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創造力を鍛える方法6つ

創造力を鍛える方法を知りたい、と思うことがないだろうか。

自分の創造力が向上すれば、ブログの記事を書くのも随分と楽になると思う。内容もありきたりのものではなく、オリジナリティがあるものになり、記事の価値が増すことになるだろう。

今回は、創造力を鍛える方法について書いてみたい。

目次

創造力とは

読書により創造力を鍛える女性

創造力とは、「新しいものを創り出す能力」のことだ。

新しいものを創るといっても、無から有を作ることではない。あるものから新しいものを創る、あるものを組み合わせて、新しいものを創る。もっと解釈をひろげると、これまでとは違うやり方でものを創る、新しい用途を創る、ということだ。

つまり、既存の有から新規性のある「有」を創ることだ。

IQの高さと創造力は、あまり関係がない、とされる。おそらく、「既存のものではつまらない」、「新しいものを創りたい」というマインドや環境の方が、大きな説明変数になる。

※創造力にかぎることではないが、望まなければ力を得ることはできないのだ。

創造力を鍛えるために基礎を固める

創造力を鍛えるためには、まず基礎を固めることだ。

基礎を固めるとは、たとえば、分野横断的に基礎的な知識を習得する、多彩な表現や語彙などを身につける、ということだ。そうすると、ものごとの関連付けが容易になる。関連付けが容易になると、ものごとの理解や記憶が容易になり、その理解や記憶が創造力の源泉になるのだ。

基礎を固めるためには、それぞれの分野の定番書を読み込めばいいだろう。2~3冊読み込めば、十分だと思う。いろいろな人が定番書を推薦しているので、被る本を読めばいいと思う。

集合知を利用して、メタ的に定番書を特定すればいい。

模倣する

創造力を鍛えるために、すぐれた人の模倣をしたい。

これは、すぐれた先人に学ぶ、ということだ。模倣は、学びのプロセスの中で最初にあるものだ。幼い子供が言葉や字を覚えて使えるようになることも、大人や手本の模倣から始まることだ。

ブログを書くこともそうかもしれない。自分の好みに合うすぐれた先人のスタイルを真似する、ということはあるだろう。最初は真似から始めて、だんだんとオリジナリティを増していく…という形になると思う。なので、最初はすぐれた先人の真似をして、どんどん学べばいいと思う。

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考えながらインプットする

創造力を鍛えるために、考えながらインプットしたい。

なぜ、そうなるのか…と、ものごとやできごとの相関や因果関係を考えてもいいし、時代背景の異なる昔の話を、(本質を取り出すことにより)今の状況にあてはめてもいい。

今の自分に役立つことなのか…と考えてもいいし、ブログの記事を書くときの役に立つか…ということを考えてもいい(笑)。アイデアは組み合わせなので、何かとリンクできないか…と考えてもいいだろう。分野の異なる既存の知識とリンクできる…ということは、普通にあることだ。

幕末の話であれば…

たとえば、幕末から明治維新を背景にした歴史小説を読んだとしよう。

そうすると、そのとき時代を動かした人たちが、意外に若いことに気がつく。松下村塾で指導的な役割を果たした吉田松陰安政の大獄で処刑されたのは、若干29歳のときだ。

高杉晋作が病死したのは27歳のときであり、坂本龍馬が暗殺されたのは31歳のときだ。伊藤博文板垣退助後藤象二郎なども若い。彼らの活躍から、なぜ若年世代が影響力を持ち得たのか、若年世代が影響力を持ったために、生じた結果はどういうものか…と考えることができる。

※会社では部課長にあたるおじさん世代は、何をしていたのだろうか。

空間軸を伸ばして考える

創造力を鍛えるために、空間軸を伸ばして考えたい。

先ほどの明治維新の話でいうと、(奇跡的に)ずば抜けて才能のある若者がその時代に集まっていたため、列強諸国の圧力に屈することなく、大改革を行うことができたのだろう…と思ってしまう。

日本だけをみるとそうなるが、空間軸を伸ばし世界の動きも合わせて考えると、違ってくる。

英国は植民地の反乱に手を焼いていた、幕府と近かったフランスは普仏戦争で敗北し、日本への関与を弱めた、アメリカは南北戦争で国外の問題に力を割く余裕がなかった、という状況があるのだ。

外国の状況を合わせて考えると、才能のある若者が力を発揮したことは確かだが、運にも恵まれていた、ということがわかる。このように、空間軸を伸ばして考えれば、わかることがあるのだ。

アウトプットする

創造力を鍛えるためには、アウトプットが必要だ。

たとえば、書けばいい。私が記事を書くときは、書きながら考えている。書く前に骨格を決めて書き出す、というよりは、書きながら考えることで、骨格が自然に決まる…という形になる。

実際に書くとわかるが、書くと書いたことがインプットになり、再度、頭に入ってくる。そうすると、そのインプットがきっかけになり、新たなアウトプットを生み出すことができたりする。

今書いている記事も、そういう風にしてできている(笑)。

散歩と睡眠を有効に使う

創造力を高めるために、散歩と睡眠を有効に使いたい。

ある研究では、散歩をすれば創造力が向上する、ということがわかっている。散歩といえば、外で…というイメージがあるが、屋内で散歩しても効果がある。たしかに、記事を書いている途中で行き詰ったとき、散歩をすれば気分が変わり、頭の中がフレッシュになる。

また、睡眠が思考を整理する、ということは知られていることだ。寝る前に課題について考えておくと、睡眠中に思考が整理され、考えがまとまっている・答えが出ている、ということがある。

創造力と散歩・睡眠は、関係があるのだ。

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まとめ

今回は、創造力を鍛える方法について書いてみた。

今回の記事で書いた鍛える方法は、1)基礎を固める、2)模倣する、3)考えながらインプットする、4)空間軸を伸ばして考える、5)アウトプットする、6)散歩と睡眠を有効に使う、の6つだ。

即効性があるのは、「散歩と睡眠を有効に使う」だ。これはすぐにやればいいと思う。あとはすべて相互に関連のあることで、腰を据えて取り組む必要があるが、途中の段階でもアウトプットはすればいい。基礎が十分固まっていないからといって、アウトプットを躊躇する必要はない。

走りながら(アウトプットしながら)創造力を鍛えればいいと思う。

今回の記事:「創造力を鍛える方法6つ」