他人の目を気にしない方法5つ
自分は他人の目を気にしすぎる…と悩む人がいる。
誰しも、多かれ少なかれ他人の目を気にしているとは思うが、「他人の目を気にしすぎる」というのは問題だ。大事なことに集中できなくなってしまう…などの弊害が生じるためだ。
今回は、他人の目を気にしない方法について書いてみたい。
目次
- 目次
- ネガティブにならない
- 程度を軽くする仕組みを作る
- 目的と目標に集中する
- スピーチでは…
- 自尊心を高める
- 自意識過剰を改める
- 欠点に対する見方を変える
- 人格否定だと考えない
- 自分のことにアバウトになる
- 重要度の低いことはそれなりでいい
- まとめ
ネガティブにならない
気持ちがネガティブになると、他人の目が気になりだす。
センシティブになっている、ということと、外部の刺激から(弱くなっている)自分を守らなければいけない…ということで、普段より他人の目が気になるようになるのだろう
出典:他人の目が気になる原因5つ
感度が高くなったり、防衛意識が強くなったりするためだ。
したがって、ネガティブにならないようにすることが大事だ。とはいえ、人の気分にはアップダウンがある。昨日はポジティブだったが、今日はネガティブだ…ということは普通にある。
ネガティブになること自体を防ぐことはできないのだ。
程度を軽くする仕組みを作る
ネガティブになることを防げないのであれば、あらかじめネガティブになることを想定しておき(当たり前のことだと思い)、その程度を軽くする仕組みを作っておきたい。
日頃からポジティブな人とつき合う、ということもそうだし、「忙しい」、「めんどくさい」、3D( でも・だって・どうせ)、「無理だ」、「できない」、「やる気が出ない」などのネガティブワードを使わない、ということもそうだ。
失敗や問題に対する解釈を変えたり、今感謝できることに感謝する、という手段も有効だ。ネガティブになったときは、トイレの鏡に向かって、意図的に笑顔を作ってみる…という手もある。
ネガティブに対応する手段を備えていれば、その程度を軽くすることは可能だ。
そうすることで、ネガティブな時間を乗り切りたい。
目的と目標に集中する
目的と目標に集中することで、他人の目が気にならなくなる。
目標と目的は混同しやすいが違うものだ。「目的」は行先であって、「目標」はその過程にあるマイルストーン(節目)だ。なので、両者は、適切に立てた目標を次々にクリアしていけば、目的を達成することができる…という関係でなければいけない。
出典:目標よりも目的が大事
※目的と目標の違いは以上のとおり。
なぜ、目的と目標に集中することで、他人の目が気にならなくなるのか…だが、他人の目を気にするということは、「他人の目を気にすることに、自分のリソースを使う」ということだ。
その部分のリソースを(目的と目標に集中することで)目的と目標に振り向けることができるので、他人の目が気にならなくなるのだ。※集中度が増し、視野が狭くなるのでそうなる。
スピーチでは…
たとえば、スピーチをするときのことを考えてみよう。
自分がスピーチをする姿を他人にどう見られるのか、スピーチの内容を他人にどのように評価されるのか…と考えることが、他人の目を気にしている、という状態だ。
※この状態では、緊張が高まり、スピーチが上手くできない。
スピーチでこういうことを伝えたい、聞き手に伝えるためには、こう話すことが大事だ…という部分に集中すると、他人の目が気にならなくなる。そうすれば、不要な緊張もなくなり、スピーチが上手くいくのだ。目的と目標に集中することで、他人の目が気にならなくなる、ということだ。
自尊心を高める
自尊心の低い人は、承認欲求が強く、他人の目が気になる。
自分に自信がないため、他者の承認で自信のなさを埋めようとするのだ。
自信のない人は、つい「自分なんかが…」と思ってしまう。
そんなときは、自分に「幸せになる権利がある」と考えることだ。
自尊心の高め方はいくつかあるが、ひとつは、自分に「ダメ出し」ではなく、「OK出し」をすることだ。自分に「幸せになる権利がある」と考えることも、そのひとつだ。
出典:ネガティブな人がポジティブになる方法5つ
たとえば、「自分は幸せになってはいけないのでは…」と思うのであれば、
「自分には、幸せになる権利がある」と考えることだ。「自分なんかが発言するのは、まずいのではないか…」と思うのであれば、「自分には、発言する権利がある」と考えることだ。
告白する権利がある
恋愛であれば、「自分なんかが告白するのは、勘違いも甚だしいよね」と思うのであれば、「自分には、告白する権利がある」と考えることだ。
自尊心の高い人がこの思考を取り入れると、行き過ぎて鼻持ちならない人になってしまう可能性があるが、自尊心の低い人であれば、何ら問題ない。この思考で、普通のレベルに戻るだけだ。
「自分なんかが~」と思ってしまうときは、そう考えればいい。
自意識過剰を改める
自意識が強すぎることには、問題がある。
自意識が強い人は、自分が他人からどのように見られているのか、評価されているのか、ということに関心が強く、常に気にしている。なので、低評価だと思えば落ち込むことになる。
出典:他人の目が気になる原因5つ
自意識と他人の目は、直接つながっているのだ。
だから、自意識の強い人は、「自分が他人からどのように見られているのか、評価されているのか、ということに関心が強く、常に気にする」という、ある意味困った状態になる。
自意識過剰を改めるためには、先に述べた「目的と目標に集中する」という手段が有効だ。繰り返しになるので説明は省くが、そうすることで、自己リソースの配分が変わるためだ。
欠点に対する見方を変える
また、自分の欠点に対する見方を変える、という手段もある。
欠点を隠そう隠そうとしている人よりも、欠点をオープンにしている人の方が、「人間的な魅力がある」ということがよくある。なので、自意識が強く、他人から欠点を隠そうとしている人であれば、そう考えることで、自意識の呪縛から逃れることができるかもしれない。
人格否定だと考えない
さらに、「人格否定だと考えない」という思考をすることで、楽になるかもしれない。
こちらがあいさつをして、相手があいさつを返さない場合、自意識が強い人は、相手は自分を嫌っている、相手は自分の人格を否定している…と強く思いがちだ。発言を無視されたり、スルーされたときも同様の思いを持つ。そんなときは、「人格否定だと考えない」ことが大事だ。
それは相手の問題であって、相手が考えることだ…とすればいいのだ。
自分のことにアバウトになる
人目を気にしたくなければ、自分のことにアバウトになればいいと思う。
自分のことを気にする度合いと、他人の目を気にする度合いには、相関があると思う。
他人の目を気にするから、自分の身だしなみに気を配ったり、言動に気をつけたり…ということになる。もちろん、これが適正な範囲内であれば、悪いことではなく良いことだ。
重要度の低いことはそれなりでいい
だが、行き過ぎると問題になる。
髪型が決まらなくてイライラしたり、化粧の乗りが悪くて…ということがあるだろう。他人から見れば何でもないようなことを、必要以上に気にするようになると、他人の目もそれだけ気にするようになる…ということだ。
なので、自分の些細なことについて目くじらをたてないようにしたい。
他人が何とも思わないような(自分に関する)些細なことについては、完璧主義は捨ててスルーすればいいのだ。他人の目を気にしたくなければ、自分のことにアバウトになればいいと思う。
※気にする度合いを適正な範囲内におさめる、ということ。
まとめ
今回は、他人の目を気にしない方法について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)ネガティブにならない、2)目的と目標に集中する、3)自尊心を高める、4)自意識過剰を改める、5)自分のことにアバウトになる、の5つだ。
2番目の「目的と目標に集中する」だが、そうすれば、必然的に他人の目が気にならなくなる。そちらの方に気がとられるので、他人を意識しなくなるのだ(物理的にできなくなる)。動画などの視聴に夢中になったとき、まわりの人の存在が気にならなくなる…ということがあるはずだ(笑)。
他人の目が気になって困る…という人は、できることから始めればいいだろう。
今回の記事:「他人の目を気にしない方法5つ」