不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

迷惑な人がいる…嫌なことをされた時の対処法は

迷惑な人は、どこにでもいるものだ。

知り合いの場合もあるし、赤の他人である場合もある。

迷惑だとか、嫌なことをされた…と感じるかどうかは、自分の感度次第だ。同じことをされても、そう思う人と思わない人がいるだろう。迷惑に対する感度が高く、よくそう感じる…という人は、さっさと対処法を身に付けておいた方がいい。

今回は、嫌なことをされた時の対処法について書いてみたい。

 

迷惑な人がいる

迷惑な人がいる

ときどき、迷惑を被ることがある。

個人的なことでは、(わたしはよく歩くので)他人の車の運転に関することが多い。

歩行者のことをあまり考えない運転手が結構いる。

たとえば、雨の日に徐行せず歩行者に水を撥ねたり、歩行者に危険を感じさせる形で歩道を横切る運転手がいる。言うまでもないが、歩道は歩行者優先なので、お互いがぶつかりそうなときは、車の方に停止する義務がある。

ちなみに、歩行者に対する水撥ねは、罰金を伴う交通違反になる。

 

 

 

また、信号のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、車が一時停止せず歩行者の目前を通過する…という光景は(日本では一部を除き)当たり前のようになっているが、これも罰金を伴う交通違反になる。

※中には、歩行者が横断歩道を渡っているのに、停止せず歩行者の目の前を通過する車もいる。

他の先進国でこれをやると大変危険(歩行者は車がとまると思っている)なので、絶対にしてはいけない。日本でも運転するときは、信号のない横断歩道に歩行者がいる場合、一時停止するようにしたい。

※珍しく停止してくれる車がいるなと思ったら、警察車両だった(笑)。

我欲を優先する

他人に迷惑をかける人の心理だが、端的にいえば「我欲を優先する」ということだ。

浅はかに考えれば、他人の利益を毀損することが、自分の利益になる…ということがある。

迷惑な運転手の例でいえば、自分が先に行きたいから歩行者を優先しない。そのために歩行者が危険を感じても、知ったことではない…とする。会社にいる迷惑な人も同じだ。そういう言動を選ぶことが我欲を満たすことになる…と思うから、他人にとって迷惑な言動でも<選ぶ>ということになる。

迷惑な人は、他人の利益を考えず、自分の利益ばかり考える人…ということになる。

 

対処法は

迷惑度を考える

他人に嫌なことをされると、思わず感情的になる。

何だこいつは…と思う。

うっかりして、歩行者に水を撥ねたり、歩行者に危険を感じさせる形で歩道を横切るケースはあるだろう。このケースで運転手を見ると、頭を下げるなど、「すみません」というボディランゲージでコミュニケートする。

意図的にしている場合は、歩行者を見ようとせず完全に無視する。

そんなときは、何だこいつは…と思い感情的になるが、感情的になってもあまりいいことはない。だから、理性モードに戻るために迷惑度を考えてみる。中には、自分が余裕を無くしているために、余計に迷惑度を高く感じる…というケースもあるだろう。

客観的に「迷惑度はどれぐらいだろうか」、「容認できる範囲か…」と考えてみよう。

物理・心理的に距離をとる

迷惑な人と接点を持つと、嫌子が出現する。

だから、迷惑な人とは距離をとる、という行動が合理的になる。

距離の取り方は、物理的、心理的の2つある。

迷惑な人と物理的に距離をとることができればそれでいいが、そうできない場合は、心理的に距離をとればいい。「自分の嫌いな人とは目を合わさない」ということがあるが、これは心理的な距離をとるためだ。

非礼にならない程度で「相手と絡まない」という行動が有効だろう。

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行動に変える

先に、「感情的になってもあまりいいことはない」と書いた。

いいことがあるとすれば、感情が動くことで位置エネルギーがたまる、ということだ。

位置エネルギーがたまると、それを運動エネルギーに変えることができる。あなたにも、感情に突き動かされるように行動した、という経験があるはずだ。(感情が動きやすい)恋愛などでは、そういうことがありがちだ。

では、どう行動に変えるかだが、

たとえば、ブログに書けばいい。実はこの記事も、そのエネルギーを利用して書いている。このテーマで記事を書く予定はなかったのだが、そのエネルギーを利用して、このように書くことができている。

迷惑度が高い場合は、正当なクレームを然るべき人や組織に入れるという行動をしてもいい。

簡単に吐き出す

簡単にイライラを吐き出す、という行動もありだ。

一流のテニス選手でも、自分に対するイライラを表現することがある。

※人前でそうすることは、ほめられたことではないが。

まだ十分に話せない子供でも、足を踏み鳴らして怒る、ということがある。だから、嫌なことをされた時に感情的になり、ある意味暴力的な表現をする、ということは、自然なことなのだろう。

そうすることで、位置エネルギーを運動エネルギーに変えて発散しているのだ。

人のいないところで、少し荒れてみてもいいだろう。

 

してはいけないこと

侮辱・人格攻撃

嫌なことをされても、「してはいけない」ということがある。

今、話題になっている動画で、路上ライブをしている中学生とおじさんの動画がある。

お互いが「迷惑な人だ」と思う状況だ。おじさんは「路上でライブを行う許可」を問題にしているまではいいが、(注意を無視されて感情的になったのかもしれないが)暴言がある。路上ライブをしている中学生の方は、注意を無視したり、おじさんを変な人呼ばわりしたり、中指を立てたりしている。

このように、相手を侮辱したり人格を攻撃してはいけない。

 

 

 

そうすると、相手の感情が大きく動くためだ

感情が大きく動くと、長く記憶に残りやすくなる。だから、(一時の感情で)配偶者や子供、部下の人格を攻撃すると、取り返しがつかなくなるのだ。また、上で説明したとおり、(攻撃された方の)位置エネルギーが大きくなるので、それが大きな運動エネルギーに変わる可能性が生じてしまう。

相手が自制できず暴力的な人物だと、こちらの命にかかわる危険性すら生じる。

だから、相手を侮辱したり、相手の人格を攻撃してはいけない。

 

嫌なことをされた時の対処 - サマリー

まとめ

今回は、嫌なことをされた時の対処法について書いてみた。

迷惑な人はどこにでもいるのだから、対処法を身に付けておいた方がいい。

その方法は、1)迷惑度を考える、2)相手と物理・心理的に距離をとる、3)行動に変える、4)簡単に吐き出す、の4つで、相手を侮辱したり、相手の人格を攻撃しないようにする。

迷惑な人は我欲を優先する。

簡単にいえば自己中心的なのだが、相手の利益を踏みにじるため厄介な人になる。

わたしたちは、自分の利益が踏みにじられると感情的になる。だが、感情的になってもあまりいいことはないので、まずは迷惑度を考えて冷静になろう。自分が余裕を無くしているために、余計に迷惑度を高く感じてイラつく…というケースも<なきにしもあらず>だ。

してはいけないことは、頭に叩き込んでおこう。将来に禍根を残す、将来を毀損する可能性がある言動は、厳に慎まなければいけない。感情的になっても、レッドラインを超えないようにしたい。

特に、相手と人間関係が続く場合は、致命傷になる可能性があるためだ。

今回の記事:「嫌なことをされた時の対処法」