不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

心が弱い人の特徴9つ

心が弱い人がいる。

自分の心が弱い…という人もいると思うし、あの部下や同僚がそうだ…ということもあるだろう。

自分は違うがあの部下や同僚がそうだ…という場合は、彼らの特徴を把握&理解して、どのようなコミュニケーションが有効なのか…ということを考える必要がある。自分の心が弱いという場合も同様に自分の特徴を把握&理解して、どのように行動すべきかについて考える必要がある。

今回は、心が弱い人の特徴について書いてみたい。

目次

心が弱いとは

些細なことで悩む心が弱い人

まず、「心が弱い」の意味からおさえておこう。

心が弱いとは、気が弱い、意志が弱い…ということだ。

このタイプの人は、ラフな対応をする人や威圧感のある人が苦手。権威も苦手。意志が弱いので、将来を見据えて何かを成し遂げる、という思いが弱い。あっても弱いので、続かない。

過剰に他者に同調・共感してしまう傾向もある。

 

心が弱い人の特徴

かなり敏感である

心が弱い人は敏感である。言い換えれば、感度が高い、ということだ。

敏感というのは、生得的な気質である。約5人に1人がこのタイプに該当する。

敏感だから悪い、ということではない。敏感さを特長にすることも可能だ。だが、ネガティブなことに敏感だと、弱点になり得る。たとえば、他者の些細な言動を拾い、自分に対してネガティブな言動だ…と思えば、「自分は嫌われているのではないか…」と動揺し、傷ついたりする。

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ネガティブに敏感である

このタイプの人はネガティブなことに敏感だが、ある意味やむを得ない。

普通の人でも、ポジティブとネガティブであれば、後者の方に対し敏感だからだ(ネガティブに敏感でないと生存が危うくなるため)。敏感さゆえに、その特徴が増幅される、ということだ。

かなり傷つきやすい

敏感で感度が高いので、傷つきやすい…ということがある。

心が弱い人を例えるなら、常に暗視スコープをつけている人である、とできる。

フィクションで、暗視スコープをつけている人に明るい光を当てると、(眩しすぎて)ワーとなって傷つく、というシーンがある。光に対する感度が高くなっているためそうなるのだ。

このことと同じで、心が弱い人は感度が高いので、傷つきやすいのだ。

高圧的な人が苦手

心が弱い人は、圧力の強い人が苦手だ。

圧力の強い人やラフな対応(粗雑な対応)をする人は、今述べた強い光に相当する。

だから、苦手なのだ。このタイプの人が、権威を圧力と解釈した場合は、権威も苦手になる。結果、自分が偉いと思う人(例えば会社の上の人)に必要以上にへりくだる…ということになる。

※圧力の強い人と対峙すると、身体が固まってしまう。

叱られるのがとても嫌

このタイプの人は、叱られるのがとても嫌だ。

自分に対する批判や叱責が、強い刺激になるためだ。

人の上に立ったことのある人であれば実感することだと思うが、「この人を強く叱ってはまずい…」というタイプの人がいる。実際、このタイプの人を強く叱ってしまうと、問題になることが多い。たとえ叱責に合理性・正当性があっても、(好ましくない)ハレーションが生じるためだ。

ミスをかなり怖がる

心が弱い人は、ミスを犯すことをかなり怖がる。

ミスを犯すと、誰かに叱られる…、誰かに迷惑をかけてしまう…と思うためだ。

叱られることは上で述べたようにとても嫌だし、自分のミスで誰かに迷惑をかけてしまうことも嫌だ。借りを作ることが嫌だし、相手の自分に対する怨嗟の気持ちを感じてしまうためだ。

※自分のミスから受けるダメージも人一倍大きくなる。

積極的に行動できない

このタイプの人はミスを怖がるため、積極的に行動できなくなる。

ミスを犯すことで他人に叱られることがない、他人に借りを作ることがない、としても、ミスによるダメージを人一倍感じてしまうためだ。だから、リスクをとって挑戦することができない。

※せっかくチャンスが来ても、リスクを恐れなかなか動くことができない。

抑うつ的になりやすい

心が弱い人は、どうしても抑うつ的になりやすい。

抑うつとは、デプレッション(憂鬱、意気消沈)というやつだ。

叱られた、ミスをした、相手の不適切な言動で傷ついた、自分の不適切な言動で相手を傷つけてしまった…などでそうなる。行動すべきところでできなかった、ということでもそうなる。

プライドは高いが自尊心が低い

このタイプの人は、プライドは高いが自尊心が低い。

自尊心が低いため、自分を守るためプライドを高くせざるを得ない、というところもある。

自分はとても繊細で敏感であり、人一倍傷つきやすい。ミスを怖がり、積極的に行動できない。その結果、成果が出ない…となれば、自尊心を高くしろ…としても、むずかしいのだろう。

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意志が弱い

心が弱い人は、将来を見据えて何かを成し遂げる、という思いも弱い。

かりに、そういう気持ちになっても、気持ちが弱いので、続けることができない。

根底に、自尊心の低さ、自分の気質や能力に対する不信感、「どうせ何をしてもダメだろう…」という気持ちがあるからかもしれない。成功体験の少なさや過小評価もその原因になるだろう。

 

心が弱い人の特徴 - サマリー

まとめ

今回は、心が弱い人の特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)かなり敏感である、2)かなり傷つきやすい、3)高圧的な人が苦手、4)叱られるのがとても嫌、5)ミスをかなり怖がる、6)積極的に行動できない、7)抑うつ的になりやすい、8)プライドは高いが自尊心が低い、9)意志が弱い、の9つだ。

冒頭でも書いたが、

自分は別に弱くないが、あの部下や同僚がそうだ…という場合は、彼らの特徴を把握&理解して、どのようなコミュニケーションが有効なのか…ということを、しっかり考える必要がある。

そうしないと、彼らの能力を引き出すことができない。

自分が弱いという場合も、自分の特徴を把握&理解して、どのような思考・行動をすべきかについて考える必要がある。そうしないと、同様に自分の能力を引き出すことができないだろう。

今回の記事:「心が弱い人の特徴9つ」