不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

余計なことを言う人の心理と特徴7つ

余計なことを言う人がいる。

そういう人にその種のことを言われると、何でわざわざそんなことを言うのだろう…と思う。

何か含むところがあるのか、とも思う。だが自分の過去の言動を振り返ってみると、余計なことを言ったことはある。自分が気付いていないだけで、相手はそう思っていた…ということもあるだろう。なので、他人の言動に不満を覚えるだけではなく、自分の言動にも気を付ける必要がある。

今回は、余計なことを言う人の心理と特徴について書いてみたい。

 

 

 

目次

 

余計なことを言うの意味は

余計なことを言う同僚

余計とは、「必要な量より多くある」というありさまのことだ。

なので、「余計なことを言う」とは、「不必要なことを言う」ということになる。

たとえば、出過ぎたことを言う、差し出がましいことを言う、火に油を注ぐようなことを言う、不安を大きくするようなことを言う、状況を悪くするようなことを言う、こいつは空気を読んでないな…とまわりが感じることを言う、わざわざだれかを傷つけることを言う…などだろうか。

先輩におごりですか…

20代のころ、会社の先輩に食事に誘われたとき、「おごりですか?」と聞いたことがある。

これは余計なひとことだ。

先輩はその言葉を聞いて、やや気分を害した様子だった。

先輩がどういうつもりだったのかは知らないが、仮におごるつもりだったとしても、相手に先回りされて「おごりですか?」などと言われると、「余計なことを…」と、気分が悪くなるだろう。

これは、空気を読まない(相手の気持ちを読まない)発言になるだろう。

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余計なことを言う人とは…

そのことに気付いているが…

余計なことを言う人は、自分でそのことに気付いている。

でも、なかなかやめることができない。

そうすれば、その場の空気が悪くなったり、相手のリアクションが悪くなる。数回程度ではわからないだろうが、何度も繰り返せば、自分の発言が問題だな…ということがわかる。

※面子が変わっても同じことが起きる ⇒ 自分の問題だ…とわかる。

問題は、わかっていてもなかなか直せない、ということだ。余計なことを言うことが、コミュニケーションにおける得意な型になっているためだ。だから、単純に直したい…では直らない。

自己顕示欲が強い

自己顕示欲とは、自己を顕示(アピール)したい、という欲求だ。

自分の存在を際立たせ、まわりの耳目を集めたい…ということだ。自己顕示欲が強い人には、自分を(自分の)実力以上に見せかけたい、という欲求もある。

自己顕示欲が強いので、何かひとこと言わなければ気が済まない。

それも、自分にスポットライトが当たるようなひとことだ。たとえば、素直に相手を認めほめればいいようなシーンでも、わざと重箱の隅をつつくような余計な批判やけなしを入れたりする。※わざと逆張りをしたりもする。悪目立ちでも目立たないよりはいい、という考え方がある。

序列意識が強い

序列意識が強いことが、余計なひとことにつながることがある。

自分より下に見ている人が功を立てたとき、「あいつにしてはよくやった…」とほめる人がいるが、あいつにしては…というのは、余計なひとことだ。「よくやった」だけでいいのだが、自分より下のものが自分の肩を超すことを許したくない。だから、「あいつにしては」で、限定する。

かなりの負けず嫌い

負けず嫌いなので、余計なことまで持ち出してしまう…ということがある。

夫婦げんかでよくあるのが、過去のことを引き合いに出す、というものだ。

現在の喧嘩のネタと直接関係のある過去の出来事であればまだしも、全く関係のない過去の話を持ち出して相手を攻撃するのは、フェアではないし余計なことになる。

負けず嫌いだと、(ともすると)相手に勝つことが目的になってしまう。なので、相手に勝つためには、使えるものは何でも使え、何でもやってやれ…という気持ちになりがちなのだ。

自分の感情が中心である

自分が以前、余計なことを言ったときの状況を考えてみる。

※先のおごりの話ではない。

その内容は、ややインパクトのあるネガティブ寄りのことで、(捉え方によっては)その場にいない第三者を軽くディスるようなものだった。※当然、こんな発言はしない方がいい。

そんな発言はまずい…とわかっていながらした理由だが、言いたい・聞いてもらいたい、という自分の感情が勝ったためだ。ずっと引っ掛かりがあって内にためていたため、関連する話題になったときについ言ってしまった…ということだ。自分の感情を中心に考えると、こうなってしまう。

インパクトを与えて、かまってほしかった…ということもあるかもしれない。

空気を読まない

このタイプの人は、空気を読まないか読めない。

今述べた感情のことはもちろんだが、先に述べた、自己顕示欲にしろ序列意識にしろ、認知を歪ませるものだ(もちろん、負けず嫌いもそうだ)。このような認知を歪ませるものが自分に強く影響を及ぼすため、結果として空気を読まない・読めない…ということになってしまうのだ。

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頑固で生真面目

ハリーポッターハーマイオニーは、会話の最後に「ところで」と切り出して、余計なことを言う。

※仲間の行為を強く批判したりする。

彼女も空気を読まないタイプだが、生真面目で頑固な完璧主義である、ということなので、責任感が強く、言うべきことは言わなければいけない、という感じでそうしてしまうのだろう。

 

余計なことを言う人の心理と特徴 - サマリー

まとめ

今回は、余計なことを言う人の心理と特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)気付いているが直せない、2)自己顕示欲が強い、3)序列意識が強い、4)かなりの負けず嫌い、5)自分の感情が中心である、6)空気を読まない、7)頑固で生真面目、の7つだ。

先にも書いたが、本人が持つ気質や認知のクセなど、認知を歪ませる因子が本人に強く影響を及ぼし、結果として空気を読まない・読めない…という形にしている。だから、そのことに気付いているが直せない…ということになる。

このタイプの人は、なかなか成功しないタイプだ。なので、自分がこのタイプに該当するのではないか…と思う人は、対策を講じる必要があるだろう。そうでない人も、あまり他人事だとは思わない方がいい。感情のあり方(ゆれ)次第では、そうなってしまうことが十分にあるためだ。

今回の記事:「余計なことを言う人の心理と特徴」