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また会いたいと思われる男性の会話の仕方とは

彼女にまた会いたい…と思うことがないだろうか。

そう思うのであれば、彼女からも「また会いたい…」と思われる必要がある。そのためには、身なりを整えることなども大事だが、初対面でなければ、会話の内容がより大事になってくる。

コミュニケーションの問題で女性にダメ出しをされると、男性の方ががいくら「また彼女に会いたい…」と思っても、その願いは叶わず、会うことができずに終わる。それが冷徹な現実だ。

今回は、女性に「また会いたい」と思われる男性の会話の仕方について書いてみたい。

目次

 

男性の会話は

報告する - レポートトーク

彼女に会いたいと思う男性

男性の話し方は、基本的に「報告」であることが多い。

事実を正確に伝えようとする話し方だが、この話し方を、レポートトーク(リポートトーク)という。もともと男性は理屈っぽいので、情報や出来事を客観的に伝えようとする傾向がある。

それに加えて、職場では日々そうするように求められている。なので、プライベートで女性と話す時も、同様の傾向が出てしまう。レポートトークが、日常会話でも習慣になっているのだ。

論理が先行する

これは自分が話す時だけのことではない。相手の話に対するリアクションも、理屈っぽくなってしまうのだ。たとえば、女性が何か仕事に対する不満をもらしたとしよう。もしそのとき、(たまたま)男性が同様の不満を抱えていれば、「共感」し、それを表すかもしれない。

解決策を考えてしまう

だが、そうでなければ(大抵の場合そうではない)、男性がまず考えることは「解決策」だ。

その問題を解決するためにはどうすればいいのか?ということを考え、(女性から)求められていないアドバイスをする

よかれと思いそうするが、男性は「女性は、必ずしも問題に対する解決策を求めているわけではない…」ということを理解していないのだ。※このとき、すれ違いが発生している。

※男性の頭の中には、「問題 ⇒ 解決」という流れがある。彼女にまた会いたいのであれば、求められていないアドバイスはしない方がいいのだ(余計なお世話になってしまう)。

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女性の会話は

共感を求める - ラポールトーク

女性は、(多くの場合)会話を通じて「共感」を欲している。

ラポールトークには、「橋を架ける」という意味があるそうだが、相手の話に「共感」することで、相手との距離を埋める、ということだ。そして、そのプロセスが楽しいのだ。

※それが、会話の醍醐味(または報酬)になっている。

人は「自分と同じだ」と感じた相手に好感を持つ。「自分とは違うな」と思えば、心の中でソッポを向く。

会話をしている時に、「あーこの人わかっているな」と感じたことがないだろうか。そんなときは、相手に好感を持つ。逆に「わかってないね…」と思えば、好感を持たない。

女性は共感を欲している

どうして、「あーこの人わかっているな」と感じたのかといえば、相手の(自分に対する)共感があったからだ。共感がないと、その感覚を持つことはむずかしいだろう。

※共感してくれる人には、親近感を持つ。

女性は特に、会話を通じてこの共感を欲しているのだ(男性でも共感されるとうれしい)。なので、彼女にまた会いたければ、共感を意識して会話しなければいけない。

※比較的、という意味。もちろん男性も共感を欲している。

 

カウンセラーがお手本になる

彼らはアドバイスをしない

意外かもしれないが、プロのカウンセラーは、アドバイスをしない。

カウンセリングやセラピーの多くは、悩んでいる相談者の人に具体的なアドバイスをしないものです。カウンセラー(セラピスト)の考え方により、敢えて意見やアドバイスを伝えることもありますが、一般的にはそうせずに相手の話に耳を傾けることを重視します
出典:39:カウンセラーは何故アドバイスをしないのか?

※カウンセラーは、問題に対する解決策を提示しようとはしない。

海外の先進国では何か問題があるときに、カウンセラーにカウンセリングをしてもらうことは普通のことだ。わたしもカウンセリングというもの自体に興味があったこともあり、海外でカウンセリングを受けたことがある。以下、そのときのことを書いてみたいと思う。

カウンセリングを受けたときのこと

わたしは当時、カウンセラーは問題に対する解決策を提示するものだ、と思っていた。

プロとしての知見を駆使して、最善のアドバイスをしてくれるはずだ、と思っていた。

ところが…である。

わたしのカウンセラーは40歳前後の女性であったが、彼女はこちらの話をきくばかりで、アドバイスらしきものは何もしない。こちらの話を肯定も否定もしない。穏やかな態度で質問したり、あいづちを打ちながら話を聞いているだけだ。

※うなづきが、肯定感を生み出していた…ということはある。

あれ?いつアドバイスをしてくれるのだろう…と思っているうちに、カウンセリングの時間が終了した。時間は4、50分程度だったと思うが、彼女は終始同じような態度を貫き通した。

また会いたい・話したい…と思った

なので、「?」と思う気持ちはあった。

だが、同時に彼女のあたたかい「共感」のようなものは感じていた。そのカウンセリングルームを満たす空気感として、安らぎのようなものがあったことを覚えている。

※その場には、やわらかくあたたかい空気感が、あったように思う。

その結果、自分の中で「この人は自分を理解し、味方をしてくれるんだな」という安心感や信頼感のようなものが生まれ、「またこの人と話をしたいな…」という感情を持つに至った。彼女はまさに、相手との距離を共感で埋めるという「ラポールトーク」を実践していたのだ。

カウンセラーを手本にする

彼女にまた会いたいのであれば、このカウンセラーの態度を参考にすればいい。

彼女から「また会って話をしたい」と思われたいのであれば、女性が求めている「共感」を表現することだ。「共感」を上手く表現できれば、また会いたい…と思ってもらえるかもしれない

話は変わるが…

以前、友人が、合コンであまり態度のよろしくない女性を注意したことがあった。

意中の男性がいない場合、露骨に態度に出る(ある意味正直な)女性で、その態度を注意されても仕方のない女性ではあったが…。それはともかく、わたしの友人はその女性から一変に嫌われてしまった。

良し悪しは別にして、これは「共感」とは真逆のエピソードである(笑)。

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また会いたいと思われる男性 - サマリー

まとめ

今回は、彼女にまた会いたい…と思う男性向けに書いてみた。

相手が求めるものを与えれば、また相手から求められる。シンプルだが的を射た法則だ。女性は会話を通じて「共感」を求めているので、男性は女性に「共感」を与えればいい。

与えるという表現が不適切であれば、「共感を表現する」と言い換えてもいい。そうすれば、女性はまた、その男性と会いたい・話したいと思う可能性が高くなるだろう。

男性は、普段のレポートトークを封印し、上述のカウンセラーの態度を参考にするのがいいだろう。小難しくいえば、会話を情報の伝達から感情の交流へ変えてみる、ということだ。

※彼女にまた会いたいのであれば、感情の交流を意識しよう。

求めるものを与える

具体的には、穏やかな態度で質問したり、適切なあいづちを打ちながら話をきく。

肯定できないような話であっても、否定はしない(ただし、無理に肯定する必要はない)。興味のない話であっても、「興味がない」という態度はとらない。不要なアドバイスはしない、ということだ。

※もし「興味がない」とすれば、相手はまた会いたい・また話したい、とはならない。

つまり、相手の女性が求めているものを与えることだ。そうすれば、相手の女性は、この人と「また会いたい・話したいかも…」という気持ちになる可能性が高くなるだろう。

今回の記事:「また会いたいと思われる男性の会話の仕方とは」