不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

ディスられた時の対処法6つ

誰かにディスられる…ということがあるだろう。

何らかの関係性のある身近な人にディスられる、ということが普通だと思うが、ネットを通じてアウトプットしていれば、見ず知らずの人にディスられる、ということもあるだろう。

そうされると気持ちが沈む。こういう経験も必要だと思うが、せっかく経験したら対処する方法も身に付けたい。そうすれば、一生使える人間関係のスキルとして活用できるだろう。

今回は、誰かにディスられた時の対処法について書いてみたい。

目次

ディスる人の心理と特徴

ディスられて気持ちが沈んだ女性

ディスる人の心理と特徴だが、

以前の記事では、1)空気が読めない、2)感情が優先する、3)劣等感が強い、4)マウントしたい(序列意識が強い)、5)相手に不満がある、6)「こんなこともできないのか!」と思いがち(完璧主義のこじらせ)、とした。

相手に不満を募らせ相手をディスる、ということは、普通にありそうなことだ。たとえば、相手に軽く扱われると、その相手をディスりたくなる(笑)。作用・反作用の関係から必然的にそうなるのだ

※ここでは、ディスるとは「相手の価値を貶めるような言動をすること」としよう。

 

ディスられた時の対処法

相手を分析する

ディスられたときは、相手を分析してみる。

心理と特徴で述べたことだが、もともと感情的な人なのだろうか、一時的に感情的になっているのだろうか…、劣等感の強い人なのだろうか、マウントしようとしているのだろうか…。

何を問題視しているのか、何を重要だと考えているのか、

こちらに不満があるのだろうか、不満のもとは何か、何かの反作用だろうか、こちらが先にイラッとさせたのだろうか…などと考えてみればいい。相手のタイプや心情を考えることで、落ち着くことができる。

思考することで冷静になるため、感情的な言動を抑えることができる。

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ディスりから学ぶ

ディスられたときは、貴重な体験だと考えればいい。

その中には今後、同様のディスりを受けないためのヒントが含まれているからだ。

もちろん、こちらに不満を持ちディスってくる人が、「これこれこういう不満があってあなたをディスります」と言うわけではないが、注意深くその人の言動を観察していれば、ある程度わかることがある。

反作用でディスってくる場合は、こちらからの作用がまずかった…ということがわかる。あのとき軽くディスったから、今こうしてディスり返してきているのか…ということがわかるのだ。

なので、今後の言動を修正すれば、同様のディスりを回避できるだろう。

スルー力を高める機会にする

柳に風とばかりに「スルーする」という対応もある。

ディスられたときは感情的になりイラッとするが、(そんなときは)スルーするスキルを身に付けるいいチャンスだ、と考えてもいい。

柳は風を受けるとなびくが、なびくことで力を受け流し、折れることがない。受ける風を自分のしなやかさを維持するために利用する、という「したたかさ」さえ持っている気がする(笑)。

この柳の真似をすればいい。

つまり、ディスりという「強風」を利用するのだ。その強風にあおられて揺れたりなびいてもいいが、風がやんだあとは、以前より「スルーするスキルが上がっている」という状態にしたい。

自己承認の力を高める機会にする

これも柳的な発想だが、自己承認の力を高める機会にすることもできる。

誰かにディスられてひどく落ち込む、ということは、自分が他人の評価を求めている、他人の承認を強く求めている、ということになる。自己承認の力が弱いため、そういう状態になるのだ。

自己承認の力が弱いとロクなことにならない。

他人の承認を求めて自分を他人に良く見せよう…としたり、他人から何か言われると、ささいなことでもひどく気にしてみたり…、さらには、自己承認できないので他人も承認できない、ということもある。

ディスられたときの自分の反応で、自分の自己承認の力がわかる。反応が強く(落ち込みがひどく)、「これではダメだ」と思ったら、そこを起点にしてその力を高める努力をすればいい。

未来視点で考えてみる

ディスられたらへこむが、この今現在の話を未来視点で考えてみる。

今現在から時間軸を伸ばし、3週間後、3か月後、3年後、という視点から評価してみる。

たとえば、3週間後であれば、強風はやんでおりそよ風ぐらいになっているかもしれない。強風に伴う揺れ・動揺などもかなりおさまっているだろう(つまり、状況はいい方に変わるのだ)。

3年後であれば、これまで述べた「ディスりから学ぶ」、「スルー力を高める機会にする」、「自己承認の力を高める機会にする」を通じて、自分がレベルアップしているかもしれないのだ。

※状況は変化する。強風にあおられている状態が、一番きびしい状態なのだ。

寛容にふるまう

寛容にふるまう、という手段もある。

先にも書いたが、劣等感の強い人が他人をディスる、ということがある。

相手を下げることで自分の劣等感を補償しよう、ということだ。たいていの人は、(程度の差はあると思うが)劣等感を持ったことがあるだろう。そうであれば、劣等感が強い人の気持ちもわからなくはないはずだ。

この人は劣等感を持て余し苦しんでいるのでは…と思えば、寛容にふるまおうか…という気になる。

20代のころ、上司を軽くディスったことがある。今から思えば恥ずかしいことだが、そのときの上司は寛容だった。その上司は、わたしが持つ劣等感を見透かしていたのかもしれない。

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セルフイメージを上げることに…

寛容に振舞うことで、セルフイメージを上げることができる。

あるべき理想の自分を体現するような言動を選択することで、そうすることができるのだ。

寛容に振舞うということは、理想的な姿だろう。具体的には、指摘に対し反射的に反発するのではなく、「そうかもしれない」、「そういう見方もありますね」という形で一度受け止めてみる。

どうしても受け入れられないときには、「あなた的にはそうなのでしょう」とすれば受け入れることができる。寛容に振舞うことでセルフイメージを上げれば、ポジティブな経験になるはずだ。

 

ディスられた時の対処法 - サマリー

まとめ

今回は、誰かにディスられた時の対処法について書いてみた。

今回の記事で書いた対処法は、1)相手を分析する、2)ディスりから学ぶ、3)スルー力を高める機会にする、4)自己承認の力を高める機会にする、5)未来視点で考えてみる、6)寛容にふるまう、の6つになる。

ディスられたら嫌な気分になると思う。

だが、いちいち嫌な気分になり、自分のパフォーマンスを低下させていたのでは仕方がない。その嫌なことに耐える頑強さを兼ね備える、という考え方もありだ。

だがさらに一歩進めて、この経験を逆手に取り、自分の成長の糧にする、レベル上げの機会にする、ぐらいの柳的なしたたかさがほしい。そうすれば、これからの人生が生きやすくなる。

今回の記事:「ディスられた時の対処法6つ」