不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

大事な選択の仕方

選択の仕方について、考えたことがあるだろうか。

人生は選択の連続で、選択した結果が連なることで、現在の状況ができている。誰しも、あの選択は失敗だったとか、あの選択があったので今の自分がある、という思いがあるはずだ。より良い選択の仕方を採用し、(今後)選択していけば、現状が改善する…ということも言えそうだ。

今回は、大事な選択の仕方について書いてみたい。

目次

選択肢を並べる

選択の仕方がわからない女性

選択の仕方だが、普通はまず、選べる選択肢をテーブルの上に並べる、ということをする。

たとえば、会社員である自分の今後のキャリアをどうするか…という場合は、

1)定年まで今の会社に勤める、2)同じ業界の別の会社に転職する、3)別の業界の会社に転職する、4)会社を辞めて起業する、などの選択肢がある。若ければ、5)会社を辞めて大学・大学院へ進学する、6)会社を辞めてむずかしい資格に挑戦する、という選択肢もあるだろう。

選択肢の見逃しがある

ここで注意すべきは、選択肢の見逃しがある、ということだ。

わたしは、「会社を辞めて進学する」という選択肢を選んだ。だが、そのときの上司との話し合いの中で、思わぬ選択肢があることに気が付いた。それは、「会社に籍を置きながら進学する」という選択肢だ。正直、このことには上司の指摘があるまで、気付いていなかった。

※そういう人がまわりにいなかった、ということもある。

もし、最初から気付いていれば、その選択肢を選んだかもしれない。このように、詰めたつもりでも選択肢の見逃しはあるので、(抜けはあると考え)気を付けた方がいいだろう。

※大事な選択では、(見逃しにより)人生自体が変わる可能性がある。

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選択肢を検討・比較する

次に、テーブルの上に並べた選択肢を分析・検討、比較する。

可能ではあるが物理的にむずかしいとか、どうしても気が進まない、というものを排除し、残った選択肢を分析・検討、比較する。分析というのは、定量・定性の両面から行うべきだ。

就職先を決める選択であれば、(自分の年収や待遇がどうか…ということだけではなく)過去10年分ぐらいの財務諸表を分析する。さらに、社長の人格や哲学、社風、どんなタイプの社員が多いのか…など、数値化できないものについても、分析する必要がある。

当然、そこで自分の特長を活かせるのか、自分がやりたい仕事ができるか、ということもある。

※口コミ情報を集める、ということも有効だろう。

確証バイアスに気を付ける

このフェーズでは、確証バイアスに気を付けなければいけない。

要するに、自分の都合のよい情報ばかりに目が向き、都合の悪い情報を無視していないか…ということだ。選択肢をテーブルの上に並べた時点で、好き嫌いがある。好きな選択肢は好意的に見るので、「あばたもえくぼ」となりやすい。

※これは、確証バイアスに囚われた状態だ。

確証バイアスから逃れるためには、期待値の計算をすればいい。ただし、期待値の計算にもそれとなく確証バイアスが入ってくる可能性がある。なので、他者による計算も参考にする必要がある。

選択する

最後に、自分が最善と思う選択肢を選ぶ。

理で詰めるところまで詰めても、選択肢はいくつか残る。どちらを選んでも一長一短があり、どちらが勝るとは言えない、ということがある。最後は、自分の直感を信じ、直感で決めるしかない。

決めたあとだが、その選択が明確に誤りだと思えば、それまでのことをサンクコスト化し、選び直す。「誤りとは言えないが…」という微妙な状況であれば、その選択を受け入れ、状況にフィットすることを考えた方がいい。

※その場合は、選び直したところで、同じような状況になる可能性が高い。

ルース・チャン|難しい選択の仕方

TEDで「選択の仕方」といえば、この動画になる。

この話の中で、印象に残る点をピックアップしてみたい。

彼女は、ベストの選択肢はあるはずだが、自分にはわからない。そこで、(リスクを判断基準にし)リスクの小さい選択肢を選ぼうとすることは間違いだ、と言い切っている。

この話は、(彼女の解釈ではなく、わたしの解釈になるが)「リターン>リスク」の期待値で選ぶべきであり、リスクの大きさで選ぶべきではない、と解釈できる。極めて正しい話だと思う。

選択を迫られる場面はチャンスである

彼女は、むずかしい選択を迫られる場面はチャンスである、と述べている。

彼女が言いたいのは、選ぶ理由を自分で生み出し選択すると、自分が自分の人生の作者になる、ということだ。だから、(選べない場合)外部のものさしで最善の選択肢を模索するのではなく、自分の内なる声に耳を傾け、自ら選択する理由を探し出せ、創り出せ、ということだ。

※難しい選択を迫られる場面は、なりたい自分になるチャンスである。

上で、「最後は、自分の直感を信じ、直感で決めるしかない」と書いたが、その場面では、自分が自分の人生の作者になる、なりたい自分になるチャンスである、と考え、選択すればいい。

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まとめ

今回は、大事な選択の仕方について書いてみた。

選択は、1)選択肢を並べる、2)選択肢を検討・比較する、3)選択する、というフローになる。こう書けば単純だが、選択肢の見逃しや確証バイアスなど、落とし穴があることがわかる。

また、チャン氏が述べているように、単純にリスクの小さい選択肢を選ぼうとすることは間違いだ。また、「むずかしい選択を迫られる場面はチャンスである」というのも、そのとおりだろう。

その場面は、悩む場面だが、自らチャンスを活かす、という発想も必要なのだろう。

今回の記事:「大事な選択の仕方」