不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

相手を立てる話し方5つ|相手を立てれば上手くいく

あなたは、相手を立てる言動をしているだろうか。

あまり気にしていないという人がいれば、相手を立てる言動を心がけている、という人もいるだろう。「相手を立てる言動=謙虚な言動」ということになるので、後者の人は良好な人間関係を持ちやすい人とできる。したがって、普段から相手を立てる言動を心がけた方がいいのだ。

今回は、相手を立てる話し方について書いてみたい。

目次

 

相手を立てないと…

相手を立てないと、よくないことが起こりがちだ。

昔の話だが、会社の歓送迎会で、主役になることがあった。主役なので、まわりはチヤホヤしてくれる。チヤホヤしてくれると、いい気分になり饒舌になる。そのときは、やや調子に乗っていたかもしれない(笑)。その席には直属の上司も同席していたのだが、私がチヤホヤされるのが気に入らなかったのか、ほとんど話そうとしなかった。

 

 

 

そのときはまだ気付いていなかったのだが、その上司は嫉妬深く陰湿な面がある人物だった。その席で私はその上司に対し、「あまり話されませんね」ということを言った(地雷を踏んだ)。その言葉に上司は、「部下にプライドを傷つけられた」と思ったのだろう。後に意趣返しがあった。私が出席する必要のない場に無理に呼び出し、(自分が支配する場で)完全に私をシカトしたのだ(笑)。

※その上司のことを批判しているわけではない。相手を立てないとこういうことがある…ということだ。人間関係やコミュニケーションにおける作用・反作用の問題だ。

自分が優位にあるときは相手を立てる

特に、自分が優位にあるときは、相手を立てた方がいい。

アメリカの大統領選では、勝った方が負けた方をたたえる、ということが慣例となっている。選挙中はネガティブ・キャンペーンを交え、泥仕合の様相でお互いを批判し合うのだが、勝負がつけば、敗者は勝者に祝辞を送り、勝者は敗者をたたえることになる

このように、自分が優位にあるときは、相手を立てた方がいい。そうすることで、勝って兜の緒を締めよ、で自分を戒めることができるし、相手の自分に対する印象を良くすることができる。そうすることで、相手の意趣返し、江戸の敵を長崎で討つ、のようなことを防ぐことができるのだ。

調子に乗りそうなときほど、注意する必要がある

スポンサーリンク
 

 

相手を敏感な人だとして接する

相手をプライドが高く敏感な人だ、として接した方がいい。

仮に、相手が上司や年配の人であっても、自分よりも人格者で多少の非礼は許される…とは思わない方がいい(笑)。先に述べたように、事実であっても、「あまり話されませんね…」などという発言はしない方がいい。「こいつはオレのことをバカにしているのか、軽く見ているのか…」、「調子に乗っているな…どこかで締めないと」と思われかねないためだ。

相手がもともと無口で、そのことがコンプレックスになっていれば、「地雷を踏んだ」ということになる。そうなると、嫌われたり、意趣返しをされたり…ということになる。

※相手の地雷を踏んでしまうと、結構取り返しがつかない(笑)。

相手の話を聴く

相手が自ら話すタイプであれば、相手の話を聴く。

自分が思う存分話せたときは、「会話が盛り上がった」、「楽しかった」という気持ちになる。そのプラスの気持ちが転じて、相手の印象が良くなる。「気の合う人だ」、「コミュニケーションの上手な人だ」という印象になるのだ。さらに、自分の話に価値を感じてくれている、リスペクトされている…という気持ちも相まって、相手の印象がグンと良くなる。
出典:好感度をアップする方法7つ|最初はフラットでもいい

会話の主導権を相手に渡してしまえばいい。

話し手が自分のペースで自分がしたい話を思う存分することができると、「自分の話に相手が価値を感じてくれている」、「自分が相手にリスペクトされている」と感じ、気分が良くなる。

そのためには、前向きな姿勢で聴く、話し手の方に身体を向け、目を合わせて聴く、うなずく、適切なあいづちを打つ、リアクションをやや大きめにする、などの行動が必要になるだろう。

※コミュニケーションの基本は、相手の話を聴くことだ。

知らないふりをする

知っている話でも、知らないふりをすればいい。

その話知っています、とすれば、話の腰を折ることになるためだ。知らないふりをすることが苦手だ…という人は、「少し聞いたことがあります」程度に弱めて、相手の話の腰を完全には折らないようにすればいい。

以前相手から聞いた話をまた聞く、というシチュエーションでも、同じようにすればいい。「その話、前に聞きました」ではなく、はじめて聞くような素振りでいいだろう。「この話、前にしたっけ?」と言われたら、適当にぼかしておけばいい。

相手の話の腰を折らない、ということが優先だ

NGワードを使わない

相手を立てる場合は、NGワードを使ってはいけない。

今述べた「その話知っています」、「その話、前に聞きました」、先に述べた「あまり話されませんね…」というのもNGワードだ。「それは違う」、「関係ない」、「くだらない」などの否定的な言葉もNGだ。

なぜ、NGワードが口から出るのかだが、ひとつは、安易な自己顕示、優越性の追求に走っている…ということがある。根っこには、自己肯定感の欠如があるのだろう。自分をリスペクトしない・できないから、他者もリスペクトしない・できない…ということになるのだ。

※根っこからも、改善する必要があるだろう。

スポンサーリンク
 

 

相手が知らない言葉を使わない

相手が知らない言葉も、NGワードになり得る。

自分が覚えたての言葉などは、思わず使ってみたくなる(笑)。専門用語や横文字であれば、使うことで「自分がそれらしく見られる」という感覚がある。実際はそんなこともないのだが(笑)、使う方はそう思ってしまう、ということだ。

相手が知らない言葉を使うということは、その言葉を知っていることを自慢する、ということになるし、相手の理解の妨げになることでもあり、「相手を立てる話し方」にはならない。

※自己満足のために、相手が知らない言葉を使うことはやめた方がいい。

まとめ

今回は、相手を立てる話し方について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)相手を敏感な人だとして接する、2)相手の話を聴く、3)知らないふりをする、4)NGワードを使わない、5)相手が知らない言葉を使わない、の5つだ。

そのほかにも、相手の得意なことを話題にする、相手の名前を会話に入れる、会話に集中しまわりを見たりしない、敬語を正しく使う…などの方法がある。まずは、NGを頭に入れ聴くスキルを高める。そして、自分がやりやすいことから取り入れる、ということでいいだろう。

今回の記事:「相手を立てる話し方5つ|相手を立てれば上手くいく」