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仕事で失敗したときの対処法5つ - その時の対応が大事…

仕事で失敗することがあると思う。

仕事で失敗することは誰にでもあることだが、失敗したときの対応は人により差がある。

嫌いなライバルが失敗すると、ほくそ笑む、ということがあるかもしれないが、できる人はその失敗を糧にしてレベルアップする。逆にできない人は、失敗から大きなダメージを受け、なかなか立ち直れない、ということがある。このタイプの人は、せっかくの失敗を糧にすることができない。

今回は、仕事で失敗したときの対処法について書いてみたい。

目次

 

失敗した時の対応は

失敗を記録する

仕事の失敗を記録する

失敗は記録した方がいい。

記録する理由は、まず、区切りをつける、気持ちの整理をすることができる、ということだ。

失敗を記録して、原因と対策を書けば、「やってしまったものは仕方がない」、「今後、同じ失敗をしなければいい」として、失敗を過去のことにできる。前向きになれるのだ。

戒めにすることができる

次に、後から見返すことができるようにするため、ということがある。

失敗しても、簡単に忘れてしまう。大きな感情の変化を伴う失敗であれば忘れることはないが、それ以外の失敗は簡単に忘れてしまうのだ。忘れてしまうと、同じ失敗をすることにつながってしまう。

※失敗をしてから、「前にも同じ失敗をしたではないか」と思い出すことがあるが、これはやらかした失敗がキーになって、以前の失敗を思い出した…ということだ。これでは意味がない。

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失敗した時間も記録する

失敗した時間帯も記録しておけばいい。

時間帯が失敗の説明変数になる、ということがあるためだ。

たとえば、「夜書いた手紙は出すな」と昔からいわれている。夜中に書き上げた告白メールをそのまま相手に出せば、翌朝、「なぜこんな恥ずかしいメールを出してしまったのか」と、頭を抱え後悔することになるだろう(笑)。

この場合は、夜という時間帯が大きな説明変数になる。

午前中はケアレスミスをすることはあまりないが、昼食後になるとケアレスミスが多くなる、夕方になり疲れてくるとケアレスミスが増える…という人がいるかもしれない。この場合も、時間帯が大きな説明変数になる。

※時間帯を考えることは、以下で書く失敗の原因を探ることにもなる。

失敗の原因と対策を考える

自分で失敗の原因をよく考えた方がいい。

たとえば、仕事の資料をどこかに置いたが、どこに置いたかわからなくなり、必要なときに使えない…という失敗がある。資料自体の存在を忘れ、あとから「あの資料があったではないか」と悔やむこともある。

この場合の原因は、資料をどこに置くか決めていなかったことだ。

なので、適当に資料を置く習慣を改め、重要度や緊急度、種類に応じ資料を整理する習慣を持つことで、この種の失敗は避けられそうだ(資料の見える化も必要だろう)。

ケアレスミスであれば…

ケアレスミスであれば、ダブルチェックをする、

頭の中でチェックするだけではなく、言葉にしてチェックする、動作を入れてチェックする、という対策が有効になるだろう。さらには、時間をおいて再度チェックする、という方法もある。

※時間をおくと、(引きの視点になるため)客観性が増す。

小さい失敗を見過ごさないように

今後は、小さい失敗を見過ごさない方がいい。

小さい失敗が、大きい失敗につながるためだ。

たとえば、顧客との約束に遅刻する、という大きな失敗の背景に、会社によく遅刻するという失敗があるかもしれない。大元に、「自己管理が甘い」という問題があり、発露の仕方により大小どちらかの失敗になる、ということだ。

大小の失敗はリンクしている

先に述べた仕事の資料の失敗についても同様だ。

その失敗をする前に、私物をどこに置いたか忘れてしまう、という失敗をしているはずだ。

大元に、「大雑把にモノを置く傾向がある」、「整理する習慣がない」という問題があるため、大きな失敗につながるということだ。※小さい失敗と大きい失敗は、根っこの部分で繋がっている。

失敗を「糧」にする

せっかく失敗をしたのだから、失敗を糧にしたい。

1つの失敗から、(抽象度を上げ)背景にある大元の問題、根本的な問題まで洞察し改善すれば、大小かかわらず同種の失敗をしなくなる。これが、失敗を糧にするひとつの手段だ。

次に、失敗をしたときの対応を学ぶ、ということもある。

ここまで書いたこともそうだし、その失敗で負の影響を受ける人に対し、どのような対応をすればいいのか学ぶ、ということもそうだ。※迷惑をかけた人に対するケアは、とても大事なことだ。

この場合は、迅速に報告し、真摯に謝罪する、ということになるだろうか。

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ストレスの扱い方を学ぶ機会に

さらに、失敗によるストレスの扱い方を学ぶチャンスでもある。

ストレスを受けたときのストレス反応は、自分でコントロールできるものだ。

ストレス反応を好ましいものにすれば、パフォーマンスが上がったり、人と良い関係を築くことができる。自分の心身を傷つけるのではなく、良い状態にもっていく方法を学ぶチャンスでもあるのだ。

※糧の仕方にもいろいろある。失敗を目一杯糧にしたい。

 

仕事で失敗した時の対処法 - サマリー

まとめ

今回は、仕事で失敗したときの対処法について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)失敗を記録する、2)失敗した時間も記録する、3)失敗の原因と対策を考える、4)小さい失敗を見過ごさないようにする、5)失敗を糧にする、の5つだ。

仕事で失敗することは誰にでもあることだが、失敗したときの対応は人により違う。

この対応で差がつく、としてもいい。なので、失敗したときは、悔やんだり自分を責めたり恥ずかしく思ったり…ということではなく、やるべきことを冷静にやる、ということでいいと思う。

失敗したときやってはいけないことはこれらの逆だ。

失敗を放置する、失敗から学ばない、失敗を隠す、言い訳をする、行動しない、謝罪しない…などということもそうだし、心身に深くダメージを受ける、失敗を引きずる、ということもそうだ。

失敗したときは感情的になるが、あくまでも、やるべきことを冷静にやりたい。そうすれば、失敗を糧にすることになり、自己を「できる人」に向けて、レベルアップすることができるだろう。

今回の記事:「仕事で失敗したときの対処法5つ - その時の対応が大事」