※腕組みをする、ということもそうだろう。
なので、それらを変えることにより、内面が変わる可能性がある。内面が変わることにより、表に出るボディランゲージが変わる…ということは、普通にあることだ。そのことは、誰もが理解していると思うが、ボディランゲージを変えることで、内面が変わることもあるのだ。
笑顔やアイコンタクトを増やすことを、心がけてみてはどうだろうか。
自分比で、徐々に改善することが大事だ。
もっと行動する
自分に自信がない人は、行動しない。
行動しない、というよりは「行動できない」とした方がいいかもしれない。
先にも書いたが、自分に自信がない人は、他人の目を気にするあまり、失敗を恐れる。失敗して誰かに笑われたり、まわりからの評価が落ちることを、必要以上に怖がるのだ。その結果、「行動しないが吉」のように考えてしまう。
出典:自分に自信がない人の特徴6つ
その背後には、「失敗をしたくない」という気持ちがある。
また、「自分にはできない」と思いがちになる、ということもある。
私も20代のころ、上司に対し「もう少し勉強してからでないと、この職務をこなすのは困難です」と言った記憶がある。そのときは、完全に「今の自分にはできない」と思っていた。
ただ今から考えると、「自信がなかったのだろうな…」とも思う。
行動して小さな失敗をする
行動しなければ、経験値は上がらない。
なので、経験値を上げるためにも、行動することが大事になるのだ。
成功するためには失敗が必要だし、小さな失敗をたくさんすることで、大きな失敗を防ぐこともできる。そう考えると、「行動して失敗する」ということは、とても大切なことなのだ。
自分に自信がない人は、行動することを意識したい。
まとめ
今回は、自分に自信を持つ方法について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)他人と比較しない、2)現状でOKとする、3)感謝の力を使う、4)言葉に注意する、5)形から変える、6)行動して失敗する、の6つになる。
まずは、現状の「自信のない自分」にダメ出しするのをやめたい。
この自分に対するダメ出しが、大きな害になっている。なので、現状の自分にOKを出し(プラマイ0とし)、もっと良くなれる、プラスを積み上げる、と考えた方がいいだろう。
今回の記事:「自分に自信を持つ方法6つ」