不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

失礼な人の心理と対処法3つ

失礼な人と出会ってしまうことがある。

自分の職場にいれば、毎日会うことになるが(笑)、職場にいなくても自分が(外向きに)行動すれば、それだけ失礼な人に出会う確率は大きくなる。失礼な人に出会うたびに、不快な思いをしたりへこんでしまう…ということでは、行動したくなくなってしまう。これでは、自分にとってマイナスだ。なので、失礼な人への対応の仕方をスキルとして身につけておいた方がいいだろう。

今回は、失礼な人の心理と対処法について書いてみたい。

目次

失礼な人がいる

失礼な人

世の中には、失礼な人がいるものだ。

私が最近出会った失礼な人は、あいさつをしない人だ。その人は、こちらがあいさつをしても、あいさつを返そうとはしなかった。このタイプの人は、少数だが一定の割合でいる。以前の会社の先輩にも、あいさつをしない人がいた。自分の近くで誰かがあいさつをしたら、普通であればそちらの方に顔を向けるはずだが、その先輩はまったく顔を向けようとはしなかった(笑)。

また、事実であっても言わなくていいようなこと(人を傷つけるようなこと)を言う人や、何かをしてもらったり、便宜を図ってもらっても、お礼ひとつ言わない人も失礼な人だろう。失礼な人は自分と違う人だとして書いているが、残念ながら自分が失礼な人になる場合もある。

※誰にもその可能性がある。

コミュニケーションを避けたい

他人とのコミュニケーションを避けたい…という気持ちからそうなる場合がある。

あいさつぐらいは、あいさつされたらあいさつを返せばいいではないか…と思うが、あいさつを返すと相手とあいさつをかわす関係になり、今後のコミュニケーションが面倒くさい、あいさつから雑談に移行するような事態を避けたい、と思うためあいさつを返すことすらしないのだ。

なぜ他人とのコミュニケーションを避けたいのかだが、ひとつは単に面倒くさい、煩わしい、もうひとつは、自分のコミュニケーション能力の低さを他人に知られたくない、また、そのことをもはや自覚したくない、という思いがある。要するに、自分が傷つきたくないのだ

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嫌いな相手をやりこめたい

嫌いな相手をやりこめるために失礼な言動を選ぶ…という場合がある。

相手の欠点をわざわざ言葉にする人がいる。誰にでも欠点はあるので、欠点を指摘する人にも欠点がある。自分の欠点を棚に上げて相手の欠点を一方的に指摘する行為はフェアではないし、良好な人間関係を築くという文脈において適切な行動とは思えない。そうであれば、相手は「悪意を持っている」ということだ。相手をやりこめるために、失礼な言動を意図的に選んでいるのだ。

子供であれば直接的に攻撃する(喧嘩する)、ということになるかもしれないが、大人の場合は、間接的に非礼な言動を選び、相手を攻撃することで溜飲を下げる、ということがある。

相手に関心を持ってもらいたい

相手の気を惹くために、わざと失礼な言動をすることがある。

小中学生ぐらいであれば、好きな異性をからかう…ということがあるだろう。その大人バージョンだ。存在感がないよりも、多少マイナスのイメージであっても、相手に存在感を残した方がいいと考え、あえて失礼な言動を行うのだ。相手の心に爪あとを残したい…ということだ(笑)。

異性からからかうような雰囲気で、失礼な言動をとられる…ということであれば、「自分に関心がある」と考えてもいいだろう。ただ、子供っぽい行動であり、大人としてはどうかと思う。

※未熟な人がとりがちな行動だ。

相手の心理を分析する

ここからは、失礼な人への対処法を書く。

まずは、相手の心理を分析することだ。ここでは失礼な人の心理を、1)コミュニケーションを避けたい、2)嫌いな相手をやりこめたい、3)相手に関心を持ってもらいたい、の3つに分けた。ほかにもあるかもしれないが、大きく分けて(失礼な人が)どれに該当するか考えてみる。

そして、細部まで考えてみてもいいだろう。たとえば、「コミュニケーションを避けたい」であれば、不要なプライドを持っているのかな、コミュニケーションが苦手で、そのことに対し負い目をもっているのかな、などと考えてみてもいい。そう考えれば、それほど腹は立たない。

※感情⇒思考に切り替わるので、イラッとしない。

ネタにする

失礼な言動をされたときは、ネタにすればいい。

ネタにするというのは、「アウトプットする」ということだ。人に話題として提供してもいいし、ブログに書いてもいいだろう。私がこのテーマで記事を書こうと思ったのも、非礼な人に出会ったからだ(笑)。そういう不快な体験でもインプットには違いない。それをアウトプットすることで、無害化できたり、意味のあることに変換することができる。ためるよりは、いいことだ。

また、失礼な言動をされたシーンというのは、エピソード記憶として頭に残りやすい。そんなものを長く保存しても意味がないので、アウトプットとして外に出してバイバイすればいい。

インパクトを伴う経験なので、頭に残りやすい。

課題の分離をする

失礼な言動をされたときは、課題の分離をしたい。

たとえば、自分があいさつをすることは、自分の課題だ。だが、相手があいさつを返すかどうかは、相手の課題だ。あいさつを返さないことによる反作用は、相手が引き受けることになる。つまり、あいさつを返さないという選択の結果を引き受けるのは相手なので、相手の課題なのだ

自分のあいさつに対し、相手があいさつを返さないときイラッとするのは、自分が相手の課題に踏み込んでいるためだ…と考える。なので、課題の分離をし、「相手の課題には踏み込まない」とすれば、イラッとすることがなくなる。自分は自分の課題に集中すればいいのだ。

※自分がやるべきことをしていれば、それでOKだ。

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まとめ

今回は、失礼な人の心理と対処法について書いてみた。

失礼な人への対処法は、1)相手の心理を分析する、2)ネタにする、3)課題の分離をする、の3つだ。失礼なことを言われると、イラッとして感情的になる。だが、感情で返すのは大人としては悪手なので、その感情を抑え、冷静に対応するためにどうすればいいのか…ということだ。

最後に述べた「課題の分離」というのは、アドラー心理学の知見だ。私はこの知見を取り入れてから、あいさつを返さない人に対するイライラがなくなった。試してみてはどうだろうか。

今回の記事:「失礼な人の心理と対処法3つ」