不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

自分の潜在能力を引き出す方法4つ

あなたは、自分の能力を上手く使っているだろうか。

自分の能力を「十分に使って仕事をしている」という人もいると思うが、「十分に使っているとは言えないかも…」という人も多いと思う。わたしの感覚では、後者の方が多いと感じる。

後者は、自分の潜在能力を引き出すことができず、眠らせたまま…という状態だ。これではもったいない。今回は後者を対象に「自分の潜在能力を引き出す方法」について書いてみたい。

目次

 

自分の潜在能力を引き出す方法は

好き+得意な方向に伸びる

自分の潜在能力を引き出すためには好きで得意な方向に伸びた方がいい…というイメージ

自分の「好き+得意な方向」に伸びた方がいい。

「好き」だけでもいけないし、「得意な方向」だけでもいけない。

人が幸せを感じる順番というものがある。
1)好きな仕事をして対価を十分に得る、2)好きな仕事をして必要最低限の対価を得る、3)嫌いな仕事をして対価を十分に得る、4)嫌いな仕事をして必要最低限の対価を得る。他人からみると申し分ないのに、自分では不幸せだと思っている人がいるが、そのタイプの人は3)に属する。
出典:好きこそ物の上手なれを深く読むと…

たとえば、「嫌いな仕事をして対価を十分に得る」ということは、

得意な方向に伸びているとはいえるが、好きな方向に伸びているとはいえない。この場合は、「自分にはほかにやりたいことがあるのに…」、「好きなことをできない自分は不幸せだな…」と思いながら仕事をすることになる。仕事をしながら幸福感を得ることができないのだ。

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好きだけど得意ではない…

逆に好きだけど得意ではない…というケースもあるだろう。

このケースは、プロセスを楽しむことはできるが成果が出ない。(仕事にした場合は)成果が出ないと物理的(経済的)に続けることができないので、そのうちやめてしまう…ということになる。

※もちろん、好き⇒並はずれた努力で得意になるのであれば、問題はない。

通常は、自分の「好き+得意な方向」に伸びた方がいいのだ。

好き+得意な分野を見つける

といっても、「それが何なのかわからない」という人も多いだろう。

そのためには、自分を知ることが必要だ。たいていの人は、自分の短所はよく理解しているが、長所については<なんとなく>しか理解していない。その「なんとなく」から一歩進めて(突き詰めて)考えることが大事だ。※短所から長所を考える、というアプローチも有効だ。

大したことないに才能が潜む

たとえば、長所を過去の出来事とリンクしてみる。

あなたも、これまでに他人からほめられた・評価された…ということがあると思う。

そのときあなたは、「大したことない」、「ほめられるほどのものではない」と思ったかもしれない。

だが、あなたが大したことないと思ったことが、他人に評価されるということは、その分野にあなたの才能が宿っている可能性がかなりある。自分の能力を見過ごしている可能性があるのだ。

なので、そこに目を付ければいいのだ。

好きかどうかというのは、実際にやってみればわかるだろう。好きなことであれば、時間を忘れて取り組むことができるし、そうでなければ、苦痛や悪いストレスを感じることになるからだ。

脳がよくはたらく状態にする

常に、脳がよくはたらく状態にしておきたい。

そのためにはまず、規則正しい生活をすることが大事になる。毎朝、決まった時間に起き、朝食を食べて出かける。脳が活動する時間帯に仕事をし、夜は決まった時間に寝る…ということだ。

睡眠時間は、必要以上に短くせず確保したい。

適切な睡眠時間だが、最低でも6時間程度は必要だろう。そして、7時間程度がいいとか7.5時間がいいという説もある。必要な睡眠時間には個人差があるので、ピンポイントで示すことはできない。だが、そのあたりが目安になるだろう
出典:睡眠不足を解消した方がいい大事な理由2つ

最低でも6時間程度は必要だ。

睡眠を十分とらなければ、脳のはたらきが悪くなる。具体的には、記憶の定着や整理に支障がでる。

覚えておかなければいけないことも忘れてしまう…、思考の整理ができず、頭の中にあることがうまくまとまらない…ということでは、自分の持つ能力を十分に活用できなくなってしまうのだ。

朝食を食べ血糖値を上げる

朝食をしっかりとれば、血糖値が上がり脳のはたらきがよくなる。

朝食をしっかりとっている子供は(総じて)成績がいい…という話を聞いたことがないだろうか。朝食をとる子供ととらない子供の成績を比較した場合、2割程度の差が開くこともあるそうだ。

※90点と72点程度の差だろうか(かなりの差だ)。

結局は、朝食をとる・とらないで、「集中力に差が出る」ということらしい。朝食を抜くと、エネルギー不足により脳のはたらきが悪くなり、集中力を保つことができない…ということだろう。

良いストレスを利用したい

ストレスには、良いストレスと悪いストレスがある。

まず「悪いストレス」だが、たとえば、風邪やインフルエンザ、むし歯、過労や睡眠不足、そのほかの体調不良などによるストレスのことだ。また、自分はやりたくないのに「どうしてもやらなくてはいけない」ということで、自分の感情に反して取り組んだことにより生じる嫌なストレス…もある。

嫉妬や恨み、トラウマなどから生じるストレスも「悪いストレス」に該当するだろう。

成長に資するストレスを…

一方「良いストレス」だが、シンプルに言えば、自分の成長に資するストレスのことだ

具体的には、適切な目標や「悔しい」という気持ちや「自分はまだまだだ」、「自分は改善すべき問題を抱えている…」と思うことがそれに当たる。ただし、後者の思いや気持ちに関するストレスについては、「それを改善したい」という気持ちとセットになっていなければいけない。

適切な目標を良いストレスに

「適切な目標」についてもう少し細かい話をすれば、

今週はこれをする、今日はこれ、午前中はこれ…など、スパンに応じて目標を立てる。また、内容自体に目標を立てることもできる。ブログでいえば、「30万PVを達成する」などになる。

個人的には、時間と内容を考慮し、現在の実力の2割増し程度(年間ベース)で目標を立てると「良いストレス」になるのではないか…と思う。もしそれが達成できない場合でも、「なぜ達成できなかったのか…」と突き詰めて考えることが、「自分の成長に資する」ということになる。

※目標が達成できなくても、そのことから自分が成長すればいい。

負けず嫌いを良いストレスに

負けず嫌いなどの感情も、良いストレスにすることができる。

古今東西、負けず嫌いの成功者はとても多い。たとえば、サッカーの原口元気、ゴルフの鈴木愛、将棋の永世称号を持つ羽生善治森内俊之渡辺明などは、かなりの負けず嫌いだ。

M.ジョーダンも相当の負けず嫌いだそうだ。

この人たちがなぜ成功しているのかというと、負けず嫌いを良いストレスにしているためだ

ただ負けが嫌いで「負けたくない」ということだけではなく、「なぜ負けたのだろう」、「どうすれば勝てるのか…」ということを突き詰めて考えているのだ。「負けを改善しよう」という気持ちがセットになっているため、負けず嫌いが自分の成長に資するストレスになるのだ。

セルフイメージを高めたい

自分の能力を発揮するためには、セルフイメージを高めることも大事だ。

人は自分の限界を、自分で設定してしまうことがある。まわりを見ながら、「まぁ自分はこの程度だね」、「頑張ってもこれぐらいだよね…」と、ある意味悟ったようになってしまうのだ(笑)。

これは、自分の思い込みがボトルネックになる状態だ。

よく自己啓発書などに、「自分が成功するイメージを描きなさい」、「細部までリアルに思い描いてみましょう」と書いてある。成功した姿をリアルに思い描いて成功するのであれば、誰でも成功するではないか…、それで成功するのであれば、誰も苦労しない…と思ってしまうが(笑)、その真意は(私の解釈では)、思い込みによるボトルネックを壊す、セルフイメージを上げる、ということだ。

なので、そういうことにも意味はあるのだろうと思う。

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イメージ通りの行動になる

人はセルフイメージに見合った行動をする。

たとえば、「まぁ自分はこの程度だね」と思ったとしよう。

そう自分の能力を過小評価すれば、それ以上の努力をしようとしなくなる。その結果、良くて現状維持で成長できなくなってしまうのだ(本当は努力しなければ、現状維持もむずかしいものだ)。

このことは、千円出して百円の価値しかないものを買い続けるような話だ。

随分ともったいないことをしている。なので、自分で自分の手足を縛ったり、頭を押さえつけたりしないことが大事になるのだ(自分の可能性を過小評価しないことだ)。セルフイメージが低いよりは高い方がいい。セルフイメージでは謙虚さが美徳にならない。このことは覚えておいた方がいい。

 

潜在能力を知り引き出す方法 - サマリー

まとめ

今回は、「自分の潜在能力を引き出す方法」について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)好き+得意な方向に伸びる、2)脳がよくはたらく状態にする、3)良いストレスを利用する、4)セルフイメージを高める、の4つになる。

2番目の「脳がよくはたらく状態にする」は、生活習慣の問題だ。規則正しい生活をし、睡眠時間を十分とり、朝食をとる…というのは、日々の生活習慣の問題になるだろう。

※悪い習慣を良い習慣に置き換えればいい。

自分の能力を過小評価しがちな人は、「セルフイメージを高める」ことを考えたい。(このタイプの人は)何もしなければ萎縮しがちなので、逆の方向に働く何か、をしなければいけない。

それがセルフイメージを高める…ということだ。

そのためには、自分の身だしなみや立ち居振る舞いのグレードを上げてもいいし、「あいさつをする」、「約束を守る」ということを一つ一つ積み重ねて行く…ということでもいいだろう。

自分の潜在能力を知り引き出すことができれば、もっと自分を活かすことができるだろう。

今回の記事:「自分の潜在能力を引き出す方法4つ」