不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

挨拶したい人へ…挨拶する方法5つ

挨拶したいけれどできない…という人がいると思う。

そういう人は、誰とでも明るく挨拶を交わす人を見て、羨ましく思うはずだ。

だが、挨拶することに生得的な才能が必要なわけではない。挨拶に対する論理を構築することや認知を変えることで、誰でも同じように振舞うことができるようになる(もちろん、表情の作り方などは訓練が必要になるが)。

今回は、挨拶したいけれどできない…という人向けに書いてみたい。

目次

挨拶する意味を考える

挨拶したいと思い声をかける女性

最初に、挨拶する意味を考えておきたい。

当然のマナーだから、挨拶しなければいけない、では思考停止だ。

会社や近所などの自分の関係者がいる場所を想定したい。そこで、こちらが挨拶をしようと目線を合わそうとしたが避けられた…、当然挨拶もない、ということであれば、軽くイラッとするかもしれない。こちらが挨拶をしても無視された、ということであれば、イラッとするだろう(笑)。

自分が相手に尊重されていない、と感じるためイラッとするのだ。

自分が損をする

自分が挨拶しなければ、相手をイラッとさせることになる。

そんな人は、相手に気配りができない人、ということになってしまう。

相手の感情を傷つけると、人間関係が悪くなるし、場の雰囲気も悪くなる。相手に気配りができず、場の雰囲気を悪くする人が(会社や地域社会などの)まわりから尊重されることはない。

※会社であれば、面接官に対しロクに挨拶できない人は、面接で落とされてしまうだろう。参加することさえ許されない、存在すら不要…ということになるのだ。

挨拶しない人は、まわりにプラスの価値を与えるどころか、マイナスの価値を与えてしまう。その対価として自分が損をする、ということだ。作用・反作用の関係からそうなってしまう。

自分が損をしたくなければ、挨拶は必須になるのだ。

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挨拶する方法は

自分が損をする…と考える

挨拶する方法だが、まず、挨拶しなければ自分が損をする…と考える。

なぜこの方法が有効かと言うと、わたしたちは自分の「損」に敏感だからだ。自分が損をする…と思うと、自動的に「このままではまずい、何とかしなければいけない」と思い、現状を変えるための行動を起こすことができる。つまり、挨拶しないのはまずい、挨拶しよう…となるのだ。

気持ちに余裕を持つ

以前の記事で、上司が部下に挨拶指導をしたが、無視された…という話をした。

そのときの部下は、仕事の量に圧倒されており、相当なストレスを感じていた。文字どおり「1分1秒が惜しい…」という状態で、挨拶のためだけにわざわざ上司のいるオフィスに立ち寄る気持ちにはなれなかったのだ。

こういう状態では、(自分のことで精一杯で)他人に気を配ることができないので、なかなか挨拶ができない。同様に、大きな不安や心配事に認知をとられているときも、そうなりやすい。

なので、どんなときでも気持ちに余裕を持つ術を身に付けておく必要がある。もちろん簡単なことではないが、ひとつの手段として「未来の視座から現状を考えてみる」という方法がある。

視座を変えることで認知が変わる、ということは普通にある。

アイコンタクトする

お互いの表情がわかる距離でのアイコンタクトは、「わたしはあなたとコミュニケートする用意がある」というボディランゲージになる。

挨拶を交わすシチュエーションであれば、「わたしはあなたと挨拶を交わす用意がある」というボディランゲージになる。なので、挨拶の前振りとしてアイコンタクトをする。アイコンタクト⇒挨拶、という順番になるのだ。

挨拶できない人は、この前段階のアイコンタクトが上手くできない。

相手としっかり目を合わせることなしで挨拶しようとするため、不自然になったりぎこちなくなったり、嫌々しているように見えたり…ということになる。

挨拶を交わすシチュエーションで、目だけ合わせて無言がおかしいように、挨拶だけしてキチンと目を合わせない…というのもかなりおかしいことなのだ。

アイコンタクト⇒挨拶、という順序を強く意識したい。

しなくていい人にしない

逆説的だが、挨拶しなくていい人に挨拶しないことで、挨拶できるかもしれない。

挨拶で嫌な思いをしたので、挨拶を躊躇してしまう…という人がいる。

具体的には、挨拶を返してもらえなかった…という体験だが、このことは、挨拶しなくていい人に挨拶してしまった結果、生じたものである、とすることができる。

そうであれば、しなくていい人にしなければいい。

しなくていい人というのは、こちらの視線を避けようとしている人、遠距離で偶然目が合っても近くでは目を合わそうとしない人だ。

どちらの人も、お互いの表情がわかる距離である3メートル以内になっても、目を合わそうとしない。下を向くか、(ひどい場合は)ソッポを向くか…になる。

この種の人には、挨拶しないか目礼で十分だ。もし、3メートル以内で相手が目を合わせれば、挨拶すればいい(相手もその気がある)。無視するのが嫌であれば、目礼すればいいだろう。

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不安や恐れを解消する

自分が挨拶したときに、無視されるのではないか…という不安や恐れがあると思う。

こういう不安や恐れに囚われると躊躇してしまうが、それらはある程度取り除くことができる。

今述べたように、挨拶しなくていい人を見極める、ということで、かなり取り除くことができる。さらに、無視されるケース(ワーストケース)を想定しておけば、ダメージを受けなくて済む。また、挨拶は自分のために行う、とすれば、相手のリアクションはさほど気にならなくなる。

自分はやるべきことをやった。これで損をしないのでOK、とすればいいのだ。

 

挨拶したいけれどできない - サマリー

まとめ

今回は、挨拶したいけれどできない…という人向けに書いてみた。

今回の記事で書いた挨拶する方法は、

1)自分が損をする…と考える(挨拶する意味を考える)、2)気持ちに余裕を持つ、3)アイコンタクトする、4)しなくていい人にしない、5)不安や恐れを解消する、の5つだ。

以前の記事で、「相手との距離がある程度詰まったとき、自分から相手の目をみて会釈をすればいい」とした。こうすれば、たとえ相手が自分を無視しても、自分は相手を無視したことにはならない。自分は非礼なことはしていないし、やるべきことをやっているので、理想的な形になる。

※無視されたときのダメージも、最小限に抑えることができる。

この理想形を実践できない人は、今回の記事で書いたように、挨拶しなくていい人に対し無理にしなくてもいいと思う。3メートル以内で目を合わせようとしない人は、こちらと挨拶をする気持ちがないのだから、相手の気持ちを汲んで(笑)、こちらも挨拶をしなくてもいいだろう。

今回の記事:「挨拶したい人へ…挨拶する方法」