不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

暴言を吐く人の心理と特徴5つ

暴言を吐く人がいる。

と、他人事のように述べているが、子供時分であれば、喧嘩をしたときに、相手に暴言を吐いてしまった…という経験があるのではないだろうか。だが、大人になっても同じようなことをする人がいる(問題を抱えている人だ)。今回は、暴言を吐く人の心理と特徴について書いてみたい。

目次

暴言を吐く人がいる

暴言を吐く女性

以前、上司に暴言を吐かれたことがある。

そのときは、私のミスで上司が恥をかくことになり、怒りのあまり暴言を吐いた…ということだった。だがそうされると、こちらに非があるとわかっていても、上司に対し嫌な感情を抱くことになる。

※非を認め謝罪するが、「人格を否定された」という悪い感情は残るのだ。

取り返しがつかなくなる

そうすると、取り返しがつかなくなることがある。

この種の例の場合、上司は暴言を吐くことで溜飲が下がるかもしれないが、その後、長きにわたり部下から悪い感情を持たれる可能性が高いので、トータルで考えるとかなりマイナスになる。

人格を否定された…という負の感情を伴う記憶は長く残るのだ。

 

暴言を吐く人の心理と特徴

理性より感情が優先する

暴言を吐く人は、理性よりも感情が優先する人だ。

今述べた上司にしても、理性より感情が優先する人だった。機嫌がいいときは、自らムードメーカーになるが、気に入らないことがあると、顔色や雰囲気が一変する、というタイプだった。

そもそも、理性が優先するタイプであれば、仮に暴言を吐きそうになっても、そうすることはない。暴言が相手に与える影響(ひいては自分に与える影響)を考えるためだ。最初から、「暴言は吐かない」、「相手の人格を中傷・否定するようなことは慎む」と決めている人も多いだろう。

※人間関係においては、暴言を慎む方が理性的・合理的なのだ。

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イライラが高じている

イライラが高じてくると、暴言が出やすくなる。

以前、他のメンバーの仕事にただ乗りする人がいた。その人に仕事をふると、まともな結果が返ってこない。能力が劣るからできない、というよりは、手抜きをしている…という感じだった。

自分が楽をしたいから、自分の時間を他のことに使いたいからただ乗りする…という姿勢が見えると、やはりイライラする。「お前は仕事をなめているのか」ということだ。そのときは、暴言を吐くようなことはしなかったが、暴言を吐きたい気分になったことは覚えている(笑)。

※イライラが高じる ⇒ 感情的になる、なので、暴言につながりやすくなる。

目先しか見ない自己中である

暴言を吐く人は、目先しか見ない自己中心的な人である。

暴言を吐けば、自分の気持ちが晴れる・おさまる。そこしか見えていない。暴言を浴びた相手がどういう感情を抱くのか、それによるハレーションはないのか…という点まで考慮できない。

同じ自己中でも、スマートな自己中であれば、数手先まで読む。つまり、相手が自分に悪い感情を抱くことにより、自分の不利益になるのではないか…というところまで、考えが及ぶのだ。

※賢明であれば、誤ってそうしたとしても、フォローをしっかりするだろう。

自己愛が強くプライドが高い

暴言を吐く人には、相手に対し優位に立ちたい、という気持ちがある。

暴言というのは、相手を殴りつけるようなものだから、殴りつけて押し倒しマウントしたい…ということだろう。「相手に対し優位に立ちたい」と思う裏には、自己愛の強さがある。

また、不要なプライドの高さもあるだろう。

今の自分に自信がある人であれば、暴言を使って相手を組み伏せる必要はない。だが、今の自分に自信がなく、プライドだけは高い、という人の場合は、暴言で殴りつけたり、相手をおとしめることしか、自尊心を守るすべがないのだ。

※自分に自信がないが、プライドは高い…という人は、注意した方がいい。

自分を守る意識が強い

暴言を吐く人は、自分を守る意識が強い。

暴言で先手をとり、機先を制す、ということもあるし、自分が攻撃を受けるときに、暴言で倍返しをする、ということもある。いずれにしても、強い攻撃で「自分を守る」という行為を選ぶ。

また、そうすると、自己評価が変わる。自分のことが強くなったように感じるのだ(たとえば、モノ相手に強い暴言を吐くと、この感覚がわかる)。この感覚も、自分を守るために役に立つ。

さらに、暴言を吐けば、相手は怯むし、「この人は未熟でダメな人だ…」と思い、相手にしなくなる。結果的に、自分の領域への踏み込みを許さずにすむ、ということになる。

※上で書いたように、自尊心を守る、ということもある。

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暴言を吐く人の心理と特徴 - サマリー

まとめ

今回は、暴言を吐く人の心理と特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)理性より感情が優先する、2)イライラが高じている、3)目先しか見ない自己中である、4)自己愛が強くプライドが高い、5)自分を守る意識が強い、の5つになる。

不要なプライドが高く感情的な人が、自尊心を傷つけられた、面子を潰された…と感じると、暴言を吐きやすくなる。また、普通の人でも、イライラが高じて感情的になると、そうなりやすくなるので、注意したい。

その際は、人にではなく、誰もいないところで、モノに対して暴言を吐けばいいだろう(笑)。モノにあたる分には(人間関係上の)問題はない。血圧が上がることはあるが…。

今回の記事:「暴言を吐く人の心理と特徴5つ」