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承認欲求が強すぎる…承認欲求を抑える方法6つ

自分は、承認欲求が強すぎる…と思うことがないだろうか。

自分は承認欲求が強く、いつもまわりを気にして行動している。自分が他者に承認されなければイライラして不満が募るし、誰かが承認されている姿を見るだけでもイライラする。こんな自分は性格が悪いと思い、自己嫌悪に陥ることがよくある。承認欲求が強すぎる…と自覚している人の心理は、こんなところだろう。

今回は、承認欲求を抑える方法について書いてみたい。

目次

承認欲求を認める

承認欲求がある

自分に承認欲求があることは、素直に認めればいい。

承認欲求とは、他者から認められたいと思う気持ちのことだが、程度の差はあれ誰もが持つ自然な気持ちだ。他者に認められると、うれしくなり気持ちが前向きになる。自分はダメな奴だ…と思っていても、誰かが自分を認めてくれると、少しは「自分には価値がある」と思えるようになるものだ(笑)。

また、認められれば、他者に軽く見られたり、侮られたりすることがなくなり、他者と対等のコミュニケーションをとることができるようになる。他者に認められれば、さまざまなメリットがあり、成果や自己利益につながるため、「他者から認められたい」という気持ちになるのだ。

※自分の承認欲求を否定することはないのだ。

承認欲求のデメリットを知る

承認欲求が行き過ぎると害になることは、理解しておいた方がいい。

前回の記事で書いたように、ときどき、「自分を認めろ」とばかり、グイグイ攻めてくる人がいる。SNSで自己アピールがすごい人や自慢をする人のことだ。自分を売り込みたいという気持ちを持つことはいいのだが、その気持ちが暴走してしまうと弊害の方が大きくなってしまう。

ある婚活をされている女性のブログで、相手の男性の人脈自慢がすごい、というものがあった。有名人と人脈があると自慢したくなるが(笑)、それは「そんな有名人と人脈がある自分は凄いでしょ?」、「だから、自分のことを(有名人と同様に)認めてよね」ということだ。この虎の威を借りるコミュニケーションが、相手にどういう印象を与えるのかについては、言うまでもないだろう(笑)。

※その男性とは、終わらせたそうだ。

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パフォーマンスが低下する

承認欲求が行き過ぎると、自己のパフォーマンスが低下する。

承認欲求が行き過ぎるという状態は、自分に価値があるかどうかを他人の評価に依存している、という状態であるためだ。だから、(自分に価値があると思いたいがために)強く承認を求めるのだ。

こうなると、見かけのよさを気にし必死になる。自分が他者によく見られること(その結果、認められること)が目的になるためだ。そうなると、思考が浅くなり、努力の方向も間違ったものになる。(近視眼的・盲目的になり)柔軟性や創造性も欠くことになるので、自己のパフォーマンスが低下することになるのだ。

※承認欲求が行き過ぎると、偽りの自己をふくらませることになる。

直接的に自己承認する

承認欲求を抑えるためには、直接的に自己承認すればいい。

自己承認というのは、「他者から認められたい」ではなく、自分を認める気持ちのことだ。他者承認と自己承認の関係だが、「他者承認⇒自己承認」というケースが多いと思う。つまり、他者から認められることで自分の価値を認識&確認し、自己承認に至る…ということだ。

なので、この「他者承認」の部分を飛ばし、直接的に自己承認すればいいのだ。そうすれば、他者に認められるというプロセスを経ることなく、自分にOKを出せるようになる。なので、必然的に承認要求が(自分を認めるために必須のことではなくなるので)弱くなるのだ。

※他者承認を入れず、直接的に自己承認することを考えたい。

自分を知る努力をする

直接的に自己承認するために、自分を知る努力をしたい。

自分が持っている能力を効率よく発揮し、結果につなげようとすれば、まず自分を知らなければいけない。何が得意で何が苦手なのか、何が好きで何が嫌いなのか、人並み以上に頑張れることは何か…と突き詰めて考え整理し、アウトプット(書き出す)し、理解することが必要になる。

勉強にしろ仕事にしろ、自分の能力が上手く使えず結果が出ない状況は、本当にイライラして不満が募る(笑)。この状況下では、自己承認することができない。だが、自分の能力を効率よく発揮できており、そのことが結果につながっているという状況下では、自己承認しやすくなるのだ。

※自分を知れば、自己承認しやすい状況を作ることができる。

自分比で考える

他者がどうのこうのではなく、自分比で考えたい。

他者のパフォーマンスをみて、現在の自分の立ち位置を知ることは悪いことではない。問題は、よくできる他者をみて、「自分はダメだ…」と思ったり、「自分は本気を出していないだけ…」として自分を慰め、安易な楽観主義を選んでしまうことだ。

そうではなく、自分の立ち位置を確認したら、あとは自分比で考える。具体的な話をしてみよう。このブログは、2年弱で10万PV/月に達したが、1年や半年、もしかすると数か月で10万PVに達する人がいるかもしれない。後から始めた人に追い抜かれる、ということも普通にあることだ。

そこで、「自分には才能やセンスがない…」などと考える必要はない。自分比で成長していれば、自分にOKを出せばいいのだ。自分比で思うように成長していない、ということであれば、その現実は淡々とそのまま受け入れ、どうすれば思うように成長できるのか…と考えればいいだけだ。

※現実に即して、目標を下げることも必要になる。

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承認は結果だとする

相手からの承認は、結果だとすればいい。

つまり、相手からの承認を得ることが目的ではない、ということだ。スティーブ・ジョブズが、「お金が目当てで会社を始めて、成功させた人は見たことがない」という発言をしているが、本質的にはこの発言の内容と同じことだ。

相手からの承認を得ることを目的(主軸)にして行動しても、成功することはないだろう。コミュニケーションにおいて全く同じ対応をしても、承認してくれる人がいれば、そうでない人もいる。承認するしないは、相手の内面の問題でもあり、こちらがコントロールできるわけではない。なので、自分は自分で正しいと思うやるべきことをやればよく、結果についてそれほど気にすることはない。

※結果は、プロセスを改善するためのフィードバックとして使えばいい。

まとめ

今回は、承認欲求を抑える方法について書いてみた。

今回の記事で書いた方法は、1)承認欲求を認める、2)承認欲求のデメリットを知る、3)直接的に自己承認する、4)自分を知る努力をする、5)自分比で考える、6)承認は結果だとする、の6つだ。

承認欲求の強い人は、「他者承認⇒自己承認」となっているケースが多いと思う。つまり、他者承認を経ないと自己承認できない作りになっているのだ。なので、この作りに手を入れてやれば、承認欲求を抑えることができるだろう(直接的に自己承認できるようにすればいいのだ)。

今回の記事:「承認欲求が強すぎる…承認欲求を抑える方法6つ」