不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

出世できない人の特徴とそんな人がはまるパターンとは

出世できない人がいる。

会社には、出世できる人と出世できない人、そして、その間の人がいる。出世できない人は、とことん出世できない。出世したくなければそれでもいいと思うが、出世したいのにできない…ということであれば、仕事に対するやる気を失いパフォーマンスが低下するだろう。そうなると、会社に行くこと自体が苦痛やストレスになるなど、精神的にもキツくなるはずだ。

今回は、出世できない人の特徴などについて書いてみたい。

目次

出世できない人の特徴とは

 出世できない人

出世できない人には、ある程度共通した特徴がある。

それは、上司やまわりの人をイラッとさせる言動や態度がそこそこある、ということだ。たとえば、あいさつをしない、話すべきときに話そうとしない(会議で発言しない)、批判や不満、愚痴が多い、ネガティブな雰囲気をまわりに伝染させる力を持つ、時間や約束を守らない。

ケアレスミスが多い、仕事が遅い、言われたことしかやろうとしない、自分の都合の悪いことはだんまりか、言い訳をして責任を逃れようとする。

理想と現実の折り合いがついておらず、理想に基づく正論をやみくもにふりかざす、人の話を聞かない、すぐに反発する、謙虚さがない、自己肯定できていない、敏感すぎる・繊細すぎる、整理(脳内も含む)ができない、私生活が乱れている…などだ。

※マズい言動などが閾値を超えてしまうと、出世できなくなってしまう。

出世できない人がはまるパターンとは

出世できない人がはまる、ありがちなパターンがある。

たとえば、「出世できない」という現実があるとしよう。出世できない人は、その現実に対し、逃げるか抗い、その後、あきらめる。逃げるというのは、出世できないことについて考えるのをやめて逃避する、ということだ。

抗うというのは、「自分が出世できないことは、明らかに間違っている」と反発することだ。上司が間違っている、人事が間違っている、と反発する。その結果、がむしゃらに仕事に打ち込む、というケースもある。だが、無理にペースを上げて仕事をしても(負担が増し、それによるデメリットも発生するため)長続きせず、出世には結びつかない。

つまり、逃げても抗っても、出世はできないのだ。

スポンサーリンク
 

言い訳をする

出世できない人は、自分が出世できないという現実に対し、言い訳をする。

自分のせいではない、としたい気持ちはわかる。たとえば、嫌な上司のせいにしていれば楽だし、自分のこれまでの言動や態度を見直す必要がなくなる。「自分は実力があるけれど、評価されていないだけだ…」とすれば、気持ち的にずいぶんと楽になる。

だが、言い訳をして精神を安定させているようでは、出世はできない。言い訳には、デメリットがあるためだ。誰かのせいだとすれば、現実をみる目が曇ってしまう。言い訳三昧では、現実を素直に認められず、適切な改善策を立て実行することもできないだろう。

釈明ではなく、言い訳をしている人をみると、いい印象は持たないと思う。そうであれば、自分に対しても言い訳をしない方がいいだろう。言い訳をすれば、一時的には気分が安定するかもしれないが、中長期的にみると、セルフイメージを落とすことになるのだ。

出世をあきらめる

出世できない人は、出世をあきらめて終了だ。

出世できない人は、出世できないという現実に対し、逃げるか抗う。出世できない言い訳をして、メンタルの安定を取り戻そうとすることもあるだろう。さらに、「なんとかなるだろう」という根拠のない安易な思いに頼ることもある。

いろいろあるが、出世できない人は、ある時点で出世をあきらめる。あきらめたら、当然、そこで終了だ。新たな目標を定め、(社外も含め)キャリアの再検討をしたり、新しい価値観の構築に成功すればいいが、そうでなければ、無気力感に支配されることになる。

※出世をあきらめた場合、その後の行動や考え方が大事になる。

出世できない人にならないためには

では、出世できない人にならないためには、どうすればいいのだろうか。

まず、現実については、素直に認めることだ。「出世できない」という現実から逃げても抗ってもいい結果にはつながらない。そうであれば、厳しいなと思いつつも、そういう現実であると受け止めるしかない。あるプロジェクトから外された人が、悔しさを抑えて「現実を認めます」という話をしていたことがあるが、その態度は実に正しいのだ。

現実を素直に受け止めることができたら、その原因について考えることだ。その際、言い訳は封印したい。上司や人事がどうのこうのと言っても、詮無いことだ。説明変数として上司はあると思うが、相手を変えられない以上、自分で変えられる変数について考えるしかないのだ。

※自分が変えられることに集中した方がいいだろう。

自分の言動や態度について考える

自分で変えられる変数、すなわち、自分の言動や態度についてよく考える。

出世できない人の特徴で挙げたような、言動や態度がないだろうか。たとえば、自分の仕事がキツくなると、ネガティブなオーラを出す人がいる。余裕がなくなることと、「どうして自分がこんな目にあわなければいけないのか…」と理不尽な思いが募り、イライラしてくるためだ。

そんな負のシチュエーションがあることは、あらかじめ想定できるので、対策を検討しておくべきだ。これといった対策がないという場合でも、最低限「人のせいにはしない」などのルールを作っておけばいい。そんなときに、あえて何かに感謝する、というのもいい方法だ。

※自分の言動や態度について、見直す機会にしたい。

やるべきことをやる

厳しい現実を前にしたときは、やるべきことをやるしかない。

先に、出世が遅れた人が、がむしゃらに仕事に打ち込むというケースがある、と書いた。現実を打開するためには、そうすることが必要だと思い、仕事のペースを上げるという選択をするのだ。だがそれは、やるべきことではないだろう。

やるべきこととは、まわりとのコミュニケーションのとり方の見直しであったり、物事に対する考え方の改善であったりするのだろう。もしかすると、整理整頓(人間関係の整理も含む)をすることや、私生活を改善することかもしれない。やるべきことは人によって違うと思うが、自分がやるべきことを特定したあとは、それを堅実に実行していく、という行動が必要になる。

※単に、仕事をがむしゃらにやればいい…ということではない。

スポンサーリンク
 

まとめ

今回は、出世できない人の特徴などについて書いてみた。

まず、自分が出世できない人の特徴にあてはまるかどうか、考えてみたい。多少はあてはまっても問題ないが、程度が閾値を超えると自分の足を引っ張ることになる。自分に、上司やまわりの人をイラッとさせる言動や態度があるのであれば、注意した方がいいだろう

出世できない人がはまりやすいパターンは、現実を素直に受け入れない(逃げる・抗う)、言い訳や他人の責任にしながら、現実を渋々受け入れる、やる気やセルフイメージを落としながら、出世をあきらめる、というものだ。出世を望むのであれば、そのパターンにはまらないようにすることだ。

今回の記事:「出世できない人の特徴とそんな人がはまるパターンとは」