不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

人を嫌う理由|なぜ嫌いになるのか…その心理とは

あなたは、人を嫌いになることがないだろうか。

人間関係に不器用な人は、人を嫌う傾向がある。同じ学校や会社に通っていても、同じ「仲間」だという意識はほとんどない。

より小さな単位の同じクラスのクラスメートや部署の同僚でも、仲のいい一部の人を除いては、特に「仲間」だとは思わないのである。このタイプの人は、コミュニケーション下手で好かれないからそうなる…ということもある。

もちろん、さほど不器用ではなくても、さまざまな理由で人を嫌うことはある。

今回は、人が人を嫌う理由について書いてみたい。

 

 

 

目次

 

人を嫌う理由は…

被害を受けるため

人を嫌う理由がある…というイメージ

自分がその人から被害を受けるから嫌だ、というパターンがある。

生意気なのですが、困った時だけ新人面して泣きついてきますし、私達の上司もこの子を新人扱いですので、何かあれば私達がカバーしなければいけないので、たちが悪いです
出典:パート先の新人バイト学生が嫌いです

普段から、イラッとするような言動をする。

さらに、仕事でミスをして、そのミスの尻拭いをさせられる…。でもミスをした本人は、悪びれる様子もなく感謝もしない、ということであれば、大抵の人はイラッとするだろう。

ある人から自分が直接被害を受ける、といういうようなことが続けば、その人のことを嫌いになるのは自然の成り行きだ。※直接被害には、臭い(体臭・タバコ)なども含まれる。

間接被害も嫌う理由になる

自分が直接被害を受けなくても、間接被害で人を嫌いになるケースもある。

たとえば、不快な気分が顔や態度、言葉に出てしまう人がいる。

イラッとしたら感情的になったり、電話を叩きつける(モノにあたる)タイプの人だ。他人に八つ当たりをすることもある。※間接被害には、激しい貧乏ゆすりなどの悪癖も含まれる。

人はそういう様子を目にするだけで、その人のことを嫌いになるのだ。

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自分の評価と他人の評価に違いがある

たとえば、自分が直接・関節的に被害を受けている人物の「上司ウケ」がいいような場合は、嫌いにブーストがかかる。

たとえば、愛嬌があり、コミュニケーション能力は高いが、(仕事では)チェックを怠るのでミスが多い。ミスの多さを改善するように指導しても、返事だけで自己流を曲げない。なので、同じようなミスを繰り返す…こんなタイプの人だ。

このタイプの人は、人物的な魅力があるために、距離の遠い人からは好感を持たれるのだ。この人物に対する自分の低評価と他人の高評価のギャップが、嫌い・イライラを増幅させることになる。

※評価の違いが、人を嫌う理由になることがある。

価値観を共有できない

ある程度仲がよくなってから、仲たがいする…というケースがある。

その原因のひとつが、「価値観を共有できない」とわかったから…というものだ。

たとえば、ゴミをポイ捨てする、モノを借りても返さないなど、生活面や金銭面にルーズなところがある、何かをもらったり、おごってもらっても、キチンとお礼をいうことができない…という相手の言動に気づくということだ。

人に対する行動などもそうかもしれない。内向的な人は、誰とでも友だちになれる…という外向的な人の特長を羨ましく思いながら、遠慮のなさや節操のなさを疎ましく思うこともあるのだ。

相手を知ることが嫌う理由になる

この場合は、自分とは違うな…と思う。

相手の価値観というのは、(相手も最初は取り繕うため)ある程度親しくならないとわからないものだ。なので、価値観を共有できないことが嫌いの原因になる場合は、ある程度仲がよくなってから、仲たがいする…ということになる。

 

 

 

実践的には、価値観を共有できる部分にスポットをあて、共有できない部分はスルーする、という方法があるが、一度、共有できない部分が気になりだすと、その気持ちを抑えることはなかなか難しいものだ。つまり、相手を知ることが、相手を嫌いになる理由になる、ということだ。

関心を共有できない…

関心を共有できないから嫌う、というケースもある。

相手の話題に関する知識がないため、相手の関心を共有できない…というケースがあるが、それ以外でも関心を共有できないケースがある。

たとえば、「昨日の○○選手すごかったよね~」と、○○選手のプレーの話をしようとすると、「すごいよね、○○選手の年収ってさ~」とズレた受け答えをしてしまうのだ。これぐらいは些細なことだが、これが毎回だとフラストレーションがたまってくる。

相手の話を否定したり、聞いているのか聞いていないのかわからないような、薄い反応しかできない人も、「関心を共有できない人」というレッテルをはられて、嫌われる可能性が高い。

要するに、「関心を共有できない人」というのは、相手の話したいことを遮断してしまう人のことだ。普通の人はこのようなタイプの人と話すと、フラストレーションがたまるので嫌う。

気持ちを共有できない

これは、端的にいえば、相手の話に共感できるかどうかだ。

以前の記事で、(聞き上手な)カウンセラーの話をしたが、彼女のような態度で人の話を聞くことができるのであれば、何も問題はない。

※もちろんカウンセラーは、聞くプロなので聞き上手だ。

自分の中で「この人は自分を理解し、味方をしてくれるんだな」という安心感や信頼感のようなものが生まれ、またこの人と話をしたいな…という感情を持つに至った。彼女はまさに、相手との距離を共感で埋めるという「ラポールトーク」を実践していたのだ
出典:彼女に会いたい…女性からまた会いたいと思われる会話の仕方

たとえば、勇気を振り絞って悩みを打ち明けたら、一刀両断で、あなたに非がある、考えが甘い、努力が足りないといわれた…実際そうかもしれないが、指摘する前にやることがある。

それは、相手の話に「共感する」ということだ。

これができない人というのは嫌われる。あなたは、こちらの気持ちを理解するつもりがない…または、理解できないんだね…「じゃあ、もういいよ」と思って、相手と心理的に距離をとるのだ。一度そう思ってしまえば、その相手に心を開くことは二度とないかもしれない…。

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人を嫌う理由と心理 - サマリー

まとめ

今回は、人が人を嫌う理由について書いた。

まずは、自分がその人から被害を受けるから嫌だ、というパターンだ。

被害には、直接的なものと間接的なものがある。自分がミスの尻拭いをさせられる…というものが直接的な被害で、(自分に向けられたものではないが)その人の行為で嫌な気分にさせられる…というのが、間接的な被害だ。

※直接的な被害の方が、嫌う程度が強くなる。直接嫌なことを言われる、陰で悪口を言われる、というのも、直接的な被害と言えるだろう。

ある程度相手のことを知ってから、(相手のことが嫌いになり)仲たがいする…というケースは、その人と「価値観を共有できないこと」が原因かもしれない。相手の本当の価値観というものは、相手も最初は取り繕うため、ある程度親しくならないとわからないからだ。

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共有できないから人を嫌う

関心を共有できない、というケースもある。

端的にいえば、「関心を共有できない人」というのは、相手の話したいことを遮断してしまう人のことだ。人はこのようなタイプの人と話すと、フラストレーションがたまるので嫌うのだ。

最後に、人は自分の話に共感してくれない人を嫌う。

こちらの気持ちを理解するつもりがないんだな…と感じると、心を閉ざして距離をとるのだ。

一度そう思ってしまえば、その相手に心を開くことは二度とないかもしれない…。面倒だと思うかもしれないが、デリケートな人であれば、そうなってしまう可能性が高いだろう。

今回の記事:「人を嫌う理由|なぜ嫌いになるのか…その心理とは」