人脈を広げたい…と思う人は多いと思います。
この記事にも、人脈の広げ方はないか…ということでアクセスされたのではないでしょうか(人脈がない方では?)。人脈の大切さについては、あらためて述べる必要はないでしょう。
人脈のある人とない人の差は、時間がたつにつれてジワジワと広がっていきます。ボディーブローのように効いてくる、と考えてもいいでしょう。人脈は「無形の財産」だと思います。
今回は、人脈ができない理由とその広げ方について書いてみます。
目次
- 目次
- 目に見える財産と相関がある
- 景気と関係のない無形の財産
- 人脈は苦しい時に頼りになる
- あなた自身が他の人から見て人脈になり得ない
- 広げたければ自分は何ができるのか…と考える
- 人に助けを求めることができない
- 成功者には「助け合いの輪」という人脈がある
- 人脈がない人は人として信頼されていない
- 善い習慣を地道に積み重ねる
- まとめ
目に見える財産と相関がある
目に見える財産を築くことに熱心な人でも、人脈を軽視する人はたくさんいます。
特に若いころは、人の助けを借りなくても、自分の力で成功することができる…と思ってしまいますが、「自分の力だけで成功することはない」ということが、そのうちわかってきます。
※そう見える人でも、必ず誰かのサポートがあります。
成功と関係がある
人脈を軽視すれば、成功することはむずかしくなるし、目に見える財産も築くことができないのですが、(未熟なときは)このあたりの関係性がわかっていないのかもしれません。もしくは、わかっていてもできないか…です。
後者のパターンも、結構あると思います。※人脈と有形財産には関連があります。
景気と関係のない無形の財産
人脈は、無形の財産です。
この財産の優れた点は、景気に左右されないということです。
景気が減速すれば、目減りする資産は結構ありますよね?
たとえば、株(投資信託なども含む)、不動産など。金(きん)はやや性格が違いますが、景気の減速により価値が目減りすることがあります。会社との雇用関係など(正社員という身分は無形資産とも考えられる)もそうかもしれませんね。※リストラで失う可能性があります。
人脈は苦しい時に頼りになる
人脈の場合は、景気に左右されるということはほとんどありません。
なので、ヘッジする役割を持たすことができます。
たとえば、不景気で会社をリストラされた…でも、知り合いの助けを借りて別の会社に再就職することができた。これは、人脈でヘッジできた例ではないでしょうか。
※人脈は、景気などに左右されない確かな財産です。
人脈は、自分が苦しいときに頼りになったりします。人脈がない人は、そのまま沈んでしまいますが、人脈がある人は、人脈により助けられる・引き上げられる、ということがあります。
あなた自身が他の人から見て人脈になり得ない
人脈がない・広がらない…と嘆く人は、このことを考えてみてください。
自分自身が他の人から見た場合、人脈になり得ない…ということがあります。
他人から見て、自分は人脈にカウントされるのだろうか…このことを考えたことはありますか?人脈がない・作れない…と嘆く人には、このことを真剣に考えない人が多いように思います。
このタイプの人を悪く言えば、(人脈を通じ)他人を利用することを考えているため、自分が利用されることは想定していないのです。※自分を利用してほしいという気持ちがありますか?
人脈を広げようと思えば、自分も誰かの人脈になる必要があります。
広げたければ自分は何ができるのか…と考える
まずは、「相手が何をしてくれるのか?」よりも、「自分は相手に対し何ができるのか?」を考えた方がいいと思います。
自分がまず(他人から見て)良い人脈になり得ないと、人脈を作ることはできない、ということです。誰しも「強み」はありますので、そこに注目すれば、自分が何をできるのか、おのずとわかるでしょう。
そして、自分が信頼できる人には、自分から与えましょう。
※クレクレのエゴイストは、人脈を築くことができません。
人に助けを求めることができない
人に助けを求めることのできない人は、人脈を築くことができません。
何でも自分の力でやろうとする人がいます。
他人に頼らず自分でやる、といえばカッコいいのですが、このタイプの人は大成しません。なぜなら、何かを成し遂げようとするためには、他人の力を借りることが必要になるからです。
※銀行からお金を借りることも、他人の力を借りることになります。
この種の人は、自力でなんでもやろうとするために、人脈の価値を無意識に軽く考えてしまいます。また、中途半端に能力があるため、何でもそこそこできてしまうんですね…(笑)。
なので、人脈の必要性をあまり感じないのかもしれません。
成功者には「助け合いの輪」という人脈がある
さらに、プライドが高かったり、気が弱かったりで、人に助けを求めることができない人もいます。
こういう人は現実を見た方がいいと思います。「成功者」と呼ばれる人は、必ず助け合いをしています。彼らが属する社会の「助け合いの輪」の中に入っているということです。
※人脈がない人は、この輪に入っていません(輪の外にいます)。
誰々に会いたいので、自分の人脈の中の誰々に紹介してもらった、という話は普通にあります。彼らにとって助け合うことは、食事をすることぐらい当たり前のことなのです。
人脈がない人は人として信頼されていない
人として信頼されない人も、人脈を築くことはできません。
時間に遅れたり、口先だけで約束を守らなかったり…ネガティブ思考だったり、妙なプライドを持っていたり、人を無視したり…仕事では、自分の利益のことばかり考えていませんか?
あなたも、そんな人と付き合いたくありませんよね?要は、人として他人から信頼されていない…ということです。※人のことはよく見えても、自分のことになると見えなくなります。
善い習慣を地道に積み重ねる
信頼されていない人が、ある日突然信頼される人になることはできません。
なので、時間をかけて改善していくほか道がありません。
まずは、マイナスだと思われる部分を直すことです。上記の例では、時間を守る、約束を守る、ネガティブな言葉を発しない、自分からあいさつする…。そうすれば、いつの間にか「あの人(いい方向に)変わったね」と言われるようになるでしょう。
この場合は、善い言動を習慣にして積み重ねるしかありません。
※人脈の広がりのない人が、人脈を広げようと思えば、少なからず、時間が必要になります。
まとめ
今回は、人脈を作れない理由と人脈の広げ方について書きました。
人脈がない・広げることができない…という場合は、理由があります。
新しく人脈を作りたくていろいろ動いているのに作れない・広がらない…という人は、人として信頼されていないのか、(現状では)あなた自身が他の人から見て人脈になり得る何かを持っていない、ということです。
自分を他人目線で見て、(自分と)交友したいか評価してみましょう。
ある程度「交友したい」と思うのであれば、人脈を作ることができるでしょう。
いやいや、「それほどでもないな」、「交友したくないな」と思うのであれば、なぜそう思うのか、その理由を突き詰めて考えてみましょう。
たとえば、とっつきにくい、笑顔がない、不要なプライドがある、他人に冷たい、
ネガティブ思考である、人の話を聞かない、会話は否定から入る、約束を守らない、言い訳ばかりする、自己中心的である、靴が汚い、見た目がだらしない…など、いろいろありそうです(笑)。
※交友したくない理由を考えると、改善すべき点がみえてくるはずです。
結果として人脈が広がるのかも…
相手が望むものを持っていても、上手く表現できていない、という場合もあります。
その場合は、相手に伝わっていない…ということですので、相手に伝える方法を考えた方がいいでしょう。※その場合は、自分をプレゼンする能力を磨きましょう。
逆接的になりますが、(この記事で述べたような)人脈を作る・広げることができない理由を潰せば、新たな人脈ができ、人脈は広がると思います。※わが身を振り返ることが大事です。
端的にいえば、まず自分が人から求められるような人になる、ということですね。※人脈は、自ら広げようとして広がるものではなく、結果として自然に広がるもの…かもしれませんね。
今回の記事:「人脈の広げ方|人脈がない人とある人には違いがある」