不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

守れない約束ならしない方がいい

あなたは、その場しのぎで守れない約束をしていないだろうか?

あなたは、はじめから行動する気のないことを口にしていないだろうか?人はその場をおさめるためや、相手にいい顔をしたいばかりに、守れない約束をしてしまうことがある。相手が「社交辞令だな…」と受け取れば大事には至らないが、本気で受け取ればそうではなくなる。

その場合は、結果的に「約束をやぶる…」ということになる。今回は、守ることができない約束はしない方がいい、ということを、実例を交えながら書いてみたい。

目次

男性は守れない約束をする?

男性はなぜ守れない約束をするのか…という厳しい指摘がある。

男性の方にお聞きします。なぜ男性は守れない約束をするのでしょうか?全ての方がとは言いませんが、意外といると思うのです
出典:男性の方にお聞きします。なぜ男性は守れない約束をするのでしょうか?

女性から男性に対する質問だ。

さらに、男性が約束を守れないのであれば、最初から約束しなければいい…という指摘がある。恋愛などではよくあることで、男性の発言により、女性が不満を抱くケースが多いようだ。

この場合は、恰好をつけたいのと、いい加減なのと、両方あるだろう(笑)。相手を喜ばせたいということもあるし、「約束しても、そのうち忘れてしまう…」ということもあるだろう。

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約束を破った話

A君との約束をやぶる

守れない約束をする男性

私事だが、今でも後悔していることがある。同年代のA君とのことだ。

会社勤めをしていた当時、わたしはときどき合コンのセッティングをしていた。

同期や先輩に声をかけて、合コンに参加してもらっていた。そういう話は社内で伝わりやすく、そのうち他部署の後輩からも、合コンのセッティングを頼まれるようになった。

その話をどこかで聞いたのか、他部署の顔なじみのA君から合コンのセッティングを頼まれた。A君は個性的な雰囲気をもっており、まわりから少し浮いているような人で、合コンでモテるタイプではなかった。※正直にいえば、A君は極めて合コン向きではなかった。

安請け合いするが…

そのときわたしは深く考えず、「いーよ、決まったら連絡するわ」と彼に言った。

A君とは部署も違うし、(近隣ではあるが)勤務地も違うので、めったに会うことはない。なので、その場限りの約束で、わたしはそのことをすっかり忘れてしまっていた。

と言うより、最初から本気で彼のために合コンをセッティングする気がなかったのだと思う。A君が合コン向きではなかったことから、合コンのメンツとして、最初から(A君を)カウントしていなかったように思う。※A君の立場から考えてみれば、ひどい話になるが…。

A君の顔に不信感があらわれる

それから1年ぐらいすぎて、社内の集まりで彼と再び会う機会があった。

そのとき彼と雑談したのだが、突然ボソッと「実は連絡を待っていたんだよ…」と残念そうな顔で言われた。わたしは訳が分からず、「え、何の話?」と聞き返すと、合コンの話だと言う。そこで初めて、1年前に彼とした約束らしきものを思い出した。※それまで、完全に忘れていた。

再び守れない約束をする

焦ったわたしは、「ホントごめん、すっかり忘れていたよ。じゃあ、改めてセッティングするから…」とその場しのぎで弁解した。彼は無言でうなづいていたが、彼の顔にわたしに対する不信感のようなものが見え隠れしていたことを覚えている。※不信感は顔に出るものだ、と知る。

 

 

 

しかし、それでも私が彼のために動くことはなかった。「仕事が忙しくてそれどころではなかった…」など、言い訳をしようと思えば、いくらでもできるが、冷静に振り返って考えればひどい話である。彼はその数年後退社し、わたしは彼との約束を果たすチャンスを失ってしまった。

彼がわたしに向けた不信感を示す表情は、今でもはっきり覚えている。

 

失敗から学んだこと

言ったことはやる

この個人的な苦い経験から学んだことは、「言ったことはやる」ということだ。

これを「守れない約束はしない」としてもいい。あたり前のことだが、実行するのは意外とむずかしい。その場では、どうしても相手に対していい顔をしようとする意識が働いてしまうためだ。

先に恋愛などではよくあることだと書いたが、それは男性が女性にいい顔をしようとするためだ。「カッコをつける」、「体裁を整える」と言ってもいいだろう。ちなみにその構図は結婚後も変わらない。不満を持つ妻をなだめようと、夫がいい顔をしてその場をおさめることはあるだろう。

信用を失うことは大きなマイナスになる

しかし、どんなシチュエーションでも、約束を破れば、相手の信用を失う。

言ったことをやらなければ、相手の信用を失う。「その場」でいくばくかのポイントを稼いだとしても、中長期のスパンでみれば、大きな「マイナス」になる。一度でもまわりから「あいつはアテにならない」 というレッテルを貼られてしまうと、取り返しがつかなくなってしまう。

このレッテルを剥がすのは、本当に大変なことだ。

※約束をやぶったことを許してもらえても、信用を確実に失っているのだ。

よく言われることだが、信用を築くのには時間がかかるが、信用を失うのは早い。このことをよく肝に銘じておかなければいけない。信用を得たからといって、油断してはいけないのだ。

 

時間を守ることは約束を守ること

時間を守ることから

時間を守る男性のイメージ

まずは、時間を守ることからしっかり行いたい。

あなたも、人と「時間の約束」をすると想う。「○○時に会いましょう」というのは、相手との約束だ。なので、「時間を守る」ということは、「約束を守る」ということになる。

時間を守りなさい、ということは、子どものころから繰り返し言われていると思うが、「なぜ、時間を守るべきなのか?」ということも、今一度自分でしっかり考えておきたい。

※ここをよく考えていないから、時間を守れないのだ。

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なぜ時間を守るべきなのか

相手に迷惑をかけることになるから、相手の貴重な時間を奪うことになるから…

それらは正しいが、それらに加えて「自分の信用を失うことになるから」、「自分の評価を落とすことになるから」ということも覚えておきたい。そして、一度落ちた評価を回復するのはなかなか難しい…ということもだ。※相手の利益と自分の利益の両方を、損なうことになるのだ。

※時間を守れない人は、ほかの約束も守れないだろう。

 

できない約束はしない

今おもうこと…

A君には今でも申し訳なかった、という気持ちを持っている。

そこから一歩進めて、この気持ちがどこから来るのかな…と考えてみた。

わたしの「守れない約束」で期待を持たせてしまったこと、その期待を裏切ったこと、その結果、彼に不信感を持たせてしまったこと…に対して申し訳なかった、と考えていることがわかった。自分の言動で他人をがっかりさせると、結局は自分もがっかりすることになるのだ

この件を戒めとし、このようなことは二度とないようにしたい。

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行動メモ:

守ることのできない約束はしない。

※生きる上で守るべきルールとしていいだろう。

その場しのぎで適当なことを言わない。相手にいい顔をしようとしない。特に、相手が社交辞令だととらない場合に、そういうことをしてはいけない。相手を傷つければ、自分も傷つくのだ。

相手との約束を守らないことは、自分の信用を傷つけることだと理解する。

今回の記事:「守れない約束ならしない方がいい」