不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

やりたくない仕事をやる方法5つ

この仕事(作業)やりたくない…ということがあると思う。

自分のことで考えると、今、やりたくない仕事をいくつか抱えている。そして、「やらなければいけない」と思いつつ、先延ばしにする…という状態になっている。

たとえ重要度の高い仕事でも、緊急性のない仕事や締め切りがとくにない仕事の場合、どうしても先送りしてしまう。締め切りのある仕事の場合は、締め切り間際になって、ようやく重い腰を上げる…という状態だ(笑)。だが、その仕事の重要性が高い場合は、そんなことではダメだ。

今回は、やりたくない仕事をやる方法について書いてみたい。

目次

めんどくさいと思う

したくない仕事だな…は、めんどくさいとリンクしている。

以前の記事で、めんどくさいには、1)できるけどめんどくさい、2)単純すぎてめんどくさい、3)できないのでめんどくさい、4)トラブルになりそうでめんどくさい、5)好きではないのでめんどくさい、6)価値がないのでめんどくさい、の6つある…とした。

※めんどくさいは、ほかにもあるだろう。

できるけど・好きではない・価値がない…

今、わたしが抱えている「めんどくさい」は、「できるけどめんどくさい」、「好きではないのでめんどくさい」、「価値がないのでめんどくさい」だ。ふぅー。

それぞれが独立しているわけではなく、「できるけど、好きではないのでめんどくさい…」、「できるけど、価値がないのでめんどくさい…」ということがある。

さらに、「できるけど、好きではないし価値もないのでめんどくさい」という3つのコンボもある。さすがに、3つ重なるとやりたくない(笑)。困ったものだ。

とにかく細分化する

したくない仕事だな…と思ったら、その仕事を細分化する。

これは、「むずかしいからめんどくさい」、「大変そうだからめんどくさい」に効く方法だが、「好きではないのでめんどくさい」など、ほかの「めんどくさい」にも使える汎用的な方法だ。

そのままでは食べにくい分厚いステーキを、食べやすいひと口大に切り分ける…というイメージだ。ひと口大でも硬くて食べにくければ、半口大にすればいい。

たとえば、面倒な作業があれば、その作業をするために必要な情報を集めることだけでも、ステップにする。10分ぐらい調べることでも、ひとつのステップとしてカウントすればいいのだ

さらに細かくしてもいい

ブログの記事を書くことも、「やりたくない…」と思うことがある。

そんなときは、作業を細分化すればいい。ひと文字も書かなくても、記事のテーマを考える…ということを、ひとつのステップにすることも可能だ(細分化のレベルは自由だ)。

何を書きたいのか探るために、自分の気持ちと向き合う…ということをひとつのステップにしてもいいだろう。細分化は汎用的で便利な方法なので、どんどん使った方がいい。

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締め切り効果を使う

したくない仕事だな…と思ったら、締め切り効果を使いたい。

締め切りを意識することで、集中力が高まる…という経験をしたことがあるだろう。

締め切りを意識すれば、プレッシャーがかかり、その適度なストレスが集中力を高め、行動のエネルギーになる…ということだ

たとえば、婚活を上手く成功させる人は、この締め切り効果を上手に利用している。締め切りを設定して活動することで、集中力を高め実りある行動に結びつけているのだ。

逆に、婚活が上手くいかない人は、キチンとした締め切りを設けずあいまいにしているため、(比較的)無為に時を過ごすことになり成果が出ない…ということになる。

締め切りにリアリティを

締め切り効果を使う場合は、締め切りにリアリティを持たせることが大事だ

その締め切りを過ぎても大したことではない…と思うと、締め切りの効果がなくなってしまう。

たとえば、年賀状は25日までに出すと、確実に元旦に届くそうだ。26日に出せば、元旦に届かない可能性がある。年賀状が元旦に届くかそれより後に届くかは、大きな違いだ…と思えば、25日という締め切りが大きな意味を持つことになる。

だが、27、8日に出しても元旦に届くでしょ…と思っていれば、25日という締め切りは軽くなってしまう。なので自分で、締め切りの意味付けをキッチリやることだ。

したくない仕事を可視化する

したくない仕事がいくつかあれば、すべて可視化したい。

ToDoリストに載せるでもいいのだが、それよりもいい方法がある。それは、したくない仕事に関する資料やそれを想起させるものを、デスクまわりに置いておく…という方法だ。

ToDoリストに載せておくと、緊急性や締め切りのない仕事の場合、それがリストの上位に上がってこない。いつまでたっても、リストの下の方に溜っている…という状態になるのだ。それが常態化すると、その仕事の存在自体を無視するようになってしまう(笑)。

だが、したくない仕事に関する資料をデスクまわりに置くと、否が応でもいつも目に入るし、(資料には物理的な)存在感があり、そのスペースがほかのことに使えなくなるため「邪魔だな…」と思ったり、プレッシャーになったりするのだ。それが、したくない仕事をする動機になる。

玉突き効果を利用する

したくない仕事は、ある程度ためることができる。

だが、それ以上はためられない…というポイントがある。そんなときは、どれかの仕事を片付けてスッキリしよう…と思うものだ。このことをわたしは、「玉突き効果」としている。

たとえば、A、B、Cという3つのしたくない仕事がたまっているとしよう。

そこに新たにDというしたくない仕事が加わった。その場合まず、「これ以上仕事をためなくない」という気持ちが生じる。そこで、それぞれの仕事のやりやすさを比較した結果、AはDよりやりやすい…と感じることがある。そう感じればしめたもので、Aをあっさり処理できるのだ。

この玉突き効果は、上で述べた「したくない仕事に関する資料などをデスクまわりに置く」と併用すればいい。そうすれば、物理的にたくさんの仕事をためることができなくなる。

玉突き効果が起こりやすくなる…ということだ。

仕事の価値を再評価する

したくない仕事だな…と思ったら、仕事の価値を再評価したい。

最初に、「価値がないのでめんどくさい」があるとした。その仕事をやることに価値を見い出すことができないため、めんどくさいと思いしたくない仕事だ…となるのだ。

たとえば、自分の時間とエネルギーを使うだけで、自分にとって何のメリットもない仕事を依頼されると、したくない仕事だな…と思う。

そんなときは、視座を変えて評価してみてはどうだろうか

たとえば、「情けは人のためならず」という言葉があるように、(基本的には)与えることは悪いことではなくいいことだ。人脈が豊富で人間関係を良好に保つことのできる人が、与えるマインドを持っている…ということは事実だ。なので、特に普段与えない人は、(普段にはない)与えるいい機会だと思えば、したくない仕事でもできるだろう。

掃除をめんどくさいと思うのであれば、掃除することで運動することになり、ダイエットにつながる…、トラッキング火災などを防ぐことができる、整理整頓は将来の無駄な時間(無駄な探し物の時間)をセーブすることになる…、と思えば、めんどくささの軽減になるだろう。

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まとめ

今回は、やりたくない仕事をやる方法について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)とにかく細分化する、2)締め切り効果を使う、3)したくない仕事を可視化する、4)玉突き効果を利用する、5)仕事の価値を再評価する、の5つだ。

この仕事をしたくない…と一度思ってしまうと、その評価を覆すのはとても大変で、ずっと放置したり、放置できない場合は、嫌々やったりするのだが、どちらもあまり好ましいことではない。

なので、したくない・やりたくない仕事に対するアプローチの仕方を工夫してみよう。そうすれば、面倒なやりたくない仕事でも(いい形で)できるようになるだろう。

今回の記事:「やりたくない仕事をやる方法5つ」