不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

表情が硬い人の心理と特徴9つ

あなたのまわりにも、表情が硬い人がいると思う。

表情が硬いと損だ。その表情は、拒否とか緊張、嫌悪、というイメージになるためだ。

さらに、自分から与えない人、他人を承認しない人、ということにもなる。なので、まわりの人から「この人とはコミュニケーションが取りにくい…」と思われ、敬遠されることになる。

今回は、表情が硬い人の心理と特徴について書いてみたい。

目次

緊張している

PCの前で表情を硬くする女性

緊張すると、表情が硬くなる。

緊張のあまり表情が強張る…という表現があるが、そうなってしまうのだ。

たとえば、学生のプレゼンを見ていると、過度に緊張している学生を見ることがある。

そのタイプの学生は、何とか(そのときの自分の喫緊の課題である)緊張をコントロールしようとする。だが、そのことにリソースをかけるため、話すときの表情や声の大きさなどについて考える余裕(+実践する余裕)を無くしてしまう。

その結果、声が小さくなったり、話の手順や内容を忘れてしまったり、聞き手を無視したり、聞き手の反応を感じることができなくなったり、表情が硬くなったり…ということになる。

気分を害している

気分を害し不愉快になると、表情が硬くなる。

会議であるメンバーの表情がどんどん硬くなる…というシーンを見たことがある。

仮にその人をBさんとしよう。

その会議では、AさんとBさんのある意味政治的な駆け引きがあった。

Bさんには実績と経験があったので、自分が会議をリードする、という気持ちがあった。ところが、Bさんより若いAさんが会議をリードしてしまったので、Bさんは気分を害したのだ。

マウントの取り合い合戦の旗色が鮮明になるに連れて、Bさんの表情は硬くなっていった。

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相手のことが嫌いである

相手のことが嫌いであれば、自然に表情が硬くなる。

その人とコミュニケーションを取りたくない…と思うためだ。

コミュニケーションは最低限にし(聞かれたことだけ短く答えるなど)、表情を硬くすることで、不快感の発生を抑えようとする。つまり、自分を守る手段としてそうする…ということになる。

このときの表情の硬さは、あなたとは話したくない、というボディランゲージでもある。

ちゃんとしないと…と思う

キチンとしないと、ちゃんとしないと…と思うと、表情が硬くなる。

よく言えば、表情が引き締まる、ということだが、表情が硬い、ととられることもある。

たとえば、完璧主義に近い人は表情が硬い。このタイプの人は、ささいなミスも許すことができないので、緊張感やプレッシャーを感じやすく、どうしても表情が硬くなってしまうのだ。

気持ちにも表情にも遊びがない、というイメージになる。

会話をしたくない…と思う

会話をしたくない…と思えば、表情を硬くする。

会話をしたくない原因はいろいろある。先に述べたように、気分を害しているのかもしれないし、相手のことが嫌いなのかもしれない。また、精神的なダメージを受けているのかもしれない。

さらには、自分のコミュニケーション能力にコンプレックスがあり、その低さが相手にばれてしまうのが怖くて、あえて表情を硬くしコミュニケーションを拒否する、ということもあり得る。

ダメージを受けている

精神的なダメージを受けると、表情が硬くなる。

仕事が上手く行かない、恋愛が上手くいかない、結婚生活が上手く行かない。

職場の人間関係に問題が生じた、家庭に問題が生じた、健康に問題が生じた…などのケースでは、ダメージを受けて凹む。そんなときは、どうしても余裕がなくなり表情が硬くなるのだ。

以前、人的にすぐれた先輩が職場にいた。

その先輩が表情を硬くするシーンを一度だけ見たことがある。そのときは、上司に強い叱責を受けたあとだった。普段は笑顔を絶やさないこの人でもそうなるのか…と思ったことを覚えている。

笑顔の効用を知らない

笑顔の効用を知らないから、表情が硬め…ということもあるだろう。

笑顔を向ければ、相手は「承認欲求が満たされた」と感じ、その人に好意を持つ。仏頂面はその逆になる。笑顔から人間関係が良くなったり、人脈が広がることは、容易に想像できることだ(この場合は、自然な笑顔が必要になる)。
出典:笑顔の効果はたいしたもの|笑顔の効用を利用した方がいい

笑顔を向ければ、相手は好意を持ってくれる。

その結果、人間関係が良くなったり、人脈が広がったり…というメリットがある。逆に仏頂面であれば、「何だあの人は…」、「感じが悪いな…」と思われ、自分が損をすることになる。

この損得に自分で気がつけば、表情の硬さが少しはとれるかもしれない。

警戒心が人一倍強い

人に対する警戒心が強い場合も、表情が硬くなる。

これは動物の本能的な特徴だろう。道を歩いているときに、野良猫を見かけることがあるが、警戒心は個体によって違う。

警戒心の薄い個体は、こちらが近づいても「のほほん」としている。表情もどこか緩んでいる。一方、警戒心の強い個体は、こちらが近づくと警戒モードに入り、硬くてきつい表情になる。

人も同じで、警戒心が強ければ表情が硬くなるのだ。

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人より時間がかかる

緊張や警戒心により、表情が硬くなる…という人は、時間が必要な人になる。

その場に慣れるまで時間がかかる、その場にいる人に慣れるまで時間がかかる、ということだ。

なので、当初は実力を発揮できない。人物的な魅力も発揮することができない。時間(回数)をかけて慣れるとようやく、実力や魅力を発揮することができるようになる。なので、人を評価する立場の人は、当初のパフォーマンスで判断するのではなく、長い目で見る必要があるだろう。

 

表情が硬い人の心理と特徴 - サマリー

まとめ

今回は、表情が硬い人の心理と特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、

1)緊張している、2)気分を害している、3)相手のことが嫌いである、4)ちゃんとしないと…と思う、5)会話をしたくない…と思う、6)ダメージを受けている、7)笑顔の効用を知らない、8)警戒心が人一倍強い、9)人より時間がかかる、の9つだ。

繊細で傷つきやすく好き嫌いがはげしい。

コミュニケーション能力は低めで、実力を発揮するまでに時間がかかる…という人物像になる。

このタイプに該当する人は、自分の個性は個性として受け入れ、余裕というマージンを増やす努力をすればいい。たとえば、警戒レベルを下げる、ということも、その手段のひとつになる。

今回の記事:「表情が硬い人の心理と特徴」