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人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

人にイライラする原因は|イラつく原因を知り対処する

他人の言動にイライラすることがある。

他人の利益を犠牲にし、自分の利益を求める人にはイライラする。

たとえば、集合住宅で深夜早朝に大騒ぎされると、イライラする。眠る権利が不当に侵害された…と感じ、そうなる。そういうケースで相手に苦情を申し入れたとき、たまにしか騒がないのだから我慢しろ、と反論されたことがある(笑)。

向こうは向こうで、自分たちが楽しむ権利を侵害された、と感じてイラついたのだろう。

今回は、他人にイライラする原因について書く。まずは原因を知り対処に繋げたい。

 

人にイライラする

人にイライラする

他人にイライラすることがあると思う。

ありがちなわかりやすい事例を挙げてみよう。

こういう状況は、当たり前のようにある。

ひどい場合は、青信号で横断歩道を渡っているのに、目の前をうしろ(歩行者の死角)からきた右折・左折車が通過する、歩行者が危険を感じて止まる…というケースがある。こんなときは、無駄に血圧が上がってしまう。

停止線を越え歩道を塞ぎ、歩行者などの通行を妨害するドライバーにもイラッとすることがある。

当然の反応である

イライラするということ自体は、当然の反応である。

もちろん、ささいなことにイライラすれば、器が小さいという評価を受けることになる。

だが、手を包丁で誤って切って「痛っ!」となるように、他人の言動により自分の心が傷ついたときに「イラッ!」とするのは、当然の反応なのだ。なので、その反応を自分の何かが傷ついたサインである、とすることもできる。

他人だけではなく、外部環境や自分自身に対しイラッとすることもあるだろう。

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人にイライラする原因は

妨害・干渉

他人による妨害や干渉が、イライラの原因になる。

上で挙げた例では、他人が自分の歩行を理不尽な形で妨害している。

妨害を受けた方は、「自分の安全が不当に脅かされている」、「自分の正当な権利が侵害されている」と感じる。他人の自分勝手な行動でそうなるのだから、イライラするのは当たり前のことなのだ。

相手の利益のために自分が犠牲になっている…と考えると、余計にイライラするだろう。

人への期待が大きい

人への期待が大きいと、イライラしがちになる。

わたしが以前住んでいたマンションの話だが、サブの出入り口があった。

そこを使うと、閉まる扉を手で押さえない限りとても大きな音がした。他人に「音を小さくするために、閉まる扉を手で押さえてくれるだろう…」と期待すると、その大きな音がするたびに、イライラすることになる。

そのような配慮を他人に期待しなければ、うるさいとは思うがイライラまではいかない。

※それにしても、昼間でもマンション全体に響くような大きく耳障りな音だった(笑)。

人は変わる…と思う

人は変わると思うから、イライラすることになる。

この人は何をしようが変わらない、と思えば、そうなることはない。

 

 

 

猫を飼っている人で、猫が猫だからイライラする、という人はまずいないだろう。猫が笑わないからイラつく、犬のように自分の気持ちに寄り添ってくれないからイラつく、という人はいないと思う。

これも期待だが、期待しても無意味だと認知すれば、イライラすることもなくなる。

自分のルールを破る

他人が自分のルールを破るとイライラする。

それぞれの人が、<自分のルール>というものを持っていて、その内容は微妙に違う。

たとえば、待ち合わせにしても、時間厳守すべきという人がいれば、5分以内であれば遅れてもいい、10分以内であればいい…、目上の人であれば時間厳守だが、目下であれば相手を待たせてもいい、とする人もいる。

自分のルールが普遍的で正しい、と思えば、そのルールを破る人を見る目が厳しくなる。

固定観念が強い

これは「~すべき思考」といえば、わかりやすいだろうか。

人はこうすべきだ、と思っていると、その「すべき」に反する言動を行う人にイラッとする。

たとえば、わかりやすく明瞭に話すべき、と思っていると、そうしない人にイラッとする。「自分の言いたいことは言うべき」と思っていると、自分の言いたいことを飲み込んで言わない、本音を隠そうとする人に対しイラッとする。

その場の思いつきで発言すべきではない、と思っていると、そうする人にイラッとするだろう。

※自分の存在感を示すためだけに発言すべきではない、と思うと、そうする人に腹が立つ。

先客のストレスがある

先にストレスを抱えていると、イライラしがちになる。

そのストレスの対応に、すでにリソースを割いているためだ。

自制するためには、ある程度のリソースが必要だ。そのリソースが十分にないのだから、イライラしやすくなる。仕事が上手くいかないときは、家庭内のちょっとしたことでも、イライラの種になることがある。

※たとえば、家庭に金銭的な問題があれば、ささいなことで喧嘩が起こりやすくなる。

そんなときは、イライラの沸点が下がる、としてもいいだろう。

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人にイライラする原因は

まとめ

今回は、他人にイライラする原因について書いてみた。

イライラに対処するためには、まずはその原因を知ることが大事だ。

その原因だが、1)他人による妨害・干渉、2)人への期待が大きい、3)人は変わる…と思う、4)他人が自分のルールを破る、5)固定観念が強い、6)先客のストレスがある、の6つになる。

イライラすること自体は、当然で自然な反応だ。

手を切って「痛!」となるのと同じなので、そうなることを気に病むことはない。

※自分の何かが傷ついたサインである。

イライラには、他責と自責がある。自責とは、2~5の部分だ。6にも自責の部分がある。

自分のルールが普遍的で正しいと思いながら、そのルールを他人も遵守してくれるだろう・遵守すべきである…と思っていると、イライラする機会が格段に増える。そのことは6のストレスにも繋がるので、悪循環というものができあがってしまう。

この悪循環を断たなければ、仕事やプライベートに悪影響を及ぼすことになる。

今回の記事:「人にイライラする原因は」