不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

批判などを自分の成長の糧にする

あなたも、批判をされたり、ほめられたりすることがあると思う。

そんなとき、あなたはどのような反応をするだろうか。批判をされて気分を害したり、ほめられて戸惑ったり謙遜したり、「たいしたことではない」と否定していないだろうか。

中には、ほめられた際、表面上は軽く否定しながら、(心の中では)舞い上がっている人もいるかもしれない(笑)。また、ほめられて不遜な態度をとる人もいるかもしれない。

実は、批判などは「自分の成長の糧」にすることができる。そうすることで、早く自己成長できるのだ。今回は、批判などを自分の成長の糧にする、ということを書いてみたい。

目次

感情を安定させる

まず、どんなときも、自分の感情を安定させたい。

もちろん、誰かに称賛されたりほめられたときは、喜んでもかまわない。

その相手に喜びの笑顔を見せることは、人間関係にプラスに働くだろう。喜んでもらえると、ほめた方は、思い切って「ほめてよかった」と思うためだ。

誰かをほめるときは、(無意識のこともあるが)相手が良い感情になったり、喜ぶことを期待しているものだ。なので、その期待に応えることは意味のあることだ。だが同時に、頭はクールにしておきたい。ほめられて舞い上がったり、勘違いしたりすることを防ぐためだ。

批判されても動じない

批判をされて、気分を害する人がいる。

気分を害したときの反応は、人によりさまざまだ。

あからさまに不快感を表に出す人もいれば、内心では気分を害しているが、表に出さず、冷静さを装う人もいる。前者には、横を向いて黙り込む人もいれば、批判に対して逐一反論したり、どこかで意趣返しをする人もいる。

※意趣返しは、その場でない場合もある。

批判に対して反論することは、当たり前のことで結構なことだが、重要性の低い話については、いちいちそうする必要はない。会議などの場では、話が本筋から外れることになり、時間の無駄になりかねないためだ。感情を害すると、非合理的な言動につながるので、感情を安定させておいた方がいいのだ。

感情を安定させることが、プラス(糧)にするための前提条件になる

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批判を成長の糧にする

他者の批判を自分に取り込んで、自身の成長の糧にしたい。

それが合理的な批判であれば、自分が見えなかったり、軽視していた部分に光をあてたものだからだ。自分でなんとなくわかっていたけれども、軽視していた…ということはよくあることだ。

会社の上司や先輩に注意されることがあると思う。

たとえば、会社の上司に、「作成文書にミスが多いのではないか」、「集中しているのか」と批判(指摘)されたら、1)集中力をやや失った状態で書いていた、2)スペルチェックをかけていなかった、3)提出前に再度目を通していなかった、などの原因が浮かび上がってくるはずだ。
批判により、自分の至らない点が明らかになれば、それは自分の利益になる。
出典:批判されたときの対処法6つ

他人に指摘される…ということは、「目に余る」ということだ。

他人から見て目に余るレベルの話であれば、当然改善した方がいい。ひとりの人がそう思っている、ということは、他の人もそう思っている可能性がある。※軽く考えない方がいいのだ。

したがって、「指摘してくれてありがとう」ぐらいの気持ちでいい。

批判は説明するチャンスになる

また、会議の場などで、相手の批判が的を射ていて、重要度も高いのであれば、「説明するチャンスを与えてくれてありがとう」という気持ちで反論すればいい。たまに、批判を受けたとき、「重要なご指摘ありがとうございます」と前置きして反論する人がいるが(コミュ力の高い人だ)、そのような態度&対応でいいのだ。事実、そのほかの人に対しても、説明するチャンスになるのだ。

称賛をプラスにする

次に、他者からの称賛(ほめ)をプラスにする方法を述べたい。

ひとつめは、その称賛を「自信」にすることだ。人に称賛される、ほめられる、ということは、「優れている」ということだ。人はおべんちゃらでもない限り、むやみにほめたりはしない。

※下心があればほめるが、その場合はわかるだろう(笑)。

なので、通常はほめられたら(たとえ自分では当たり前のことだ、と思っていても)優れている、と考えていい。自分では気づいていないが、他者の目からみれば、優れているのだ。なので、優れていることを認識し、自信につなげればいい。※もちろん、増長はNGだが。

素直に受け取る

そのためには、称賛やほめを素直に受け取ることが必要だ

他者からの称賛やほめを否定する人がいる。自分では当たり前だと思っていて、ほめられるいわれがないと思ったり、もっとできるはずだ…と思っていると、ほめを振りほどきたくなる(笑)。

だがこの態度では、せっかくの称賛を自信につなげることができない。

人間関係を良くする

反応次第で、ほめてくれた人との人間関係を良くすることができる。

そのためには、相手の称賛やほめを否定ではなく肯定し、素直に受け取ることだ

せっかく相手がほめてくれているのに、「いやいや、大したことないですよ」と反応すれば、ほめた方は白けてしまう。

たとえば、「素晴らしいプレゼンでしたね」とほめられて、「プレゼンが良くても、ビジネスにつながらないと、何の意味もないですから…」と答えると、相手は白けるだろう。

感じも悪い(笑)。せっかくほめているのに、相手からいなされると白けるのだ。

そうなると、相手は「ほめて損した」、「ほめたのに嫌な気分になった(苦笑)」、「もう二度とほめない」という気分になり、人間関係を良くすることとは逆の方向に動く。

なので、このような反応をしてはいけない。相手の称賛やほめを肯定し、素直に受けとり、笑顔で「ありがとうございます」と反応することで、相手と心が通うことになるのだ

このことが、ほめてくれた人との人間関係を良くすることになるのだ。

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まとめ

今回は、批判などを自分の成長の糧にする、というテーマで書いた。

批判と称賛は、対極に位置するものだが、どちらも自分のプラスにすることができる。

逆に言えば、どちらもマイナスにすることもできる(笑)。これは、あなたの反応次第なのだ。

不器用な人は、どちらもマイナスにしがちだが、(それ故に不器用なのだが…)明らかに損をしている。不器用な人は、自分の反応を変えて、どちらもプラスにすることを考えたい。

批判にしろ「ほめ」にしろ、上手く取り込み自分の成長の糧にしたい。

今回の記事:「批判などを自分の成長の糧にする」