不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

不安を取り除く方法7つ - 効果的な取り除き方がある

不安を取り除く方法について、考えたことがあるだろうか。

不安を感じることは嫌なことではあるが、人であるかぎり避けられないことでもある。

なので、不安に襲われたときにどうするか…ということを考えた方がいい。不安になるとますます不安になるということがあるが、不安を自分で増幅するのは、明らかに悪手だ。では、どうすれば厄介な不安を上手く扱えるのだろうか。今回は、不安を取り除く方法について書いてみたい。

目次

 

不安の取り除き方は

今の自分を観察する

自分を観察する

今の自分を第三者の目で観察したい。

不安に苛まれるときというのは、冷静さを失い感情的になっている。

たとえば、夜になると不安が強くなる…ということがないだろうか。

夜になると、情緒面が研ぎ澄まされ感情的になるため、不安が強くなりやすい。時には不安が暴走して、絶望的な気分になることさえある。だが、まわりが明るくなるに連れて膨張した不安はしぼみ始め、朝日を浴びると冷静になることができる。

※冷静さを失い、感情的になっている…と認識することだ。

正しく怖がればいい

不安は人生につきものだが、不安を感じるときは「正しく怖がること」が大事になる。

正しく怖がれなければ、必要以上に疲弊・消耗し普段の生活に支障をきたすことになる。そのために、自分がそうできているのかどうか、自分を第三者の目で(冷静に)観察・チェックするのだ。

不安を整理する

漠然とした不安をキチンと整理したい。

まずは、事実とその事実に対する自分の解釈・意見に分けたい。

事実というのは、誰が見てもそうだと思う客観的な事象のことだ。

自分の解釈や意見というのは、その事実をベースに組み立てた自分の思考だ。もちろん、それらが正しい場合もあるし、そうでない場合もある。だが、それらが正しい・正しくないはとりあえず置いておいて、事実とそれ以外のことについて分ける必要がある。

スポンサーリンク
 

 

事実を書き出す

事実のみを書き出してみよう。そうすると、事実とそれ以外の部分がはっきりする。

そして、その事実を軸に考えることができるようになる。事実に対し、Aという解釈があれば、Bという解釈もある。Cという解釈も可能だ…と、冷静に考えることができるようになるのだ。

生じる確率を考える

事実から生じるであろうことの確率を考える。

先日あるドラマをみていると、「確率が低いので行動する必要はない」とする人と「確率は確かに低いが行動する必要がある」とする人が対立するシーンがあった。ドラマでは、「確率は低いが行動する必要がある」とした人の方が正しく、結果、確率だけで評価することはできないよね…となった。

現実ではどうだろうか。もちろん、可能性が低くても心配が的中する、ということはある。

基本は可能性にしたがうこと

だが、可能性が低いことをあたかも可能性が高いことかのごとく取り扱うのは、どうだろうか。

認知の歪みがあるとは言えないだろうか。もしそう考えると、可能性の低いことでも常に心配しなければいけない、ということになる。なので実践的には、可能性に従うことが合理的だと思う。

※但し、生じる結果が重大であれば、確率小でも備える必要がある。むずかしい問題ではある。

ひとつの機会だと考える

不安に苛まれるシーンは、人生の一コマでもある。

自分の人生から不安なことが全くなくなる…ということはない。

ある不安が解消されたとしても、別の不安が頭をもたげてくる。比較的大きな不安が解消されるとスッキリするが、それは一時的なもので、(その裏で)別の不安が成長しているものだ。

このように、わたしたちは不安から逃れることはできないし、不安とは一生付き合っていかなければいけない(そういう宿命なのだ)。

マネージメントする機会だと考える

そうであれば、不安に苛まれるときを、不安をマネージメントする機会(経験)だと考えればいい。

仕事や私生活においてさまざまな不安があるが、不安に対する策というのは同じだ。なので、不安を取り扱うスキルを身につけておけば、どんな不安にも対応することができる。

※経験を積むチャンスでもある。

未来の視点から考える

不安を未来の視点から考えてみるといい。

不安に囚われている状態のときは、視野がかなり狭くなっている。

なぜ振り込め詐欺のようなものに引っかかってしまうのかと言えば、強い不安から感情的になり、視野が極端に狭くなってしまうためだ。そんなときは、ほかの人が止めても振り切って行動する、ということがある。

意識的に視野を広げる

なので、意識的に視野を広げる必要があるのだ。

そのひとつの方法が、時間軸を伸ばして考える、未来の視点から考える、という方法だ。たとえば、3週間後、3か月後、3年後の視点から、その不安をとらえてみたい。今抱えている不安は、その時々に存在しているだろうか。※不安は時間で薄められる、ということがある。

目の前の作業に取り組む

フォーカスする部分を変える、という方法もある。

今述べたように、不安なときは視野がかなり狭くなり、そこばかり見てしまう…ということになる。その状態を変えるには、視野を広げるか、別のことにフォーカスする、という手段が有効だ。

不安でほかのことが手につかない、という状態があるが、食事があまり喉を通らなくても水は飲むし、排泄もする(笑)。不安な状態でも、やらなければいけないことはしているはずだ。

目の前の仕事に集中する、というのもひとつの手段だろう。その仕事に対する集中力を高めれば、同時に(ほかのことに対する)不安を感じる…というのはむずかしいものだ。

※何かに集中すると、ほかのことは考えられなくなる。

好きな運動をする

運動すると、不安が和らぐことがある。

運動すれば、思い悩む「思考」から身体を動かす「行動」へリソースが流れる(リソースの流れが変わる)ということがあるし、血流が良くなる、などということもあるからだろう。

おすすめは、筋トレなどの無酸素運動もいいとは思うが、比較的長時間続けることのできる有酸素運動だ。

朝日を浴びて散歩すれば、寝つきにも良い影響が出る(不安を解消するためには、睡眠を十分にとり体調を整えることも大事だ)。

散歩の場合は、散歩をしながら頭の中を整理することもできる。早歩きやジョギングでもいいし、技術を使うテニスやゴルフなどでもいいと思う。※自分の好きな運動をすればいい。

スポンサーリンク
 

 

不安の取り除き方 - サマリー

まとめ

今回は、不安を取り除く方法について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、

1)今の自分を観察する(正しく怖がる)、2)不安を整理する、3)(不安に思うことが)生じる確率を考える、4)ひとつの機会だと考える、5)未来の視点から考える、6)目の前の作業に取り組む、7)運動する、の7つだ。

不安になったときは、まず自分が感情的になっていると認識しよう。そして、どのように正しく怖がればいいのか…ということについて、よく考えることだ。不安があること自体は普通のことで悪くない。悪いのは、認知の歪みにより不安を増幅することだ。

※今回は取り上げていないが、あるもの・持つものに感謝する、ポジティブな面に目を向ける、という方法もある。これも、「フォーカスする部分を変える」という手段のひとつだ。

今回の記事:「不安を取り除く方法7つ - 効果的な取り除き方がある」