相手は、自分のことをどう思っているのだろうか…
相手の心理を読めれば楽なのに…そう考えたことはないだろうか?もちろん相手がどう考えているのかを正確に知ることはできないが、「脈あり」なのか「脈なし」なのかぐらいは、高い精度で知ることができる。人は言葉では嘘をつけるが、行動では嘘をつけないからだ。
※ボディランゲージ(行動や態度など)に本音が出る。
目次
身なりに気合いを感じる
相手が本命であれば、身なりを完璧にしたい…と思うのが普通だ。
(相手に好意を持っていれば)爪をきちんと切り、髪をきれいに整え、身なりをきちんとし、香水にも気を使うでしょう。 また、女性なら化粧を気にし、男性だったら髭を剃り、スーツ姿であればネクタイを確かめるでしょう
出典:しぐさから心理を読む方法
相手にできるだけ好印象を与えたい、最高の自分を見せたいと思うだろう。
※男女ともそういう思いになる。
そうであれば、普段より身だしなみにコスト(時間、お金)をかけるはずだ。もし、食事に誘ったときなどに、相手の気合いを感じることができるようであれば、「脈あり」の可能性が高い。
相手の気合いを感じるかどうか…というのは、待ち合わせ場所で相手に最初に会ったとき、そう感じるかどうかだ。そのとき「おっ!」という感覚があれば、気合いを感じた、ということだ。
※気合いと「脈あり度」は比例するのだ(笑)。
姿勢が前のめりになっている
会話中の相手の姿勢を、チェックしてみよう。
相手が身を乗り出すような姿勢であれば、「脈あり」の可能性がある。身を乗り出す姿勢は、あなたの話がおもしろくて、会話にのってきたか、あなた自身に興味がある、というサインだ。
これはわたしの仮説だが、
座っているときの体の上体の角度は、その人の積極性(好意)と反比例する。身を乗り出し、「角度が小さくなる」ということは、気持ちが積極的(ポジティブ)になっているということだ。
逆に、背もたれにもたれ、「角度が大きくなる」ということは、気持ちが消極的(ネガティブ)になっているということだ(好意も脈もないのだ)。自分のことで考えれば、わかると思う。
ポジティブな心理状態を表す
前のめりとか、身を乗り出すという姿勢は、ポジティブな心理状態を表す。
ただし、前述したように、あなたの話がおもしろくて、会話にのってきた可能性もある。なので、ごく普通の会話をしているのに、相手が身を乗り出すような姿勢であれば、「脈あり」の可能性が高いと言えるだろう。「前のめり」は、気持ちがポジティブになっている証拠だ。
目がキラキラしている
これは、非常にわかりやすいサインのひとつだ。
男性・女性を問わず、自分が興味を抱いたものを見る時には瞳孔が開きます。 そして、瞳孔が開くと目がキラキラと輝きますので、表情が活き活きします
出典:しぐさから心理を読む方法
瞳孔の開け閉めを自分でコントロールすることは不可能だ。
なので、とても信頼性の高い「わかりやすいサイン」になる。会話中に相手の目がキラキラし、表情がイキイキしているのであれば、「脈あり」、「好意あり」の可能性が非常に高い。
目が細く光がなければ脈なし
逆に、相手の目に光がないことがある。
キラキラどころか、相手の眼に光がなく、細く小さく見えたり、無表情で死んだ魚のような顔になっていれば、「脈なし」で間違いない。そんな時は、相手は早く帰りたがっているので、さっさと切り上げた方がいいだろう。※そんなときは、お互いにとって時間の無駄になってしまう。
以前、書店に併設されたカフェにいた時、隣にカップルが座っていた。その時の女性の顔がまさしくそんな「冷淡な顔」だった(笑)。別れ話でもしているのか…と思ったら、男性が女性に告白するところだった。その男性は、全くその女性のボディランゲージを読めていなかったのだ。
目がキラキラの例外に注意する
ただし、目がキラキラしている場合でも、例外がある。
いつもポジティブで、誰に対しても表情が明るいタイプの人のことだ。
こういう人の場合は、目のキラキラだけでは判断がむずかしい。実際には微妙な違いがあるのだろうが、「差」がはっきりと出ないため、わかりにくいということだ(その人に慣れれば、違いがわかるようになるが)。なので、安易に「脈あり」だと判断すると、間違うことになる。
たまにだが、このタイプの人がいる(特に、初対面や数回会った程度では、間違えやすい)。この点さえ注意しておけば、目のキラキラ(+表情イキイキ)は重要な指標になるだろう。
距離を詰めようとする
人にはパーソナルスペースというものがある。自分の縄張りのようなものだ。
なので、普段は他人のパーソナルスペースに踏み込もうとはしない。あなたも、他人に近づかれると不快に感じる距離があるだろう。これ以上近づかないで…というラインから内側のことだ。
しかし、このスペースは、相手との関係により変化する。
一般に、親密な相手ほどパーソナルスペースは狭く(ある程度近付いても不快さを感じない)、逆に敵視している相手に対しては広い
出典:パーソナルスペース|ウィキペディア
自分が好意をもっている相手に対しては、縄張りを普段より小さくするということだ。
なので、相手が自分との距離を詰めようとするのであれば、「脈あり」だ。あなたも、自分が好きな相手であれば、少しでも近づきたい…と思うのではないだろうか。そんなときは、物理的にも精神的にも近づきたい…という心理になる。
逆に、相手が自分と距離を取ろうとしているのであれば、「脈なし」だ。こちらから距離を詰めに行ったとき(タイミングが大事だが)、相手がそれを許さず離れるような場合は「脈なし」だ。
まとめ
脈あり、脈なしの態度は、表に出るものだ。
人は言葉では嘘をつけるが、行動では嘘をつけないので、行動(ボディランゲージなど)に本音が出る。それをよく観察していれば、「脈あり」なのか「脈なし」なのかぐらいは、高い精度で知ることができる。情報収集 ⇒ 分析 ⇒ 結論、という単純なプロセスだ。
※まずは、相手の態度をよく観察したい。
ただし、「分析 ⇒ 結論」で間違うケースがあるので気を付けたい。ひとつの情報だけで結論を導き出すのは危険だ。「そう思いたい」という意思が働いて、間違うことが結構ある。
複数の情報を客観的に分析して、それが同じ方向を示しているのであれば、正解である可能性が高い。なので、相手の複数のボディランゲージを合わせて考えることが必要になる。
相手の心理を見極めて行動する
脈なしの相手にお金や時間などのリソースを投下しても、意味がない。
そんなお金と時間があるのであれば、男女とも自分に対して好意がある、と思われる人に対し、その分のリソースを投下する方がいい。なので、相手の行動から心理を見極めることが大事だ。
相手に、脈がない・好意がない…ということであれば、素早く撤退した方がいいのだ。
今回の記事:「好意のサインを見落とすな!会話中にわかる脈ありの態度4つ」