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聞き方のコツ6つ|これで会話が上手くいく

話の聞き方にはコツのようなものがある。それは、聞き方の手筋と言ってもいいかもしれない。

人の話を上手く聞けない、という人は、このコツを知らないか、知っていても実践できない、ということだろう。知識としてコツを知っていても、実践できない…ということは普通にある。頭の中にある知識というのは、意識的に下ろして実際に何度も使わないとなかなか身につかないのだ。

今回は、会話における聞き方のコツについて書いてみたい。

目次

印象がいい人とは

聞き方のコツをわきまえた女性

聞き手として(会話の相手として)印象がいい、という人がいる。

どういう人かと言うと、話し手に対し「あいづち」と「うなずき」がある人だ

特に「あいづち」が、話し手の印象形成に大きな影響を及ぼす。「うなづき」よりもより会話にコミットしている、こちらの話をよく聞いている、という印象を話し手に与えるからだろう。黙ってうなずくよりも、声を出して反応する方が勝るのだ。

※うなずきにも効果があるので、うなずかないよりはるかにいい。

あいづちやうなずきのほかにも、聞き手のボディランゲージが話し手に影響を及ぼす。聞き手の方が、会話中に適切な表情や態度を選択すれば、話し手にいい印象を与える、ということだ。

 

聞き方のコツ

相手の話の腰を折らない

話を聞くときは、相手の話の腰を折らない。話をさえぎらないようにする、としてもいい。

相手の話を先回りしたり、(相手の話を)自分の話につないだり…という形で話の腰を折ることがある。なぜそうなるかといえば、あいづちを打ちながら相手の話を聞くことよりも、自分が話すことに価値を感じるためだ

自分よりも知識や経験が豊富で洞察にも優れている、という人の話であれば、その人の話を聞くこと(インプット)の方に価値がある…と思い真剣に耳を傾けるだろう。だがそうでなければ、インプットよりも自分が話すこと(アウトプット)の方に価値がある…と思うのかもしれない。

なので、意識的に「相手の話の腰を折らない」とする必要がある。

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~ということがあった

相手が、「今日、~ということがあった」という話をしたとしよう。

話の腰を折る人は、「自分にも同じようなことがあった」として、自分の話にもっていく。この場合の正解は、「そんなことがあったんだ…」と、オウム返しの応答をすることだろう。

5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)について聞く、という方法もあるが、聞くことでこちらが主導権を握るより、オウム返しで自由に話してもらった方がいい。

※気になるのであれば、相手の話がひと通り終わってから聞けばいい。

相手の話に興味を持つ

上手に話を聞こうと思えば、相手の話に興味を持たなければいけない。

以前、こちらの話に対しほとんど反応しない人に、「どうして何も言わないのか」という感じで聞いたことがある。そのときの答えは、「その話題に関する知識がないし興味もないから…」ということだった。これでは、上手に聞くことができない。

コミュニケーション能力の高い人は、自分がよく知らないことに関しても、取り付く島を探してみたり、知らない立場を利用して質問する、ということをする。この態度を見倣えばいい。

※興味がないので相手の話の腰を折り、自分の話へ…ではいけない。話し手が何か話題を出したのであれば、(聞き手には)その話を一緒になって作り上げる、という意識が必要になる。

効果的な相槌を入れる

効果的な相槌を(打つべきときに)打つようにする。

この記事では、最も効果的なあいづちを取り上げた。

1)すごいですね、2)さすがですね、3)センスがいいですね、というあいづちだ。

普通は、「はい・ええ」、「そうですね・そのとおりですね」、「そうなんですか」というあいづちになると思うが、相手をほめるべきときには、これらの「ほめ」のあいづちを使えばいい。

※こちらの承認を相手に与えることになるので、相手はよろこぶのだ。

相手が望むタイミングで入れる

あいづちにしてもうなずきにしても、相手が望むタイミングで入れたい。

そうすると、「喉が渇くタイミングでお茶を出す」ということになり、効果が上がるのだ。

なので、あいづちの打ちすぎやうなずきすぎには注意したい。過ぎたるは猶及ばざるが如しで、やらないのと同じぐらいダメなことになってしまう。バカにしているのか…と思われることもある。

※「はい」という返事は1回だけに…と言われた人も多いだろう。

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わかったふりをしない

わからないのに、わかったふりをしてしまうことがある。

わたしも、相手の話がよくわからないのに、わかったふりをしてうなづいてしまうことがある。

そんなときに相手の顔を見ると、「あなた、本当は今の話わかっていないでしょ」という顔をしている(笑)。つまり、わかったふりをしても、相手には見透かされている、ということだ。

※見透かされる場合が多いが、中には気が付かない場合もある。

体裁を気にしてこういうことをすると、相手が不信感を抱く。また、相手は「わかっているかわかっていないのかわからない相手」に対し、どう話を続けていいのか戸惑うことになるのだ。

 

聞き方のコツ - サマリー

まとめ

今回は、会話における聞き方のコツについて書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)あいづちとうなずき+ボディランゲージが変数になる(ということを理解する)、2)相手の話の腰を折らない、3)相手の話に興味を持つ、4)効果的な相槌を入れる、5)相手が望むタイミングで入れる、6)わかったふりをしない、の6つになる。

あいづちとうなずき+ボディランゲージが、相手の印象を決める変数になる

ワーストなのはどれもダメ、という人だ。不器用な人はそうなりがちだが、自分がやりやすいことから始めればいいと思う。あいづちのハードルが高ければ、うなずきから始めればいい。にこやかな対応ができなければ、不機嫌そうな顔をしない、ぐらいのことから始めればいい。

相手の話題を自分の話にもっていかないことから始めてもいいだろう。

今回の記事:「聞き方のコツ6つ」