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人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

わがままな人の心理と特徴7つ|わがままな人のことがわかります

あなたのまわりに、わがままな人がいないだろうか。

自分にも多少わがままな部分がある、という人は多いと思う。自分がわがままであることを自覚し、多少であればそう問題になることはないが、その自覚もなく程度が過ぎれば問題になる。わがままな人の中には、ひどくわがままなのに、「全然普通だよ」と思っている人もいる。

今回は、わがままな人の心理と特徴について書いてみたい。

目次

配慮されて当然だと思う

わがままな人

わがままな人は、自分は配慮されて当然だと思っている。

自分は特別な人間で、まわりの人が自分に対し配慮するのは当然である、と思っているのだ。子供が親などの大人に何かしてもらっても、感謝をせずお礼も言わず平然としている、というシーンがあるが、その子供が(感謝することを学ばず)そのまま大人になった、というタイプだ。

自分は特別なので、自分の要求は通る、と考えがちなので、要求が通らなかったり、他人が思い通りに動かないときは、キレたり相手を敵視し攻撃することになる。「自分は悪くない」という思考をしがちで、真っ当な指摘であっても、無理に「相手が悪い」としてしまう傾向がある。

※未熟で幼児性が高いタイプ、としていいだろう。

自己愛が強い

配慮されて当然と思うのは、自己愛が強いから…という理由もある。

わがままな人は、総じて自己愛が強い。以前の記事でも書いたが、自己愛が強い人には、二つのタイプがある。ひとつは、他人を愛することや他人に気配りをすることのできないタイプだ。他人に配慮できないにもかかわらず、自分は配慮されるべき!と考えているので困ってしまう。

もうひとつは、気質的にとても敏感で人とのかかわりを避けるタイプの人だ。このタイプの人は、対人関係で心を乱されたり傷つきやすいので、人とのかかわりを避けようとする。なので、外部から見れば大人しい人と評価される。「大人しくわがままな人」ということになるだろう。

※他人への配慮以前に、傷つきやすい自分を守ることで手一杯なのだ。

気分を害しやすい

わがままな人は、気分を害しやすい。

わがままが通らない、ということがあるためだ。さっきまで仲良く遊んでいた兄弟が、ケンカをしている、というシーンがある。どちらかの要求が相手に拒否され、気分を害した結果、ケンカに発展した…ということだろう。気分を害しやすいと、人間関係においていいことはない。

わがままな人が気分を害すると、キレたり相手を敵視するようになる。自分が悪いのではなく、相手が悪いのだ、と思っているので、そうなってしまうのだ。相手を敵視することを正当化し、敵の揚げ足をとったり、批判をしたり、悪口を言ってみたり…ということになってしまう。

※わがままな人は、感情的な人で感情にしたがい動くのだ。

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態度を加工できない

わがままな人は、態度を加工できない。

態度を加工できないというのは、自分の感情をそのまま言動や態度に反映させてしまう、ということだ。自分が不愉快になれば、その感情がそのまま表に出てしまう。子供の場合は、そういうことがよくある。わがままな人は、未熟で幼児性が高いので、子供のようにふる舞うのだ。

自分がこういう態度をとれば、相手がどう思うか…という読みがない。かりに読んでいたとしても、先に述べたように「傷つきやすい自分を守ることで手一杯」ということがあるので、(反発したりなど)突っ張ることで自分を守り、相手の感情は二の次にするということになる。

※わかりやすいと言えば、そのとおりだ(笑)。

承認欲求が強い

わがままな人は、承認欲求が強い。

承認欲求とは「他人から認められたい」とする感情で、人であれば誰もが持つ感情ではある。人にほめられてうれしいのは、承認欲求が満たされるためだ。わがままな人は、「自分は特別な人間で、まわりの人が自分に対し配慮するのは当然」と考えるので、人一倍承認欲求が強い。

自分は特別な人間である、そのあたりの凡庸な人とは違う、ということを相手に認めてもらいたくなるのだ。そのために、自分の自慢をしてみたり、(直接自慢をしなくても)自分の自慢できるバックグランドを、それとなく相手に知らしめる…というようなことを積極的におこなう。

※他人から認められないと、欲求を満たせない、配慮を受けられないためそうする。

我慢がきかない

わがままな人は、我慢がきかない。

我慢するということが、なかなかできないのだ。我慢できないから、気分を害しやすく人を敵視することが多くなったり、不快な感情をストレートに表に出す、ということになる。承認欲求の強さもそうだ。我慢がきくのであれば、自分の承認欲求を適切に抑えることができるはずだ。

我慢がきかないというのは、折れやすい、挫折に弱い、ということでもある。まわりの人が自分に対し配慮してくれる環境であれば、なんとかやっていけるが、そうでない場合は、チームのトラブル・メーカーになる可能性がある。そのうち、自分から消える可能性が大ではあるが…。

※わがままな人が、忍耐強く粘りがある…と言う話は、聞いたことがないはずだ。

他責思考である

わがままな人は、他責思考である。

他責にすることで、「自分は違う」という特別な意識を高めるのだ。大学がつまらなければ、「まわりの連中がつまらない」、「自分に刺激を与えてくれるような人がいない」とする。会社であれば、「尊敬できる先輩や上司がいない」とすれば「自分は違う」とすることができる。

他責思考をしていれば、「自分のことを棚に上げて何を言っているのか」と思われるし、自分の責任を認めようとしない不誠実な人物という評価を受けることになる。このようなマイナス面を過小評価しているのか、自己愛が強すぎてそうなってしまうのか…ということころだろう。

※わがままな人は、低評価を受けがちで、人間関係がむずかしくなる。

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まとめ

今回は、わがままな人の心理と特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)(他者から)配慮されて当然だと思う、2)自己愛が強い、3)気分を害しやすい、4)態度を加工できない、5)承認欲求が強い、6)我慢がきかない、7)他責思考である、の7つだ。自分がわがままだと思う人は、何か心当たりがあるはずだ(笑)。

こう見ると、わがままでいいことがない。わがままな人が対人関係で苦しんだり、居場所を失って自分から退場してしまう…というのもわかる。もし自分がわがままだと思うのであれば、そこは否定せず認めて、ひとつひとつ自分比で改善していくという姿勢をとるのがいいだろう。

今回の記事:「わがままな人の心理と特徴7つ」