不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

聞く耳を持たない人の特徴8つ

あなたのまわりにも、聞く耳を持たない人がいると思う。

聞く耳を持たない人には困りものだが、自分がそうなることもある。たとえば、過剰なストレスがかかって気持ちに余裕がなくなったとき、人の話を素直に聞けるか…といえば、そうではない。何かの理由で感情的になっているとき、人の話を冷静に聞けるか…といえば、これもむずかしいだろう。子供が泣き叫んでいるときに、何を言っても聞いてくれないのと同じことだ(笑)。

今回は、聞く耳を持たない人の特徴について書いてみたい。

目次

自分の考えに固執する

聞く耳を持たない

自分の考えに固執すると、聞く耳を持たなくなる。

人が新しい理論を受け入れるプロセスというものがある。1)こんな理論はくだらないたわごとだ、2)興味深くはあるが、ひねくれた意見だ、3)正しくはあるが、さほど重要ではない、4)私はずっとこの理論を唱えていた。最後にオチがついているが(笑)、1~3までは、自分の考えに固執している状態だ。このように人は自分の考えに固執すると、聞く耳を持たなくなるのだ。

エビデンスに基づいて自分の考えを構築するはずの人たちにも、このような傾向がある。なので、誰にでもこの傾向がある、と考えた方が良さそうだ。当然、私にもあなたにもあると思う。

過剰反応しやすい

批判に対して過剰反応しやすい人は、聞く耳を持たない。

自分に対する批判に敏感に反応する、という人がいる。反応の仕方はさまざまだ。自分が攻撃されたと感じ、反撃に出る人がいれば、あからさまに不快な表情をして、黙り込む人もいる。普通の顔をして聞いているように見えても、完全に心を閉ざしてしまう人もいる。このように、反応の仕方はいろいろだが、批判に対して過剰反応しやすい人が聞く耳を持たないことは確かだ。

このタイプの人たちの問題点は、他者からのフィードバックを受けることができない…ということだ。彼(女)たちに有益なアドバイスをしよう…という人が、いなくなってしまうためそうなってしまう。聞く耳を持たない人に、親身なアドバイスをしようとする人はいないのだ。

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自信がない

なぜ批判に対し過剰反応しやすいのかといえば、自分に自信がないからだ。

自分に自信がなく、自己肯定できていないために、ささいなことにでも都度過剰反応し、自分を守ろうとしてしまうのだ。自信過剰で「自分の考えが正しい」と思い込んでいる場合も、聞く耳を持てなくなるが、自信がなくても聞く耳を持てなくなる。自信とはおもしろいものだ(笑)。

もともと自信がない、自己肯定できていない、という人がいれば、一時的に自信を失って自信がない状態になる人もいる(普通にある)。いずれにしても、聞く耳を持てていない状態だ。

負けず嫌いがこじれている

負けず嫌いをこじらせると、聞く耳を持たなくなる。

負けず嫌いの人は、そもそも人にあれこれ言われるのが好きではない。人に「ああしろ」、「こうしろ」と指図されたり言われるのが嫌なのだ。たとえば、他人の指摘やアドバイスが的を射ていて、内心では「そうだな」、「一理あるな」と思っていても、(負けず嫌いゆえに)「あんな奴に言われたくない」とか、「人に言われてどうこうするのは嫌だ」ということになる。

相手の話の内容よりも、「他人から言われた」、「あんな奴に言われた」ということの方にフォーカスしてしまう。負けず嫌いが、柔軟さや素直さを奪う、ということがあるのだ。

感情的になりやすい

感情的になりやすい人も、聞く耳を持てない。

的を射ているけれど、耳の痛いことを言われることがある。そんなときに、イラッとするかどうか…ここが分かれ目だ。感情的になると、どうしても余裕や冷静さを失ってしまう。感情的な判断が的を外すのは、そのためだ。そうなると、自分の感情を優先し人の話を聞けなくなるのだ。

・感情にしたがい行動する

感情的になりやすい人は、自分の感情にしたがい行動する。良くいえば、自分の気持ちに正直な人だと言えなくもない。だがこれが、聞きたくないことは聞かない…という行動につながる。自分の気持ちをおさめることが優先事項になるため、そのような行動になってしまうのだ。

気持ちに余裕がない

気持ちに余裕がなければ、聞く耳を持てない。

会社の先輩だが、人当たりが良く、コミュニケーション能力の高い人が、めずらしく聞く耳を持たない…ということがあった。私は普段と違うな…と驚いたのだが、そのとき彼は、仕事上でかなりのストレスを受けていたようだ。人は過大なストレスがかかると、寛容さを失ったり、気持ちの余裕をなくしたりするものだ。そんなときは、人当たりが悪くなりコミュ力も低下する。

ストレスフルなときに、イライラしたり、何かにあたりたくなったり…という経験は、誰にでもあるだろう。気持ちに余裕がないときは、人の話をフラットに聞くことはできないのだ。

※気持ちに余裕がないと、感情的になってしまう。

無駄にプライドが高い

無駄にプライドが高いと、聞く耳を持てない。

たとえば、後輩や部下の話を上から目線であれば聞けるが、フラットに聞くことができない。上司が年下だったり、自分より学歴や実績が下であれば、それだけでもう聞く気がしないし(笑)、上司のことを無能な人だと思えば、聞く耳を持たない。無駄にプライドが高いと、そうなるのだ。

また、自分の意見は正しいという気持ちが強くなったり、偉くなると「オレの意見に逆らうことは許さん」というオーラを出したりする。お前と話をしても仕方がない、とすることもある。

※言い訳を駆使して相手の的確な指摘などを封じる、ということもある。

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疎外されていると感じている

聞く耳を持たない人は、聞く耳を持たれていないと感じている。

また、自分のことが理解されていないと感じている。こちらの話を聞いてもらえないし、相手は自分のことを理解しようとしないのだから、こちらもそうする必要はない…と考えるのだ。

※与えられないから与えない、と考える。

相手が自分の話を聞いてくれるのであれば、こちらも相手の話を聞こうとする(テイク&ギブ)。逆に、自分の話を聞かないのであれば、こちらも聞きませんよ…ということだ。

まとめ

今回は、聞く耳を持たない人の特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)自分の考えに固執する、2)過剰反応しやすい、3)自信がない、4)負けず嫌いがこじれている、5)感情的になりやすい、6)気持ちに余裕がない、7)無駄にプライドが高い、8)疎外されていると感じている、の8つだ。聞く耳を持たない人には問題があるが、自分がそうならないとは言い切れない。今回は自戒する意味でも書いてみた次第だ。

今回の記事:「聞く耳を持たない人の特徴8つ」