結婚相手をどう選ぶか…これは一生の問題になる。
婚活中の男女にとっては、大きな問題で頭を悩ませる問題でもある。
一生のパートナーを選ぶのであれば、結婚してから後悔しない相手を選んだ方がいいだろう。
そのためには、何人目の相手と結婚すればいいのだろうか。よく「結婚相手は三人目」という話があるが、本当にそれでいいのだろうか。今回は、運命の人は何人目なのかを求めてみたい。
目次
3人目を目安にする
女性の場合、「3人目がいい」とする意見がある。
1人目 22.7%(55票)、2人目 16.9%(41票)、3人目 23.6%(57票)、4人目 11.6%(28票)、5人目 10.7%(26票) 、6人目 5.0%(12票)、7人目 2.5%(6票)、8人目 2.1%(5票)、9人目 0.4%(1票)、10人目 2.5%(6票)
出典:結婚する確率が高いのは何人目に付き合う彼!?
ある調査によると、3人目につき合った男性と結婚しているケースが最も多い。
これには理由がある。
3人目あたりが(年齢的に)結婚適齢期になっているから、結婚に対する意識が強くなっているから、結婚を目標につき合うことになるから、それまでの経験があるので男性選びで失敗しなくなるから…ということだ。※3人目で現実と折り合いをつける、ということになる。
男性の感情もある
男性サイドの思いもある。
「正直、妻から豊富な過去の男性遍歴を聞きたくない! 男ってヘタレだから、元彼と比較とかされたくないんです。全く同じ条件だったらより経験の少ない女性を求めてしまうのが、男の本音かも」(30代・製鉄会社勤務)
出典:○人目までに結婚できなかったらアウト!? 結婚に至るまでの彼氏の数って
これは、男性の本音だろう。
過去の男性と比較されるのは嫌だな~、ということはあるだろうし、女性の恋愛経験が豊富すぎると「引く」ということもある。基本的に男性は、デリケートでヘタレなのだ(笑)。この男性の思いと女性サイドの都合の折り合うポイントが、「3人目」ということになるのだ。
4~7人を目安にする
4~7人がいい、という意見もある。
もっとも幸福度が高かったのは、交際7人目との結婚でした(QOM平均500点に対して、523点)。でも「7人目」って多すぎないか!? そんなに恋多き人ばかりではないでしょう。サンプル数からいっても、ざっくり「4~7人目ぐらいが幸せ」と見るほうがいいかもしれません。
出典:何人目の恋人と結婚するのが幸せ?【調査で判明】
これは、結婚幸福度を測った調査だ。
この調査によると、7人目で結婚した人の幸福度が一番高いそうだ。逆に幸福度が低いのは、2~3人目だそうだ。「早まった…」、「もっといい人がいたかも…」と思うのだろうか。
※ただし、5人目までに結婚した人が全体の8割以上を占める。
数学で何人目がベストか求める
数学的な結論は…
何人目を選ぶべきか…という答えは、実は数学で求められる。
「たとえば10人の異性と出会うとしたら、はじめの3人目まではお試し期間と思って軽めのお付き合いを心がけるようにします。そして、4人目以降のお付き合いで、過去の3人よりも魅力が上回った相手と出会って結婚するのがベスト、ということになります」
出典:結婚の別れ道?交際相手は4人目以降が「キモ」な理由
このやり方では、お試し期間と本気モードを分ける、ということになる。
10人の異性と出会うとすれば、最初の3~4人はパスし、それ以降の相手の中から、それまでにパスした最上位の相手より優れた相手がいれば、すぐに結婚を決断する、ということだ。
この話はおもしろそうなので、トランプを人に見立てて実際に試してみよう。
4人パスの場合
最初の4人をパスする場合から考えてみよう。
よく切ったカードの中から、1枚ずつカードを引く。最初の4枚をパスして、その後パスしたカードより大きい数字が出たら、そのカードを選ぶことにする。数字がスペック値だと仮定する。
※10人までとする。
1回目:11⇒8⇒9⇒11(4人パス)⇒10⇒12(6人目)
2回目:10⇒2⇒2⇒4 ⇒9⇒5⇒3⇒9⇒1⇒1(10人目)
3回目:7⇒12⇒3⇒5 ⇒9⇒12⇒5⇒7⇒6⇒1(10人目)
4回目:2⇒13⇒6⇒9 ⇒4⇒1⇒1⇒8⇒8⇒11(10人目)
5回目:2⇒13⇒5⇒6 ⇒12⇒7⇒1⇒7⇒2⇒10(10人目)
大成功したのは1回目だけ。まずまずといえるのは、4回目と5回目。2回目と3回目に至っては、大失敗だ。これらのケースでは、おそらく結婚しないという選択をするだろう。
大失敗を無くすためには…
なので、やりかたを補正した方がいい。
たとえば、パスした最上位の相手と同等か「-1」であれば、OKとするのだ。そうすると、以下のように随分マシになる。
1回目:11⇒8⇒9⇒11(4人パス)⇒10(5人目)
2回目:10⇒2⇒2⇒4 ⇒9(5人目)
3回目:7⇒12⇒3⇒5 ⇒9⇒12(6人目)
4回目:2⇒13⇒6⇒9 ⇒4⇒1⇒1⇒8⇒8⇒11(10人目)
5回目:2⇒13⇒5⇒6 ⇒12⇒7⇒1⇒7⇒2⇒10(10人目)
大失敗がなくなるのだ(結婚はできるだろう)。4人パスする問題点は、最初の4人に最高スペックの人が登場しやすい…ということだ。
そうなると、その人がアンカー(基準)になってしまい、その後に出会う人を選べなくなってしまう。「あの人よりダメではないか…」となってしまうのだ。
また、「時間がかかる」という欠点もある。時間をかければいい相手をゲットできる…ということであれば、時間をかける意味はあるだろう。だが実際は、そうではないようだ。
3人パスの場合
最初の4人をパス⇒3人をパス、に変えてみよう。
1回目:7⇒6⇒9(3人パス)⇒8⇒6⇒11(6人目)
2回目:5⇒9⇒6 ⇒5⇒13(5人目)
3回目:4⇒11⇒4 ⇒6⇒1⇒11⇒6⇒7⇒13(9人目)
4回目:3⇒12⇒12 ⇒5⇒10⇒1⇒1⇒6⇒6⇒11(10人目)
5回目:4⇒13⇒13 ⇒9⇒10⇒2⇒2⇒7⇒5⇒12(10人目)
1~3回目は大成功だ。4回目、5回目も悪くない。なので「失敗はない」としていいだろう。では今回も、パスした最上位の相手と同等か「-1」であれば、OKとしてみよう。
1回目:7⇒6⇒9(3人パス)⇒8(4人目)
2回目:5⇒9⇒6 ⇒5⇒13(5人目)
3回目:4⇒11⇒4 ⇒6⇒1⇒11(6人目)
4回目:3⇒12⇒12 ⇒5⇒10⇒1⇒1⇒6⇒6⇒11(10人目)
5回目:4⇒13⇒13 ⇒9⇒10⇒2⇒2⇒7⇒5⇒12(10人目)
そうすることがいいのか悪いのか、微妙な感じになった(笑)。
5回目に注目してほしい。 4⇒13⇒13ときたら、完全に勘違いするよな…と思った。そして、実際にはありえない14や15を狙いにいくはずだ。
最初の方に高いスペックの相手がくると、その後がむずかしくなる。4回目もそうだが、最初の方に高いスペックの相手がくると、結婚までに時間がかかるのかもしれない。
満足度が高いのは5~6人目
満足度が高いのは、青色の部分だ。
※満足度が高い=最高スペックをゲット、とする。
その平均値は5.4人目ということになる。
最大値と最小値をカットして平均を出すと、5.8人目になる。
先に7人目で結婚した人の幸福度が一番高い、という調査の結果を紹介したが、それよりは低い値が出た。ここでは、5~6人ぐらいが満足度の点からすればいいのかもしれない…としておく。
結婚相手は何人目がいいのか - サマリー
まとめ
今回は、運命の人は何人目なのかを求めてみた。
トランプによるシミュレーションはお遊びだ。試行回数も少ないし、1回出た数字が出にくくなる、出る数字がランダム、という現実とは違う条件がある。なので、参考程度に考えてほしい。
だが、おもしろい示唆も引き出すことができる(いろいろ考えてみてほしい)。
10人の異性と出会うとすれば、最初の3人はパスし、それ以降の相手の中から、それまでにパスした最上位の相手より優れた相手がいれば、すぐに結婚を決断する、という方法は悪くない。
ただ、どこまでの付き合いで相手を見極めるのか、という問題がある。
お試し期間であれば、3回デートして終了…程度だろうか(スリーセット理論)。
これぐらいであれば、さほど時間もかからない。※結婚相談所などを利用する場合、パスする相手は、許容範囲のプールからランダムに選ぶこと。選択に意図が入ると、意味がなくなる。
さらに、これは大きな問題だが、「自分が選んだ相手に選ばれるのか」という問題もある。この問題をクリアしないと、結婚はできない。婚活中の方に、少しでも参考になれば幸いです。
今回の記事:「結婚相手は何人目?|運命の人は何人目なのかを求める」