どこにでも、あいさつしない人がいる。
その種の人と顔を合わせると、腹立たしい気持ちになることがある。
相手は自分(こちら)のことを軽んじて、「あいさつをする必要がない」と考えている、自分を無視するということは、自分をリスペクトする気持ちが全くないのだな…と感じるためだ。(何の関係性もない)赤の他人ならともかく、あいさつを交わしてもおかしくない関係性の相手に無視されると、腹が立つのは当然のことだ。
だが、そんなことで気分を悪くしても仕方がない。そんなときの対処を知っておこう。
目次
あいさつしない人が…
先週、あいさつをしない人が何人かいた。
会えばあいさつぐらいはした方がいいよね、という関係性の人だ。
あいさつをしない人のパターンはほぼ同じだ。まず、チラッとこちらを視認して、すぐに目線を外す。別の方向に歩いている場合は、「特に何も見ていませんよ」という感じで顔を元に戻す。目線の外し方にはバリエーションがあり、目線を下に外してうつむく人がいれば、ガン無視で真っ直ぐ前を向く人や横に外す人もいる。
ガン無視や顔を背けるような仕草は、わざわざ敵を作るようなものなのでおすすめしない。
自己肯定感を下げない
あいさつしない人に出会うと、自己肯定感を下げたくなる。
自分はあいさつをするに足る人ではないと(相手に)判断された、と感じるためだ。
要するに、相手にあいさつしてもらえないのは、「自分の問題である」と思ってしまう。「自分がダメだからあいさつしてもらえない」と思ってしまうのだ。自責の精神というのは(普通は)悪くないのだが、こんなときは自責にすべきではない。
全部とは言わないが、相手の問題であることが多いためだ。
自己肯定感が低い人は
たとえば、自己肯定感が低い人はあいさつをしない。
その種の人は、自分があいさつをしても、「相手は迷惑だろう」と思うことがある。
また、自分があいさつをしても、相手はあいさつを返してくれないだろう、と思うこともある。そして、もし相手に無視されたら、自分が傷つき、ますます自己肯定できなくなるだろう…と(無意識に)思う。
さらに、歪んでいるが、自分から無視することで、自己肯定感を高めようとすることもある。
※自分が傷つきたくないので、自分からはあいさつしない…という人もいる。
相手を観察する
あいさつしない相手を観察してもいい。
そういう人を「何だこの人は」という目で見る人もいるが、気が収まるのであればそれもいい。
見られた方(あいさつを無視した方)も、「無視したために相手に見られている」、「非難の目を向けられている」ということは薄々感じるので、もしかすると自省をするきっかけになるかもしれない。
わたしの場合は、どういう人が無視をするのかな…と興味を持ち相手を観察する。
※共通点を探す、という意識で観察してもいい。
自分が無視する場合は
相手のあいさつを無視して返さない、というのは論外だ。
だが、するかしないか…という微妙な場面で、「自分からはしない」とすることがある。
そんなときは、頭を垂れて下に目線を外そう。先に述べたように、相手の存在そのものを否定するガン無視や顔を背けるような仕草は、わざわざ敵を作る行動になる。職場や地域で自分の評判を下げたいならそうすればいいが、そんな人はいないだろう。
もちろん、自分の事情でやむにやまれない場合はそうしよう、ということだ。
※した方がいいに決まっているが、できない場合はそうする。
まとめ
今回は、あいさつしない人への対処について書いた。
あいさつをしようとしない人がいると、腹立たしく思うことがある。
こちらがあいさつをしようとしているのに、こちらの存在を完全に無視するような人のことだ。人は自分が無視されると傷つく。そして、自分を傷つけた相手に怒ったり、自分に失望したり…ということになる。
あいさつ程度で、こんな思いをして引きずるのではつまらない。
対処は二つだ。
1)他責にし自己肯定感を下げない、2)相手を観察する。
ほとんどの場合、相手の問題なのだから、自分がダメだから…とする必要はない。そして、どういう人が無視をするのだろうか…と、相手のことを観察すればいい。振り返ってまでは見なくてもいいが(笑)。
相手の事情でそうしているのだから、「知らんけど、そうなんだ」と思っておけばいい。