あなたのまわりにも、素直な人がいると思う。
そんな人を見て、「自分もああなりたいな…」と思うことがないだろうか。
※素直な人は好かれる。
もともと素直ではない、という人でも、素直になることは可能だ。わたしも、もともと素直なタイプではないが、自分なりに努力することで、以前よりは角が取れて素直になったと思う。
今回は、素直な人になった方がいい、ということを書いてみたい。
目次
素直さを軽視した
素直さが大事だとは思わなかった
20代までは、「素直さが大事」ということを直接よく耳にした。
大人やおじさんが、そういうことをよく言っていた。講演でそういう話を聞くことがあったし、直接そう言われたこともあった。そのときは、「そんなに大事?」ぐらいにしか思わなかった。
20代のころは、おじさんが若手に自分の話を聞いてもらえないので、「素直に自分の話を聞くことが大事」としているのでは…と思っていた。ポジショントークだよね、と思っていたのだ。
つまり、素直さが大事だとは露ほども思っていなかったのだ(笑)。
なぜ素直さを軽視したのか
では、当時のわたしはなぜ、素直さを軽視したのだろうか。
ひとつは、素直になる=従順になる、というイメージがあったからだ。なぜ、目上、年上というだけで、従順にならなければいけないのか…という反発心のようなものがあったからだろう。
もうひとつは、「人の話を聞けないな…」と思っていたからだ。素直な人は人の話を丁寧に聞けるのだが、当時のわたしは、人の話をじっくり聞くことが苦手だった。違うと思ったら、相手が話していようがなんだろうが、話の腰を折って「それは違うだろ」と言うタイプだったのだ(笑)。
さらには、素直になることのメリットを知らなかった、ということもある。
素直になればいいことがある
素直になることのメリット
ということで、素直になることのメリットを挙げてみよう。
まず、とても重要なことだが、「人の話を聞ける」ということがある。
人の話をうまく聞けるかどうか…これは、仕事でもプライベートでも、正否を分けるような大事な要素になる。人の話を上手に聞ける人は、成功する可能性が上がり、聞けない人は下がる。
というか、人の話を聞けない人は失敗するだろう。成功の必要条件が、「人の話を聞くこと」としてもいいだろう。素直な気持ちを持っていれば、この「人の話を聞くこと」ができるのだ。
耳の痛い話をされても…
素直であれば、耳の痛い話をされても聞くことができる。
なるほど、(耳が痛いが)そういう見方もあるのか…と素直に思えるのだ。また、自分とは反対の意見を言われたときも同様だ。自分の意見が否定された、人格が否定された…とは思わない。
同様に、そういう見方もあるよね、あなたの立場だとそう思うかもね…と、素直に思うことができる。なので、自分の意見に反対した相手を敵視したり、嫌いになったり…ということがない。
インプットが集まる
素直な人には、インプットが集まる。
いろいろな人が、いろいろなことを言ってくれるようになるのだ。
以前のわたしのように、相手の話の腰を折ったり、相手の話を否定する、ということをしていると、「こいつは聞く耳を持たないので、言っても無駄。言わないでおこう」となるだろう。
逆に、素直な人に対しては、「気が付いたことを教えてあげよう」となる。素直な人は、聞く耳を持つのでアドバイスしやすいし、こんな人は応援してあげよう…という気持ちになるのだ。
素直かどうかで、インプットの時点で差がついてしまうのだ。
インプット ⇒ 実践でも…
インプット ⇒ 実践においても、両者には差が出る。
素直ではない人の場合は、人から聞いたことを素直にやってみよう、とは思わない。
人の助けなど借りずに自分でやりたい、という気持ちがあるし、その人には合うかもしれないけれども、自分には合わないだろう…と思ってしまうためだ(それは、あなたの意見だろと思う)。
素直な人の場合は、「とりあえず、受け入れてやってみよう」というマインドがある。やってみて自分に合わなければ、カスタマイズする、という柔軟性もある(無論、やめることもあるが)。
とりあえずやってみようとするか、最初からやらないか…の差は大きい。
素直であれば向き合える
素直であれば、ものごとに向き合うことができる。
与えられた仕事であっても、「なぜこんな仕事をしなければ…」とは思わない。
今の自分にふさわしい仕事なのだろう。この仕事を通じて会社に貢献できればいい、と思えるだろう。この仕事は自分がする仕事ではなく、自分にはもっとふさわしい仕事があるとは思わない。
また、素直であれば、自分に向き合える、ということもある。たとえば、「知らない自分」に向き合えるので、「自分は知りません」、「教えてください」と、素直に人に尋ねることができる。
さらに、容易に自分の非を認めることもできるだろう。
人に好かれる
人に好感を持たれる
素直な人は、人に好感を持たれやすい(好かれやすい)。
あなたも、斜に構えた人よりは、素直な人の方が好きなはずだ。
素直な人は、基本的に明るいしオープンだ。不満を抱えて、愚痴をこぼす…ということもあまりない。失敗の言い訳をしたり、責任転嫁をしたり…ということもない(誠実な印象を受けるのだ)。
さらに、先に述べたように、人の話を聞くことができる。
人の話を否定することなく、共感して聞くことができるので、話し手は話しやすくなる。相槌も肯定の相槌が得意だ。「そうですね」、「同じ意見です」と言われれば、気分がよくなるだろう。
そんなこんなで、このタイプの人は、人に好感を持たれやすくなるのだ。
素直な人になった方がいい - サマリー
まとめ
今回は、素直な人になった方がいい、ということを書いてみた。
冒頭で、わたしはもともと素直ではなかったが、努力することで以前よりは素直になった、と書いた。
※あくまでも、以前よりは…だが(笑)。
なぜそんな努力ができたかというと、「素直さのメリット」を自分の頭で理解&納得したためだ。自分は素直ではない、という人がいると思うが、あなたもそうできれば、素直になるための努力をしよう、という気持ちになるはずだ。そのためにこの記事が役に立てれば、大変うれしく思う。
※自分が納得すれば、動けると思う(納得しなければ、いつまでたっても動けない)。
今回の記事:「素直な人になった方がいい」